故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

竹かご作り

2025-02-06 06:22:58 | よもやま話

絵のタイトルは、「視線のその先は」です。
この方の場合、ご主人と想像しました。
似顔絵を描く時、人生がほとばしる一枚が抜けたらよいと思っています。


今日のタイトルは、「竹かご作り」です。
心配のあまり、川を覆う竹を伐りました。
竹に葛が絡まり、成長する葛の重みで川の対岸までしなっていました。
対岸まで曲がった竹が、通行の邪魔でした。
日照りが続き、雨が降ると竹は一気に水分を補給します。
若木は、耐力以上の水分を吸い上げ、吸い上げた水の重みで折れてしまいます。
折れた竹が、川の流れをせき止めます。
溜まった土に草が生えさらに土を蓄え川底を押し上げます。
結果、設計流量と山の栄養を海まで流せなくなります。
土石流が起これば、一気に氾濫します。

竹を伐りましたが、いったん耕作放棄地に運びそのままです。
山火事が心配ですから、野焼きには十分気をつけなければなりません。
大きな穴を掘り、竹や雑木を燃やした後の燃えカスは土で埋め戻します。
明日には雨が降ることを天気予報で確認してになります。

伐った雑木(竹)をどうするか。
耕作放棄地の雑木伐り、川そばの竹伐りの両方に言えることです。
雑木はキャンプ場の薪、竹炭づくりの燃料と友人宅の風呂の燃料に利用します。
竹で籠を作ることにしました。
できた籠は、娘や息子が猫ちゃんが憩う場として予約してくれました。
図書館で、竹細工の絵本を借りてきました。

農業を趣味でやっています。
貰い手がないと、できた野菜を次世代の肥やしとして畑に捨てます。
大根一本、白菜一個を消費するのに、核家族では一週間かかります。
数本(個)を送りたいので、捌ける友人にまとめて送ります。
子供たちに多めに送り、都会に住む義理の親にも食べていただきます。
畑を持たぬ友人が、都会や地域から家族で収穫し、持ち帰ります。
連鎖がない趣味は、続きません。
趣味は楽しい、さらに喜ぶ顔が見えるなら続けられます。

2024年2月6日
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負の連鎖

2025-02-03 11:03:18 | よもやま話

絵のタイトルは、「「ぼくにちょうだい」です。
無邪気です。
昨日の帰り道、坂にたくさんの蜜柑の皮が散らかっていた。
耕作放棄地に残った蜜柑にカラスやひよが群がっていた。
鳥たちがくわえた蜜柑を高い木から落として割るのだと推測した。
賢くて、自由です。

今日のタイトルは、「負の連鎖」です。
今日は、図書館から借りた本の貸し出し期限の日です。
他の図書館から取り寄せてもらった本なので延長はしたくない。
松下洸平著、「フキサチーフ」です。
読みやすい本です。

寝不足が祟り、1分ごとにあくびが出る。
鼻水も垂れてくる。
妻が見かねて、洗濯物を干してくれと頼む。
気分が変わればと、干す。
カーテンを開けて、雨が降って干せなかった布団を廊下に広げる。
物を動かせば埃が出て来たので、掃除機をかける。
掃除機をかけたら、パジャマ変わりのジャージを着替える。
これだけでは済ませないと、ひげを剃り歯磨きをする。

数々の作業をしながら、悔いていた。
あさイチを見なければよかった。
松下洸平が出演したプレミアムトークを聞かなければよかった。
図書館で本を借りなければよかった。
もっと早く読めばよかった。
負の連鎖です。

惰眠を貪ることが叶わず、いそいそと行動する。
身体を動かせば、腸が勝手に動き排泄を促す。 
気に留めなかった埃が気になる。
書けなかったブログを書こうとする。
これがいつもの暮らしの風景です。

そして、フキサチーフ(本のタイトル:画材で定着液)を半分読んだ。
もう少しで、返せる。

2024年2月3日
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奥さんに興味がある(Part2)

2025-02-02 10:32:51 | よもやま話

絵のタイトルは、「距離感」です。
互いに若くはありません。
妻を正視するには怖すぎる。
不思議なものを見るような「距離感」こそ、共有できる空気です。


今日のタイトルは、「奥さんに興味がある(Part2)」です。
奥さんの目を見て話を聞く。
これは至難の業です。

奥様の似顔絵を見ても、「こりゃ、誰かと」と問う友人にがっかりしました。
孫が通うクラス全員の似顔絵を友人家族に見せ、孫を探してもらいました。
ジジババはだめでしたが、お父さんは一発で娘を見つけました。
友人は奥様を見ていないのです。
孫はうるさいだけなのです。
似顔絵も上手いとは言えないけど、関心が薄いとも感じました。

