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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

独り(Part2)

2017-07-31 06:36:41 | プロジェクトエンジニアー

広島、黒神島の絵です。


今日のタイトルは、「独り(Part2)」です。

カフェに来られた老人が、
「男でも、料理など女と同じようにできなければならない」と、
今日から一人でカフェをやる私に力説されました。
どうやら、ここに来られる前に奥様と喧嘩をされたらしい。
2台の車で、市内のちょっと離れた別々の場所に行かれたようでした。

妻が広島に帰るため、今日から一人です。
この一週間、妻の担当の仕事(接客、パン作り)を教えてもらいました。
束の間の休息を喜んでいるのを隠すかのような、妻の様子です。
一人で何でもやるのは、大変なようでそうでもない。

「独り」を感じる時が危ない。
テープレコーダーに自分の声を吹き込んで、
レコーダーを回しながら酒を飲んだことがありました。
自分の声に話しかけた。
テレビに向かってしゃべるのと似ています。

今日も未消化のうちに終わってしまいそうです。

独酌。
カウンターで、独り飲む酒のことです。
客の出入りが激しい流行っている店のほうが良いでしょう。
デパートで、売り子に近づいて欲しくない心境がそうです。
独り、今日あったことや物思いにふける。
どうするか。
独りで決める。
こんな時は、けっして孤独ではありません。

孤軍奮闘。
沈みがちな雰囲気の中で、独り皆を鼓舞するような振る舞い。
独りでもやり切る気概。
これは、少し孤独ですが先があります。

独り。
嬉しがってくれる人がいない。
悲しんでくれる人がいない。
透明人間のような自分を感じる時が、孤独です。
他人には、自分が見えていない。
こんな時は、ここに自分がいると叫んだり、なにしろ発信しなければならない。

もう時間です。
次の行動に移ることにします。
次回は、もう少し掘り下げます。

ごめんねと 笑いこらえて 旅立ち妻

2017年7月31日
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独り

2017-07-29 07:15:09 | プロジェクトエンジニアー

過疎の島にあった住吉神社でした。
錆びれていますが、現存しています。


今日のタイトルは、「独り」です。
私達は、家族が増えていく年代から減っていく年代になりました。

昭和初期から約75年が経って、人口は約2倍になりました。
これからの100年で、昭和初期の人口に戻る予測です。
昭和初期の人口は、約7,000万人です。今が12,500万人。

かみさんを亡くして7年になります。
家族に囲まれて、独りで生きていくものと決めていました。
縁があり、新しく妻を迎えることができました。
しかし、家を出ることになり、
妻の家族を分解させ、私の家族も分かつことになりました。
一緒になった時から、新しい土地での二人で始めた新生活です。

いずれは、独りの生活になります。
結婚するまでの若かりし頃とは違います。
息子には、施設に入れてくれと頼んでおきました。
わかったよ。と言われた通りのすげない返事でした。
私には、独りで生活するという実感がありません。
元気なうちには、そうなることもあるのです。

タイトル「独り」を決めてから書こうとしたことは、
人口の問題ではありませんでした。
独りの生活は、避けて通れないことより長い前振りになってしまいました。

「独り」は決して孤独ということではありません。
逆に、大勢の中に居ても孤独は感じます。
「独り」というのは、意外に厄介なタイトルでした。
どうしても数の理論になりがちです。
そうじゃない。
孤高とは言わずとも、「独り」で生きていく気概です。
当然、社会との関わりがあるから、独りではない。
つまり、「独り」と感じるかどうかです。
北海道で、一人の高校生が駅を利用するために、
駅の廃止を延期したという記事を視ました。
「独り」は弱者です。しかし、社会がその弱者を助けた話です。

今がピークの人口です。
膨れたものが縮小していく。
膨れたもの(器)に空き(家)が出るのは、当然のことです。

「コップの中に半分だけ水が入っている」
これだけしかないと考えるか、まだこんなにあると考えるかで人生観は変わります。
私達は、けっして独りじゃない。
社会の一員です。コップに残っている「独り」です。
残してくれた独りです。

独りで生活することを考えれば、今の二人の生活がいかに大事かよく解ります。
お互いに足りぬものを補いあう生活になります。
今までとは違うは、加速度的に増えていきます。
二人でも一人前とはならなくなります。
誰かの助けが必要となります。
できるものがする。

個人としては、独りでも生きていく気概が求められます。
社会は、弱者(独り)を助けなくてはならない。
それこそ、民度を問われているのです。
成熟した社会は、弱者を助けるものです。
まだ元気な私たちには、できることがあります。
恩返しではなく、当然のことなのです。
俺達の番だと、地域の祭りを引き継いでいます。
私は、出来る限りその一員でいたい。

昔から 家の前掃き こうだった

2017年7月29日
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引き際

2017-07-28 06:59:08 | プロジェクトエンジニアー

残雪の玉川上水です。
昨今のゲリラ豪雨で多くの土砂崩れが発生しています。
雪が大地を湿らし重みを与えているから、土砂崩れは心配したことがない。
雪もよいことがある。
3m近い雪が降る山間の村に住む方が言われました。


今日のタイトルは、「引き際」です。
引き際とは、
引きしりぞく時。特に、現在ついている地位から身を引く時。
(広辞苑より)
ブログを書くにあたって、気を付けていることが3つあります。
政治的なことは避ける。
仕事の上の組織のことは書かない。
不平不満や人を中傷することはしない。特に酒を飲んだ時は書かない。

まだまだ女性の声が届きにくい政治の世界です。
国会議員の中に女性の割合が少ないし、
要職につく女性の数も少ないと言える。
そんな中で、頑張って来られた大臣と代表が辞任されることになった。
引き際が遅いとか、仲間に引きずり降ろされたとか言われています。
真相は、時間が答えてくれるでしょう。

