故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。
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タイトルは、「寒椿」です。
もうすぐ、咲く季節になりますね。
11都道府県に、「緊急事態宣言」が発出されてから約20日間が過ぎました。
こんな地方のカフェにも影響があります。
1週間のうち、2日間はお客さんが来られ、あとは開店休業状態です。
開店休業でも、我カフェは忙しい。
妻は、都会の友達や家族、隣人に配るパンやアップルパイを焼いています。
私は、外回りの仕事で忙しい。
だから、自粛要請も容易に受け入れられました。夜の営業は、宣言以降中止しました。
今日のタイトルは、「三組の予約客」です。
夜の営業であれば、1組の予約だけです。3組とも昼の予約です。
1組は、孫の誕生祝。2階です。
もう一組は、地域おこし協力隊の会議兼昼食会。1階です。
そして、常連さんの食事会です。
密を避けるために、1階の予約客に時短要請(3時半に終わってね)をしました。
日曜日の昼には、常連さんの家族が来られます。
広島から送られてきた紅八朔を持って行き、今日は来店自粛していただくようお願いしました。
そうすると、アップルパイの注文をいただきました。今日とは限らず、作ったときに知らせてねと優しい。
それでも来店されるお客さんがいたら、断ることになるでしょう。テイクアウトだけは受ける。
多くのお客さんが来店されるのは嬉しいが、密を避けるための工夫と調整が必要です。
なにしろ、命が最優先です。
今までの営業方針が生き渡ったのか、昼でも予約の電話がほとんどあります。
今日は、やってるか。いついつ何時から何人で行きたいと確認の電話と予約が入ります。
私達は、時々「臨時休業」をするのも影響しているのでしょう。
ハードで密を避ける対策をするのも一つでしょう。
私達のカフェでは、ハードで対策するのに限界があります。
よって、密にならないようなソフト(事前に調整)が必然です。
片田舎の奥まった場所にあるカフェです。一見さんには、カフェに辿り着くのが容易ではありません。
それでも、メリットはあるようです。通りを走る誰かに見られる心配がない。隠れ家的なのでしょう。
「三組の予約客」でした。
ワクチン普及迄の辛抱です。
工夫を凝らして、地域の理解を得て、カフェ運営を楽しんでいます。
潮満ち干 たまに大波 店開ける
2021年1月31日
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絵のタイトルは、「堂々と」です。
堂々と生きたい。
今日のタイトルは、「昔からこうだった(Part3)」です。
森の下草を刈った。庭の続きのように見えるようになった。
では、数日前はどうだったか。森の奥まで見ることはできなかった。
それだけの記憶しかない。
「昔からこうだった」は受け継がれる。常に誰かが努力し、多くの人が関与している。
大手企業に勤め、成果を残したスーパーマンが、町を活性化することがあります。
劇的な変動に皆が感動する。でも続かない。その人ではないからです。
Know-howを継承する取り組みが求められます。
皆が参加する体制がなければなりません。
今回のコロナで、大きな国立病院でも初めてのことばかりでした。
病院が、医師が、看護師が、周りのスタッフが、「自分にできることは何か」と一番に考えた。
外来診療をストップし、手術がなくなった外科の医師が清掃員に替わって掃除をしていました。
自分が感染源になるんじゃないかと、看護師は常に恐怖と戦いながら、子どもを保育園に預け、
一人でも多くの重症患者を生き返らせようと努力した。
代わりの看護師を育てながら、チームはどんどん強く風通しがよいものになっていった。
だから、劇的な成果が見えなくてもよい。
日々、進化すればよい。
石川佳純さんが、5年ぶりに5度目の卓球全日本チャンピオンになった。
相手の弱点を見極め、失敗を恐れない果敢な挑戦が生んだ結果でしょう。
私達は、結果を求めようと急ぎすぎます。
結果はあとからついてくる。
村人が、旅人がこよなく愛する散歩道ができるのです。
木を伐って 見える景色に 花が咲く
