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般若心経の解説50、"菩提薩婆訶"

2016-06-03 14:30:32 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀50


🌸🌸「菩提薩婆訶(ぼじそわか)」🌸🌸


中村大博士は、この五文字を

「さとりよ、幸あれ💕」

と訳されます。

そのうち、「菩提」とは、サンスクリット語の「ボーディ」の音を写した語ですが、
「ぼたい」と読むのが一般的です。

皆様のなかには、亡きご先祖の菩提のために、

あるいは先立たれたご両親🌸やお子さまの菩提のために、

お寺の屋根の瓦を寄付されたり、本堂のお飾り(荘厳具)をお寺に寄進されたかたもおありでしょう。🎵

その場合の「菩提」とは、「成仏」ほどの意味です。

「成仏」と「さとり」とは、本質的には同じことです。🌸

この「さとり」(菩提)は、2,500年前、インドのブッダガヤーで、

菩提樹のもとでのお釈迦さまの「おさとり」にさかのぼることができます。

6年間のはげしい苦行をされ、

さまざまな外的な妨害や内なる心💓の葛藤と闘われながら、

瞑想を続けられたのち、

お釈迦さまは大いなるさとり☀️(大悟)をひらかれました。

大悟☀️のときの歓喜はいかばかりであったでしょう。

眼に映るもの、耳で聞くもの、
手で触れるもの、すべてが心地よく、

ことごとく光明😄☀️に包まれています。

身体は軽やかで、それでいて充実しています。☀️🌟💓

心💓には一点のくもりもありません。

そのお釈迦さまの「おさとり」が、仏教の原点🌸ともなりました。

そして、その「おさとり」が、インドから中国を経て、日本🇯🇵に伝えられ、

今日わが国に仏教🌸が生きているわけです。

お釈迦さまの「おさとり」讃仰し、寿いで、

各寺々では12月8日に「成道会(じょうどうえ)」という法会が営まれます。

さて、
「薩婆訶」とは同じく「スヴァーハー」の音写語🎵ですが、

願いの成就を祈って、呪文の最後に唱える秘密の言葉🍀であるとされます。

「弥栄🎵」と訳されることもあります。


随筆家の幸田あやさんが、父の露伴から「後見よ、ソワカ」といわれ、立居振舞の反省をうながされたという一文を思いうかべます。

私たちも「ボージー、ソワカ」と唱えて、

大いなるものに心を運ぶことにしましょう。😄☀️


(「あなただけの般若心経」より)

幸せは近くにある

2016-06-03 14:29:27 | お話
🍀🍀幸せは近くにある🍀🍀


成功する人は、自分を幸せだと思っています。

自分を不幸だと思って成功している人は、まず見たことがありません。

成功する人は、自分自身が今ある環境を楽しみ、その環境をよりよくするにはどうすればいいかを、常に考えています。

コントロールできるものは、「今、ここ、自分」しかありません。

自分のすぐ近くにあることに幸せを見いだせる人は、

いつも幸福を感じられる人です。

隣の芝は青く見えますが、自分の芝も他人からは青く見えているのです。

先日、ある会社の研修に呼ばれて行ったとき、

ひどく疲れた顔の社員の方から

「この会社は、一部の人間が熱心でも、ほとんどの社員にやる気がないので、どうしようもない。

なのに数字を上げろ、上げろと言われてたつらいです」

と愚痴をこぼしされました。

そこで私は答えました。

「幸か不幸か、あなたはそういう会社に勤めていますが、

その中で、まずあなたのお客さまや周りの人が喜ぶ仕事、精一杯してください。

お客さまは、あなたの会社の業績などではなく、

よい商品やサービスを求めているのです。

その要求に応えられたら、数字も上がりますよ。

環境がどうだとか、簡単に変えられそうもないことに愚痴を言っていないで、

自分の仕事を、信じたとおりコツコツやることです。

そのうち、あなたにも部下ができるだろうし、部下を巻き込んでもっといい仕事をして、

最後には社長になって、会社全体を変えればいいじゃないですか」

聞いていた社員の方は、みるみる顔つきに生気が戻って、

「勇気が出ました!」

と喜んでおられました。

自分だけでも信じたことをやってみればいいのです。

うまくいかない人は、うまくいかないのを環境のせいにします。

しかし、この世の中に完璧な環境を与えられている人などいません。

まず自分に与えられているものに感謝し、

そして自分を高めて、自分に関わる周りを変えて、自分が幸せと感じることの輪を広げていけばいいわけです。

環境を恨まず、むしろ与えられているものに感謝して、

自分が精一杯できることを広げていけば、

変えられるものは多くなるのではないでしょうか。

自分の環境に感謝して、仕事をしてください。

視点を変えると、自分が恵まれていることに気づくはずです。


松下幸之助さんは、言っています。

「よさは近くにあるんですね。
福は近くにあるんです。

それを遠くにあるように見ている。

他人の花は赤い、というような感じがするんです」

と。


(「松下幸之助 パワーワード」より)