この時とばかり、退職を決断したことが2度ありました。
自分を試してみたいと、転職を決めました。
何の準備もありませんでした。仕事の区切りでした。
かみさんは、何も小言めいたことは言いませんでした。
もう一度は、自分の評価が妥当ではないと判断し辞めました。
結論(辞職)を出すまで3日もかかりませんでした。
判断基準は、「ここにいたら自分は駄目になる」でした。
この時も妻は賛成してくれました。

引き際は誰にもあります。
後進に道を譲る時もそうでしょう。
定年後も、再雇用で同じ会社に勤めることもあるでしょう。
その道を歩むことはありませんでした。
「故郷に恩返し」がしたいと現職を選択しました。
常に新しい職場を求めてきたので、違和感も孤独感もありませんでした。
まさか、カフェをやることになるなんて思いもしませんでした。

必要だと思うから始めました。
未経験であることは、苦労と一対です。
考えてみてください。
生きている限り、未経験の連続です。
職場や住むところが変わっても、
自分の考えが前を向いていればよいと考えています。
人生の引き際までの時間は、そんなになさそうです。
これまでの芥を取り、若いものに譲る。
自らは、最後まで挑戦したいものです。
限られた時間のなかでやることは多いと言えます。
優しい気持ちだけは、忘れてはならない。

親が子の こやしとなるは 神代から

2017年7月28日
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ルーチンワーク(Routine work)

2017-07-27 05:58:28 | プロジェクトエンジニアー

寒風吹きすさぶ冬の中に出ていきます。
瀬戸内と言えど、冬の季節風は応えます。
何も遮るものがない島の対策、オーテです。
オーテの内側は、もう春でした。
オーテの中でできる仕事をやった後に、オーテの外に用事で出かけます。
毎日がこの繰り返しです。


久しぶりにルーチンワークをしました。
貯まった乾いた食器を所定の場所に片付け、新たに汚れ物を洗いかごに入れる。
食べ残しをビニール袋に集める。
お湯を沸かしながら、米を研ぎ炊飯器のスイッチを入れる。
沸いたお湯でコーヒーを淹れる。
洗濯物を洗う。
身体が目覚めてきてトイレに行きすっきりする。

そしてブログを書き始める。
これだけ身体が動けば、タイトルは決まって来る。
今日のタイトルは、「ルーチンワーク(Routine work)」です。

決まりきった仕事。
ある機能を持った一連の手順。コンピューターのプログラムなどでいう。
(広辞苑より)
ルーチンを外すと気持ちが悪い。
朝の身体は健康そのもので、頭も回ります。
残念ながら昨日の続きとはいかない。
新たな一日の始まりです。

気になるのは、「一連の手順」です。
コンピューターのスイッチが入り、プログラムが起動する。
いつもの時間が経過します。
無駄のような時間に感じることがあります。
服を着たまま寝て、着替えずに仕事を始める。
身体も頭もリラックスできないから、こんなことは出来ません。
生活のリズムです。OnとOffです。

ルーチンが、早目に終わればあとは自由時間です。
しかし、ここに闖入者が現れます。
妻です。一緒に生活するパートナーです。
会話が始まり、うなづくばかり。
それもルーチンワークです。
社会への扉が開いていきます。
どれもこれも外せない。
「ある機能を持った一連の手順」です。

コンピューターは、毎回一から始めるわけではありません。
終ったワークにつぎの仕事を積み上げていきます。
私達の仕事も経験の上に成り立っています。
コンピューターと違うのは、日々コンディションが異なることです。
昨晩、けんかした妻。仲良くした妻。
リセットしたようで、できない生活です。
新たな一日を始めるための準備運動がルーチンワークです。
ルーチンワークが完了した頃は、いつもの自分になっています。

腹も減ってきます。
これが、小さな幸せです。

おはようと 顔見声聞き ふわふわと

2017年7月27日
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弔い

2017-07-26 20:50:07 | 思い出話

お寺さんの裏にあった五輪塔です。
五大にかたどった五つの部分からなる塔。
下から地輪は方、水輪は球、火輪は三角、風輪は半球、空輪は宝珠形。
平安中期頃から供養塔・墓塔として用いた。
石塔が多く、金銅・木・泥土などでも造った。五輪卒塔婆。
(広辞苑より)


今日のテーマは、「弔い」です。
通夜に行ってきました。
明日は、告別式です。
隣組として手伝います。

次郎物語では、葬式饅頭を何度も並んでいただくことを生業としている方がいました。
島では、村はずれに焼き場がありました。
煙と共に、臭いがしました。
葬れんと言って、子どもたちの蓮の花(紙製)を先頭に、
亡くなった方を焼き場まで大八車で運びました。
伝ちゃんという方が、焼き場の担当でした。
伝ちゃんは、余ったお骨を海に捨てていました。
その辺りは、あなごがよくとれました。
子供の私は食べられませんでした。

爺さんの弔いのご飯はとてもまずかった。
野菜ばかりの精進料理でした。
の人総出で、火を熾し料理を作りました。
この辺りでは、自宅で通夜をします。
の総代さんは、忙しくなりそうです。
子供はいませんが、お年寄りは多いのです。

地域の皆さんで旅仕度を整え、亡くなったお年寄りを送ります。
まさに眠ったようなお姿でした。
お年寄りの弔いは、なんとなく落ち着いています。
働き盛りのお父さんのは、緊迫感がありました。
順番とは言え、寂しいものがあります。
誰しも避けては通れぬ最後の勤めです。
そんなに遠くない未来のことです。
皆に送ってもらいたいと思いました。

通夜に香 今はうずまき 朝に露

2017年7月26日
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