2021年1月30日
<<あとがき>>
私は、「昔からこうだった」というフレーズが好きです。
過去書いた「昔からこうだった」に興味がある方は、ハイライトを押して読んでください。
2018年10月2日投稿記事「昔からこうだった(Part2)」では、
「プロジェクトを仕上げた時、
新しい施設が導入されたわけですから、なんとなく違和感があるはずです。
それがない。「昔からこうだった」と感じていただくまでの短い時間。
便利になった。そして、昔を思い出せないくらい馴染んでしまう。
最新のロボットを入れたとしても、ロボットの前後に在庫の山は現れない。
部分最適ではない証拠です。
常に全体最適を目指して仕事をしてきました。」
と書いています。
2017年5月26日投稿記事「昔からこうだった」では、
「地域おこしで必要な考え方が、「昔からこうだった」です。
部分最適の地域おこしでは、「昔はこうだった」となります。
「昔からこうだった」は、全体最適に近い考えで、
緩やかな改善の積み重ねとなります。」
多くの人が、「昔からこうだった」と言える地域は、将来も元気です。
(筆者)
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絵のタイトルは、「草木春近し」です。
雪の中に、福寿草を見つける日も近いでしょう。
妻が、洗濯機が動かないと騒いでいた。昨日のことである。
洗濯機に風呂の湯を入れて、押し洗いしたと話していた。
今朝は、私が洗濯をした。洗濯機は難なく回った。
昨日は、寒くて洗濯機周りに付いた水分が凍り、回らなかったのだと理解した。
今日のタイトルは、「はっきり言えよ」です。
しばらく前から、「大丈夫です」という言葉が気になっていた。
足りてます。必要ありません。断りの婉曲な言い回しだった。
「お腹いっぱいで、もう食べられません」とか、「興味がありません」とか言って断ればよい。
人間関係を壊さないように配慮された曖昧な表現です。
こんな若者がいたら、後ろから頭をはたいてやりたい。
もちろん、腹のなかだけです。
幼稚園に迎えに行くのは、婆の役目だとカフェのお客さんが言われた。
婆だって働いているのにね。爺はどうなの。と水を向けた。
一人じゃ行きたくない。結局、婆とじゃないとお迎えに行けないらしい。
こいつも、後ろ頭をはたいてやれ。
妻が、コーヒーを淹れてくれる。
砂糖は、ミルクはと聞かれる。全部入れとか、ブラックでとはっきり答える。
欲しいのか、欲しくないのか有耶無耶な返事を聞くことが時々ある。
年をとると、より「はっきり言う」ことにしている。
こうした小さなことから始める。
選択しない、決断しない人生は、認知になりやすいと考える。
分かってくだされや。よきに計れ。これは、殿様でさえ言わぬ。
優しいだけでは、務まらない。
夫婦ならば鍋釜投げ合って、切磋琢磨したいものです。
傷口に塩摺りこむのが、本当の優しさではないでしょうか。
塩こそ、自然治癒の早道ですから。
悴む手 鬼が棲む山 背中押す
20121年1月29日
<<あとがき>>
座卓に座り、仰向けに倒れたお父さんに、「起こしてやろうか」と声をかける。
起きても何にもすることがないから、こうしていた。
婆さんは、玄関の間に置き、家族の皆が跨げて家に入る。
粗末に扱うようでも、一番の思いやりです。
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まっすぐ立派なきゅうりにはなれませんでした。
タイトルは、「いい男いないかしら」です。
たまには、寝そべってのたまわってみたいのです。
今日のタイトルは、「意味のないこと」です。
森を見て、端だけではなく向こうまで見通せるとよいのにな。
何回かに分けて、家の前の森の下草を刈った。
下草と言っても、背の低い雑木やしの竹が主である。
陽が差すことだろう。
風が通るだろう。
筍の美味しいのが採れるだろう。
疲れてくると、必ず脳裏をかすめるのが、「これって、意味のあること」という問いかけです。
半年後には、元のように雑草やしの竹が生えることでしょう。
3年後には、うっそうとしているでしょう。
やったって、誰もほめてはくれない。
「意味のあること」は、誰もが賛成してくれることです。
