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情熱を持って生きることを発見するために

2017-02-12 15:50:17 | お話
🍀🍀情熱を持って生きることを発見するために🍀🍀


情熱に従っていきたいと思うのに、

まだ「これだ」と思うものが見つかっていない人は、

最初の最初から、始める必要がある。

「発見」だ。

自分自身に簡単な質問をしてみよう。(5つ)

・私はどんなことを考えるのが好きだろう?

・いつのまにか、よく考えているのはどんなこと?

・私が本当に大切に思ってるのはどんなこと?

・私にとって最も重要なことは?

・何をしているときが1番楽しい?

・これだけは耐えられないと思うことは?


答えが、なかなか見つからないときは、

職業的な興味が芽生え始める10代の頃の自分を思い出してみよう。

次は、
ぼんやりとした方向性が見えてきたら、

少しでも興味があることを積極的に試すこと。

外の世界に出て行き、行動を起こすのだ。

「卒業しても、なにをやったらいいかわからない」

などと嘆いている学生たちには、私は発破(ハッパ)をかける。

「実験だと思ってやってみなさい!

何だって、やってみなければわからないのよ!」

その
興味の探求に乗り出した段階では、

いくつかの経験則がある。

ウィル・ショーツのエッセイ

「『ニューヨーク・タイムズ』のクロスワードパズルの解き方」

から引用しよう。(3つ)

・「まずは好き嫌いをはっきりさせて、そこから積み上げていこう。

自分の興味があることが、はっきりとわからなくても、

生活費を稼ぐ手段として

『これだけはやりたくない』

とう仕事もあれば、

『これならよさそうだ』

という仕事もあるはずだ。

そこから始めよう」


・「とりあえずいいと思ったことをやってみる。

本当に興味があることが見つかるまでは、

ある程度、試行錯誤するのはやむを得ないことだ。

クロスワードパズルの『答え』とはちがって、

自分が打ち込んでみたいと思うことは、たった1つとは限らない。

それどころか、きっと、いくつもあるはずだ。

『唯一の正解』や『最高の目標』を見つけてようなどと思わずに、

なんとなくよさそうだと思える方向性を見つけるだけでいい。

何でも実際にやってみて、しばらく続けてみなければ、

自分に合ってるかどうかなんて、わからないものだ」


・「うまくいかなかった場合は、取り消したってかまわない。

いつかは自分にとって最重要の目標を選んで、
消えないインクで書き記す日がやってくる。

でも確信が持てるまでは、鉛筆書きにしておこう」


そして、

自分がなにをしているときが1番楽しいか、すでにわかっている場合は、

興味を掘り下げていく必要がある。

「発見」の次は、「発展」の時期だ。

興味を持ち続けるためには、

さらに興味が湧くような機会が何度も必要であることを、

忘れないようにしよう。

そういう機会を自分で積極的につくること。

それには、粘り強さも必要だ。

興味を掘り下げるには、時間がかかる。

つねに疑問を持って答えを探そう。

答えが見つかると、さらに多くの疑問へとつながっていく。

どんどん掘り下げていこう。

自分と同じ興味を持っている仲間を探そう。

力強く励ましてくれるメンターと近づきになろう。


年齢に関係なく、「学習者」としてのあなたは、

ますます積極的になり、知識も増えていく。

1つのことに長年打ち込んでいると、

経験による知識や専門知識が増えるとともに、

自信が増すし、ますます好奇心旺盛になっていく。


最後に、

好きなことを何年か続けているのに、
本腰を入れて打ち込む覚悟ができていない場合は、

「興味をさらに深めることができるかどうか」

を見極めよ。

脳はら目新しいものを求める。

だから新しいことをやってみたくなるのも当然で、
理にかなったことかもしれない。

だからこそ、

どんなことであれ、

何年もかけてじっくりと取り組もうと思ったら、

熱烈な愛好家にしかわからないような

「ニュアンス」を味わえるようになる必要がある。


心理学者のウィリアム・ジェイムズはこう語っている。

「新しいものに古いものを見出したとき、人は注意を引かれる。

あるいは、古きものに、さりげない新しさを見出したときに」


要するに、

「情熱に従って生きよ」というのは、
なかなかよいアドバイスなのだ。

しかし、

おそらく、もっと役に立つのは、

それ以前に、いま書いたように情熱を育む方法を理解することだ。


(「GRIT やり抜く」アンジェラ・ダックワースさんより)

ガリバー④

2017-02-12 13:40:10 | お話
ガリバー④


🔸村上、ところで羽鳥さんは、経営以外にマラソンにも挑戦されていますね。

🔹羽鳥、決してマラソンが好きなわけでは無いのですが(笑)、

例えば東日本大震災のあった年には、6月にパリを出発して北京まで走り、
飛行機で新千歳空港まで移動してから再び東京まで走りました。

🔸村上、何日かかりましたか。

🔹羽鳥、405日です。そもそもこれは何のためにやったかというと、いまの時代、若い人たちが簡単に諦めちゃうでしょ。

なぜかと言ったら、取り組む前に覚悟を決めてないからですよ。

だから覚悟を決めて取り組めば、何事も必ず成功するんだよっていうことを身を以って教えたい、そう思ったんです。

70歳でも、こんなことができるんだって。

🔸村上、車には乗らなかった?

