故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。
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絵のタイトルは、「前途洋々」です。
昨日、友人たちが閉店と聞いて訪ねてくださいました。
ありがとうございました。
いずこでも 華を咲かそう じじいこそ
夜中に足がつった。
今日のタイトル「凄まじい閉店セール」のお陰です。
来る人すべてが、「話が違う、7月末までやると言ったじゃないか」と半ば怒っている。
すみません。一身上の都合で、一昨日急遽閉店すると決めました。と答える。
妻も私も疲れ切っていたはずである。
ブログを書き始めた私に、「今日は、梅をもぐぞ」と妻が声をかける。
私は、網を持って待っている。と妻。勝手に作業手順も決められてしまった。
多忙を極めても、サービス(一人の顧客の満足)だけは維持したい。
パンづくりに来た子供たちに、用意していた杉板を渡した。
さあ、好きな絵を描いてと勧める。
実に素晴らしい絵ができた。
不登校が時々ある子も挑戦できた。
腐敗防止剤を塗って乾いたら、ウッドデッキに打ち付ける。
どうだい。次のオーナーが外すまで、絵は生きる。
つまり、朽ちる迄絵は残るはずである。
足がつったって生きている。
妻が痛い箇所を押す。
私は、がまんをする。
私は嬉しかった。
素敵な友人たちと、閉店セールを楽しめた。
この経験が、次の土地でも必ず生きる。
地域の皆さん、市役所の友人たち、ありがとうございました。
2021年6月29日
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地域の方のリクエストに応えて、この絵「じゃがいも行進」を、この稿の挿絵とする。
妻の作品です。
皆さま、長い間お世話になりました。
村はずれ 出会いと別れ 一本杉
今日のタイトルは、「本日閉店」です。
開店し、4年半続けたカフェ「さんぽみち」を本日閉店します。
この地域の住民のうち、地域活性に熱心な活動をしているのは、家族も含め約1000人である。
あとの大多数(5000人)の意識や想いを知りたくて、カフェを開店した。
毎年、約2000人の顧客を迎えることができた。3000人を目指したが、道半ばに終わった。
開店したからには、続けたい。続けるには、利益を出さなければならない。
利用者に受け入れられるメニューでなければならない。
注文生産にこだわり、メニューは最小にした。
コーヒーと紅茶にパンかケーキ(地元で採れた野菜や果物の自家製造)をつけて、セット(500円)にした。
食べ物は、お好み焼き(750円)、ピザ(850円)とチヂミ(600円:2人前)の3品である。
夜の予約客は、一組限定でおまかせ料理(自家製野菜を中心にした手作り料理:2500円/人)を提供した。
東京のサラリーマンが、新橋や中野で飲食をして、3500円/人を目指した。
よって、飲み物、食べ物は持ち込み可とした。
「一人の満足」を最優先し、自分たちが美味しいと思う味にこだわった。
地元で採れる野菜や果物をメニューに取り入れるため、時には教えていただき、
時には和洋中の新しい味として、「おまかせ料理」に挑戦した。
年間挑戦したメニューは、100を優に超えた。
根強いリピーターを得て、地元の支持をいただけることになった。
特に、市役所との応援(いろんな組織の打ち上げなど)で2/3の顧客数となった。
私達と会話をしたいお客さんも増えていった。
上から目線で仕事をしてきた私が、頭を下げることを学んだ。
「おらが村」を盛り上げたいという地元の方々の想いを汲んだ。
隠れ家のようなカフェに、昼も夜も一人平均3時間を過ごされた。
「さんぽみち」という看板に恥じぬよう、向こう三軒両隣の空き家と耕作放棄地の草刈と剪定をした。
地産地消(6次化農業:生産、加工と販売)にとことんこだわった方針は、地元に受け入れられた。
この野菜もこうすることで美味しくいただけると、レシピーを惜しみなく伝えてきた。
私は学んだ。
人々は、「おらが村」が好きなのである。自然も人も自慢である。
出来ない理由(時間、体力、根気)があり、滞ってしまう。
その閉塞感を開くことが、私達の役目だと気づいた。
私は、高齢者の畑を鋤いたり、草刈をした。
ほんの、数時間の応援である。
淀む閉塞感を解消した。あとは、高齢者や会社員が生き生きと活動できた。
妻は、パン教室や編み物教室をした。
子供たちには、絵を描く時間と場所を作った。
イベントがあれば出かけた。
皆さんの素敵な笑顔を切り取り、反省会(直会)の席に写真として届けた。
または、似顔絵にした。
続けることが命題である。
どうして過疎になるのか、地域活性の方法を自ら汗をかくことで学んだ。
空き家を住める家に変え、草刈も剪定も、伐採も開墾もちっとも苦にならなかった。
自分の眼で問題を見つけ、自らの体力と知力で解決するために、私はここに来た。
今回、自分の都合で閉店し、故郷に帰ることになった。
遅かれ早かれ、計画(本年中に閉店)していたことなのである。
少し早くなっただけである。
