監督の心③
🔹もちろん監督に就任してからの5年間は、現場で学んだこともたくさんありました。
例えば就任1年目にリーグ優勝した翌年に最下位になったことも、
いま思えばすごく意味のあることでした。
負けた時だけでなく、勝つことで気づくこともありましたし、
とにかく僕にとっては、たとえようのないくらい本当に濃密な5年間であり、
すべての学びの場だったという感じですね。
それにこれは僕が監督としてチームの中に入って初めて分かったことですが、
「心の繋がり」とか「チーム魂」というものが、
いかに試合を左右するかということです。
そういった要素を左右するものは確かにあるのですが、
それが何なのかということはやはり現場でしか学べませんね。
(そういった現場に身を置きつつも、常にチームとして理想としていることはありますか)
🔹もちろんあります。
100%完璧であるということ、
そしてどんな小さなミスも許さない。
そういうことは、あり得ないんですけど、
そのことは常に思っていますし、そういう視点で日々の反省も必ずしてきました。
だから試合に負けた日なんていうのは、毎回頭に血が上って、すぐには普通の状態に戻れませんね。
「まぁ、仕方ないな。また明日がある」
なんて思う自分は絶対にイヤで、
負けて仕方がないなんて思うんだとしたら、
それは必死にやっていないからだと思うんですよ。
(必死であるからこそ、悔しい気持ちも生まれてくると)
🔹それに悔しがったり怒るようなことがなくなったら、なんだか悲しいじゃないですか。
確かに長いシーズンを戦っていると、
時には相手のピッチャーが素晴らしくて手も足も出なかったと感じることはあります。
でも、それでしょうがないと思って済ませてしまったら、
相手選手を認めて、自分のチームの選手たちを下に見ることになってしまうでしょう。
それでは選手たちに失礼だし、
反省材料を見つけなければチームとして少しも前に進みません。
だから僕は監督をやっている限りは、反省し続けなければいけないと思っています。
(「致知」3月号 栗山監督インタビューより)
🔹もちろん監督に就任してからの5年間は、現場で学んだこともたくさんありました。
例えば就任1年目にリーグ優勝した翌年に最下位になったことも、
いま思えばすごく意味のあることでした。
負けた時だけでなく、勝つことで気づくこともありましたし、
とにかく僕にとっては、たとえようのないくらい本当に濃密な5年間であり、
すべての学びの場だったという感じですね。
それにこれは僕が監督としてチームの中に入って初めて分かったことですが、
「心の繋がり」とか「チーム魂」というものが、
いかに試合を左右するかということです。
そういった要素を左右するものは確かにあるのですが、
それが何なのかということはやはり現場でしか学べませんね。
(そういった現場に身を置きつつも、常にチームとして理想としていることはありますか)
🔹もちろんあります。
100%完璧であるということ、
そしてどんな小さなミスも許さない。
そういうことは、あり得ないんですけど、
そのことは常に思っていますし、そういう視点で日々の反省も必ずしてきました。
だから試合に負けた日なんていうのは、毎回頭に血が上って、すぐには普通の状態に戻れませんね。
「まぁ、仕方ないな。また明日がある」
なんて思う自分は絶対にイヤで、
負けて仕方がないなんて思うんだとしたら、
それは必死にやっていないからだと思うんですよ。
(必死であるからこそ、悔しい気持ちも生まれてくると)
🔹それに悔しがったり怒るようなことがなくなったら、なんだか悲しいじゃないですか。
確かに長いシーズンを戦っていると、
時には相手のピッチャーが素晴らしくて手も足も出なかったと感じることはあります。
でも、それでしょうがないと思って済ませてしまったら、
相手選手を認めて、自分のチームの選手たちを下に見ることになってしまうでしょう。
それでは選手たちに失礼だし、
反省材料を見つけなければチームとして少しも前に進みません。
だから僕は監督をやっている限りは、反省し続けなければいけないと思っています。
(「致知」3月号 栗山監督インタビューより)