みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

『自分でする』と言い出すとき。

2010年10月04日 | モンテッソーリ教育
「自分でする」と言い出す時は一生懸命に努力する。

「自分でする自分でする。」と言って何でも1人でしたがるからやらせると全然出来ない。そんな姿を見て、大人はイライラしたりハラハラしたりしてつい手を出してしまいます。

しかし、この時期こそ本当に自分でしたいのですから、少々の困難はものともせずに一生懸命にやり遂げようとします。

ですから、子どもがひとりで出来るよう手伝ってあげることが大切です。

この時期のこの努力をさせないで、大人がすぐ手を出し、代わりにやってしまうと、「自分でしようとしない」「努力をしない」「やる気がない」などの態度が身についてしまいます。

そうなってしまってから、計り知れない長い時間をかけて直していくことを考えると、適切な時期にゆとりを持って接する方がよっぽど時間はかからないですし、何より子どこの自然な発達にそっているのです。


おせっかい?

「まだ小さいから何も出来ない」と考えたり、かわいいので、つい手を出して助けたくなるものです。

手を出して子どもに代わってしてあげることは、よくないことだと知らなければ、反射的に無意識のうちにしてしまうでしょう。

 お家の方は、お子様のお世話をし過ぎてはいませんか?子どもがひとりでしようとしていたら、じっと見守り、上手くいかないときは見本を見せたりと視線を変えてみてください。

お子様の違った側面を発見できるかもしれません。

出来た時の何とも言えない喜びや満足の表情を見られるのは、「゜ひとりで出来るように゜手伝った」者の特権ですね。

そしてその表情を見ていると、イライラしていたことも忘れますし、何よりそれ自体が間違っていたことに気がつくのではないでしょうか。


先週のある日の白組風景。
子ども達は思い思いにお仕事をしています。