🌸🌸⑨「がんが自然に消えていく」🌸🌸
がん細胞🍀は人間の組織で毎日生まれているにもかかわらず、
通常は私たちの体に備わった防御機能⚡のおかげで、発がんをまぬがれています。☀
その一つが免疫力💓であり、
そしてもう一つが「がん抑制遺伝子💓」の働きです。
がん抑制遺伝子💓は免疫力に次ぐ
第2の自然治癒力🌸として注目されています。
がん抑制遺伝子💓の中でも、
様々な研究によってがん細胞の増殖を抑制✋するパワー⚡が
最も強い✊と明らかになっているのが「p53遺伝子💕」です。
実際、悪性腫瘍において、いちばん高頻度で異常が認められるのが、このp53遺伝子💕なのです。
がん患者さんを調べてみたところ、
過半数の人でp53遺伝子💕の異常🌀があったという報告もあります。
p53遺伝子💕の重要な働きの一つは、細胞🍀にアポトーシス😇(自殺)を命じることです。
私たちの体では正常🌸に細胞分裂が繰り返されていますが、
一つの細胞はある一定の分裂数に達すると
アポトーシス😇(自分で死ぬ)するようにプログラミング💻されています。
また、細胞は隣の細胞と触れ合うと分裂が止まり、✋
成熟して器官ごとの役割を果たす細胞(分化細胞)に変わります。🌈
ところが、
がん細胞🍀は決められた分裂数に達しても死にません。😵
隣の細胞と触れ合っても分裂は止まらず、😵
細胞分裂だけを無限に繰り返す細胞(未分化細胞)のままです。😧
p53遺伝子💕はDNAに起きたダメージを見て、
修復可能🌸か、修復は不可能😵なのでアポトーシス😇(自死)させるかを判断⚡するのです。
正常細胞では、p53遺伝子💕のスイッチが入って☀いますが、
がん細胞ではスイッチが切れて🌑います。
したがって、
がん細胞の増殖をストップ✋させるには、
切れてしまったp53遺伝子💕のスイッチを入れて、☀
その働きを高めてやればよいわけです。🍀
そしてこのp53遺伝子💕が活発に働くスイッチは、
心💓の状態によって、オン・オフされることがわかっています。😍
ストレス⚡が溜まりやすい思考の人は、
限界を超えるとp53遺伝子💕がフリーズ❄⛄してしまい、がんの増殖に拍車がかかります。
これを止めるには、心💓のケアなどを行い
p53遺伝子💕のスイッチをリスタート🎵させることが重要🌸になります。
ここで、一つの疑問が浮かびます。☁☁
p53遺伝子💕を使った遺伝子治療💕で、がんを征圧できるのではないかという疑問です。
はたして、p53遺伝子💕を外部から体に組み込んで
細胞のがん化を阻止できるのでしょうか?😄
近年、p53遺伝子💕による遺伝子治療については、様々な研究📝が進められています。
2009年には、大阪大学の研究グループが、
p53💕を含む4つの遺伝子💕を、
人の大腸や肝臓、膵臓などのがん細胞🍀に組み入れ、
それらの細胞🍀を、ヒトの細胞を拒絶しない特殊なマウス🐁に移植する実験を行いました。🌸
普通のがん細胞であれば、移植後に増殖して腫瘍ができるはずです。🎵
ところが、このマウスは移植しても腫瘍はできませんでした。😄
細胞🍀を詳しく調べてみたところ、
がんの悪性度は、ほぼゼロであり、p53遺伝子💕などの働きが活発になっていたそうです。☀
がん細胞で働きが抑えられていたp53遺伝子💕が本来の機能を取り戻したと考えられます。🌸
また、中国で2001年10月から2003年5月にかけて実施された臨床試験🏥では、
放射線治療と併用して
p53遺伝子💕治療薬💊を8週間投与された頭頸部がん患者36名と、
放射線治療⚡のみ33名に分けて比較したところ、
p53遺伝子💕治療薬💊を併用した群では、
放射線治療のみの群の約3倍⤴にあたる64%の患者さん🌸で、
がんの完全退縮☁☁が認められました。🎵🎵😄
・・・つづく・・・
(「がんが自然に消えていくセルフケア」野本篤志さんより)