私も妻の話を真剣に聞いていない一人です。
妻が私の話を聞いていると思ったら、眠っています。
お互い様なのです。

ある日、テレビを消して妻の顔を見ながら話を聞きました。
話の内容はいつものことでしたが、なんとなく面白い。
聞こうとしてなかったと気づきました。
それからです。
会話が楽しくなり、ほっこりです。

2025年2月1日

2024年8月7日投稿記事「奥さんに興味がある」では、
「好きで一緒になった夫婦でも、日々の「ほっこり」がつなぎ留めます。
「ほっこり」は、何なのか。
きっと、血沸き肉躍るものなのでしょう。
身体を流れる血液が温かくなる瞬間なのでしょう。
飾らない人そのものです。」
(記事より抜粋)
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6000ヤードを運ぶ

2025-01-29 06:30:09 | よもやま話

絵のタイトルは、「としでっさかい」です。
妻と私のような。
どちらがどちらでしょう。


今日のタイトルは、「6000ヤードを運ぶ」です。
半日がかりで遊ぶ。
ティーの上の玉っころを打ち、はるか先の15㎝のカップに入れる。
百切達成を喜ぶのが、我がゴルフです。
ホワイトから打って、レディースをわずかに超える。
妻に先を越される。
3打目で追いつき、グリーンに近づいてからが勝負です。

昨日も楽しく回れました。
帰りの車で、妻は爆睡です。
「いつでも言って、運転代わるから」と、身体が九の字の妻が言う。
片道100Kmの運転が、楽しいドライブならと鼻を噛む私です。

寒いこの時期は、どこのゴルフ場も閑古鳥です。
値を下げたゴルフ場を渡り歩く。
今日は、8000歩だったと喜ぶ妻です。
新調した胴巻きに携帯電話を入れ、万歩計のアプリでカウントしています。
帰ったら疲労困憊です。
ゴルフに出かける前日もおとなしくし、備える私たちです。
翌日も、こりゃダメだと畑に出かけられません。
結局、3日掛かりのゴルフです。

やめられない、止まらない。

赤とんぼが、打った球に留まる。
チャックが開いたポーチから、カラスが飴玉の袋を引っ張り出す。
ボールを打とうと、眠っている虫を叩き起こす。
失敗を楽しむ、優雅な遊びです。

2025年1月29日
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「だから荒野」を読了

2025-01-27 06:50:41 | よもやま話

絵のタイトルは、「洗い清めて」です。
国分寺跡に流れる湧水に青菜がさらされていた。
どうして描こうと思ったのかは、自分にしかわからない。


今日のタイトルは、「「だから荒野」を読了」です。
人には、清らかな部分がある。
しかし、誰(世間)に話しても信じてもらえないことが多い。
作者、桐野夏生は猛々しい。

この作家と出会ったのは、昨年であった。
私は、女性作家の小説は読まない傾向にあった。
若い人たちの歌を聞かないのと同じような理由であったと思う。
「直木賞」、「芥川賞」や「本屋大賞」を受賞した本が一目でわかる。
私が通う図書館が、そんな工夫をしていた。

自由気ままな時間ができた。
本気で学ぶ時間ともいえる。
外国人の作家が書いた翻訳小説も読まなかった。
ひたすら、目先の自分を肥やす(癒す)物ばかりを追いかけた。
暮らすことに精一杯の日々を思い起こす良いきっかけとなった。
2週間の貸し出し期限のなかで、頭の体操ができている。

川を掃除したり、他人の耕作放棄地の雑木伐りや草刈りが楽しい。
こうだったら良いなという妻の希望を叶えるために、畑を鋤くのも楽しい。
身体が動かなくなった友人を少しだけ助けるのも楽しい。
若いしで遊んどるのは我だけじゃと、同級生の散髪屋に言われた。

心に引っ掛かっていることが誰にもある。
苦悩を人に話しても理解してはもらえない。
私より少し先輩の桐野夏生さんが書く小説に、考えさせられる。
若い人たちが書く小説にも驚かされる。
海外の作家も素晴らしい。
どうして目をつむっていたかなんて、考えないことにした。
生きていることが、自分の選ぶ道です。
険し(楽し)かろうが、正直に生きている。
毎晩見る夢で後悔し、現実で補う暮らしです。
しばらく、桐野夏生さんに心酔することにした。

2024年1月27日
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