🔹羽鳥、1メートルも車に乗らずに、毎日43キロ走って、

週1回だけ休みを取りながら、13,352キロ走りとおしました。

先生、実はこの時も不思議なことがありましてね。

走る前に人間ドックに入ったら、

血糖値が500で、血圧も200を超えていて、

医者からは、

「こんな状態で走ったら、100%死にますよ」

と言われました。


🔸村上、100パーセント(笑)。

🔹羽鳥、でも、もうやると覚悟を決めていたので、何を言われても自分はやるんだと伝えたら、

少し多めに薬を出してくれました。

ただ、自分としては毎日水をたくさん飲んで汗を出せば毒素は全部出るだろうと思って、全部置いてきちゃったんですよ。

で、無事に帰ってきてからまた人間ドックに入ったら、

血糖値も血圧も含めて全部数値が正常になっていました(笑)。

🔸村上、この話もすごいな(笑)。

🔹羽鳥、医者も医学的に解明できないと驚いていましたけど、

70歳でも覚悟さえ決まればどんなことでもできるんですね。

おかげさまでうちの社員たちが、自分たちももっと頑張らなくちゃという意識になってくれたようで、

そこからビジネスがグンと変わりました。


🔹羽鳥、自分はこれまで非常識さをずっと大切にしてきました。

中途半端な常識よりも、徹底して常識を超えちゃうと、

もう周りは認めるしかないですから。

本田宗一郎さんも、常に常識から外れて非常識な発想で物事を考えないと、

大きな発明、発見はできない

と言っていますが、全くその通りだと思いますね。


🔸村上、非常識というよりも、常識を超えているから「超常識」ですよね。

科学の世界にもあるんですよ。

非科学的なことの他に、感性とか直感、霊感といった、今の科学の常識を超える超科学の世界が。

🔹羽鳥、超常識。あぁ、よい言葉をいただきました。

それとよく社員たちには、人間の一生は「蝉(せみ)人生」だって教えているんです。

蝉は脱皮してから生きていられるのは1週間ぐらいじゃないですか。

でもそれは人間から見ての1週間であって、

サムシンググレートから見ると、

人間の一生だって80年とか100年なんていうのも、蝉と同じで、ほんの一瞬だと思うんですよ。

だから蝉と人間は変わらない。

7日で死ぬのも80年で死ぬのも同じなんだと。

そう考えれば、悪いことをして人を騙したり、泣かしたりしてまで美味しい物を食べる必要なんてないじゃないですか。

残された時間を悔いなく生きようとすれば、自ずと生き方も変わると思うんですよ。

だからやっぱり蝉人生。

🔸村上、私もそうだと思います。宇宙の時間に比べれば一瞬ですよね、人間の人生なんて。

🔹羽鳥、ですから自分はせめて120歳までは生きるんだって、社員にはよく言っているんです。

🔸村上、羽鳥さんならもっといけますよ(笑)。

🔹羽鳥、これからは電気自動車や自動運転の時代に入ってくるから、面白いことがいっぱい起きる。

きっと百数十年の自動車の歴史の中で、

今1番変化する時期なんですよ。

だから、やりたいことがたくさんある(笑)。

🔸村上、きょうこうして羽鳥さんの話を聞いて思ったのは、

確かに覚悟や使命感もすごいのですが、

それだけではなくて、天が羽鳥さんを応援してるんじゃないかと思いますね。

🔹羽鳥、自分もそう思います。自分の能力では全くないですよ。

🔸村上、天の味方がなければ、今日のお話あったようなことはできないですよ。

人間業とは到底思えませんから。

一代で世界一の自動車王国を作り上げたアメリカの自動車をフォードに対して、

ある新聞社が、なぜ財産もほとんどないところから、これほど大きな仕事ができたのかと尋ねたことがありました。

すると彼は、天に貯金をしたと答えたという。

やはりそういった天の見方がないと、本当に大きな仕事はできないんじゃないか、

そんなことを感じながら興味深くお話を聞かせていただいきました。

🔹羽鳥、いやいや、何だかつまらない話ばかりしてしまって。

🔸村上、大変面白かった。いや、面白いだけじゃなく感動しました。

🔹羽鳥、ありがとうございます。


(おしまい)

(「致知」3月号、村上和雄さん羽鳥兼市さん対談より)