学んだことを他の地域で、出来る方法でやるだけである。
私のプロジェクトは、スタートでき走り出すことができた。
懐の深い地域の皆様に感謝する。
移住の不自由と、なにをしてもよいという自由を感じることができた。
残された人生は短い。
そして、道は長い。
人生に楽園などない。
2021年6月28日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/70/13da1d6a9b5fb39e76221e1557ed4c0b.jpg)
絵のタイトルは、「ありがとう」です。
あんたとは、もう少し一緒に話し仕事がしたかった。
そういわれるうちが華ですね。
忙しい 華と言われて 生き急ぐ
死に急ぐかのように、「スケジュール」(今日のタイトル)を追っている。
あれとこれとしなければならない。
朝起きて、庭と山を見て、草や下草が伸びているのに気づき、さらに気が滅入ってしまう。
忙しいやつに仕事を頼めと言われてきた。
忙しい人ほどスケジュール管理に優れており、やりくりが上手い。
しかし、丸投げはしなかった。
調べ尽くして、判断を仰ぐ程度にした。
その人は私の顔を見て、いつも「どうしました」と笑顔で、自分の仕事を脇に置いてくれました。
一つの家を滅失登記まで持って行った。
自分の持ち家は、息子に譲った。
終の棲家を見つけ、準備に忙しい。
実家の相続は、暗礁に乗り上げたままである。
梅雨の合間の晴れの日は限られている。
早く、鋤きたい。草も刈りたい。
明日まで、似顔絵を一つ仕上げたい。
いつどこでやるか、スケジュールとにらめっこである。
新たな仕事を言いつけられないだけ、会社時代とは違う。
カフェの閉店もあと一カ月となった。
今頃になって、カフェが忙しくなった。
人情とは、こういうものなのか。
利用したいだけ、使っておこうと言う人もいる。
名残惜しいから、使いたいと言う人もいる。
なにしろあと一カ月である。
そのあとも多忙を極めることだろう。
2021年6月24日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/bd/555e5f44c87e632982ccf54535c6a8cb.jpg)
絵のタイトルは、「そばを作る人」です。
私は、この方が作られるそばを買って食べるでしょう。
近くの酒蔵で、二人の若者が働きながら、ラインを借りて自前の酒を造っています。
将来は、自分たちの醸造所を持つのが夢です。
コロナで酒の消費が進みません。10升買いました。
酒好きの友人に送ります。
耕して わが子のように 土作る
今日のタイトルは、「絵手紙三昧」です。
遅かれ早かれこうなります。
7月20日締め切りの小学生の似顔絵づくりが迫っています。
中学生70人の時は、12月20日締め切りだったので、また火鉢で頑張りました。
梅雨の晴れ間が続きました。
まだ早かろうと、草刈り機の交換部品を入れ替えました。
やはり、キャブレーターでした、燃料フィルターも替えました。
一発でかかりました。
やっと6時になり、カンリキ(耕運機)で草ごと引き抜き耕しました。
今日は、はやと瓜を植え、かぼちゃとへちまの棚を作りました。
孟宗竹で柱と桟を作り、100円ショップで買ったネット(5枚)を張りました。
かぼちゃがこのネットの上を伸びてくれるのか心配になり、ネットまでの助走路も足してやりました。
そーら急げと、汗を流し、今度はカフェの買い物です。
途中で、宅急便(孫へパンとケーキ:手作り)を出しました。
もう夕方の6時です。
妻は、夕飯を作る元気もなく、総菜を買って間に合わせた。
これからひと眠りしてゴルフに出かけます。
採れたてのジャガイモと玉ねぎが土産です。
2021年6月23日
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絵のタイトルは、「喜びも悲しみも幾年月」です。
この橋を渡って、産みの母に会いに行く。
晩御飯をいただいてまた橋を帰る。
どうしてかなんて考えない。
草を刈りたいから、刈っている。
今日のタイトルは、「ああ、草が」です。
草刈が 日課となって 本物だ
あなたは、畑に行かないから知らないでしょう。
妻が言う。
作物は慈雨とばかり、育っている。
負けじと草も伸びている。
草刈り機の調子が悪く、交換部品を取り寄せた。
落ち着いて修理できない事情があった。
ままよと、カンリキ(耕運機)を走らせる。
草ごと引き抜き耕す。
ロータリーに絡まる草の茎と根を鎌で外す。
ここでも梅雨に入った。
梅雨の晴れ間に急いで耕す。
ブログを書いて、朝餉を作り、夜が明けるのを待っている。
30cmを越えた草は、草刈り機に絡まり都合が悪い。
2週間に一回の草刈ローテーションが続く所以です。
梅の実も採りたい。その後、散髪するように、ぼさぼさ枝の剪定です。
一昨年丸坊主に剪定した夏椿もやまぼうしも、今や伸び放題です。
剪定しなければ、カフェの窓を隠し、物置小屋の屋根を覆う。
上水道の量水器にかぶさるように崩れた小屋の撤去もしよう。
約束した小学生の似顔絵も一日ごと、プレッシャーになっていく。
嬉しい悲鳴にあえいでいます。
2021年6月21日