それって、ずーと言われてきたし、子供にも話してきた。
息が詰まる。
成長し続けることなんて、望まれたけどできなかった。
不埒なことを考えたり、してきた。
「意味のないこと」をしなければ、人生は豊かになったかもしれない。
少なくとも、苦しまなかった。
よくわからないけど、これがやってみたい。
そして、やってみた。周りは何も変わらなかったし、むしろ咎められた。
やらなかったらわからなかったという、自分の自己満足(反省)だけが残った。
プロフェッショナルは、「意味のあること」を先に唱え、納得した皆が続く。
そんなある日、プロフェッショナルは私達に自分の不幸を語った。
意味のあることを続けて来たけど、記録は伸びなかった。
将棋指しが、若くして天才と言われた。
天才もいつしか、凡才になる。次から次に若い天才が現れるからです。
かつての天才将棋指しが、経営の本を読み、スポーツを試し、いろんな分野に首を突っ込んだ。
あらま不思議、柔軟な発想が生まれ、将棋を楽しめるようになった。
「意味のないこと」を続けると、疲れる。
だけど、疲れることでリフレッシュされる。
伸びきったゴムは、いずれは切れる。
酒を飲んだり、馬鹿話をしたりする。
それがなければ、良い人なんだけどと言われる。
企業戦士のように、効率を追い、「意味のあること」をし、成長し続けようとするのは危険です。
倒産した大企業が教えてくれています。
10年は貴重な戦力として使われ続けたけど、40歳を越える頃には疲れ切って閑職に回される。
「意味のないこと」をしよう。
人生を楽しもうじゃないか。
馬鹿と言われる人も必要なんです。
時期くれば 梅も芽をつけ 咲くわいな
20121年1月29日
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先輩の初めての海外出張は、モザンビークの小学校の建設現場でした。
絵のタイトルは、「モザンビークに梅はありますか」です。
今の時間が、私の時間です。
今日のタイトルは、「色気と美」です。
多くの男性が女性を見るとき、胸を見てお尻を見る。そして、脚を見る。
頭の中は、後回しです。とっても失礼です。
人間性から入り、あなたは女性でした。
人間ではあるが、雄と雌です。否定はしません。
私は一生懸命な女性が好きです。
何をするにも、楽しいが前面に出ています。
哀しい顔もし、良く笑われます。
顔がきれいと言うより、表情が豊かな方が好きです。
表情の変化についていけず、私の頭の中はクエスチョンマークで一杯になります。
謎は、ほぐすようにエロスになります。女だから。
旦那が病気になれば、より快活になる女の方がおられます。
旦那が死んだときから、少女に変身する。タガが外れた。
落ち込んだのは一瞬でした。今までできなかった趣味にのめり込みます。
そんなひとだったの。周囲は驚くばかりです。
その人は、やっと肩書(属性)なしの一人の人間になれたのです。
眉間の皺は、つるつるです。天衣無縫が歩いています。
桃井かおりさんが、そんな印象でしょうか。
私が感じる色気は、血の色です。
赤みがさしている。りんごいろのほっぺがろうたけてくる。
これだけでは大人にならない。
恋愛をし、結婚し、子どもを産んで、離婚をして一人前の女になる。
ライオンのオスは、子育てに夢中の雌の子供を殺し、自分の子を産ませると聞いた。
そんなオスも、年をとり順位が下がるごとに、群れから外れて一人屍となる。
ところが、どうだ。
子育てが終わった女性が、フェロモンむんむんで男を誘う。
多くの役目を背負った分だけ、コミュニケーションは抜群である。
つまり、やりてです。怖いものなしです。
そんな女が、はにかむことがある。
見られたか聞かれたかと、にっと笑う。金歯が一本。
もう、自分を隠さない。
おかしいと笑い、哀しいと泣く。見られていると気づいて、空を見る。喉が白い。
エロスは、女の行動にある。表情にある。後ろを振り返る一瞬の動きにエロスがにじみ出る。
私は、言葉を聞き表情を見て判断する。見えない何かが美しい。
切り取りたいと似顔絵を描く。その人だけが持つ美しさを抜いたときは嬉しい。
出来上がった似顔絵をこわごわと渡す。
あとは、脱兎のごとく逃げ帰る。
からみとられないように。
梅つぼみ そっと目を開け わたしきれい
2021年1月27日