2024年12月3日(火)

寒いし脚が痛いのに二人で賢島へ行く事になって、午後3時、近鉄線賢島駅に着いた。海に沈む夕陽が綺麗、伊勢海老が美味しいとかで彼の選択地であったが私は何処でも良かった。(笑)
宿の「プロヴァンス」にチェックインしてから、先ずは阿児町神明の氏神様・「神明神社 」にお参りした。手水所は水道から流れる水ではなく石鉢に貯められた水で、そこに杓が添えられている簡素なものであった。が、不潔感は無く雰囲気がなかなか良かった。
鉢いっぱいの綺麗な水と真っ白い手拭きタオルは、神社が地元の人たちによって確り管理され守られている証で心が和んだ。
拝殿前の狛犬は大そう古めかしく歴史ある神社の様であった。
帰宅してネット検索すると、《 神明神社は伊勢神宮内宮の主祭神である天照大御神などを祀る神社で、明和40年11月旧神明村にあった小祠を合祀して、神明神社と名乗ったとされています。》と載っていた。
明和40年は計算すると西暦1803年になるのかな。
今から221年前のそれは黒ずんでかなりの風化が感じられた。向かって右側が、口を開けている阿形(あぎょう)獅子。 左側が口を閉じていて頭に角がある吽形(うんぎょう)獅子とか。
鳥居の前に居るソレは後に造られたものらしい。阿形獅子の画像を投稿しておこう、表情がとても印象的で元気を貰ったよ。
ちなみに、狛犬が好きな私は佐吉の狛犬を探して彼方此方の神社を訪ね歩いた昔が懐かしい。(笑)
200年以上も昔の狛犬に出会えた事そして地元の人達の心が通う簡素な手水所を使えた事がとても嬉しかった。。。。。

(画像はクリックすると拡大する)
夜、宿では天体観測イベントが開催され、専属の語り部さんがマイクロスコープを覗かせてくれて伊勢志摩の空を優しく解り易く説明してくれた。
高性能レンズを通して観た土星&木星と左右2つの星が一列に並ぶ光景には“えも言えぬ”感動と興奮を覚えた。
そして夜中3時に目覚めてふと窓から見上げた星空が余りにも綺麗だったので内線で許可を貰い、ひとり6楷屋上に出て暫く星空を眺め楽しんだ。夜風が少し冷たかったけれど(実はこの空気感が好きな私)、学生時代に信州大町で体験した星降る夜空(手を伸ばせば直ぐに掴めそうな大きな星々)を思い出しながら・・・・・
そうそう、昨日Kちゃんに感動の星の話をしたら、《 木星周辺の星は、「ガリレオ衛星」だと思いますよ 》と教えてくれた。へえ~知らんかったわ。ありがとう!(笑)
12月4日(水) 賢島での2日目
朝10時チェックアウト、送迎バスに乗せてもらって賢島エスパーニャクルーズ(あご湾遊覧)に出かけた。
3本マストの帆船タイプの遊覧船の名前は「エスペランサ」と言ってスペイン語で「希望」という意味だとか。
遊覧船は真珠筏が沢山浮かぶ紺碧の英虞湾(あご湾))を約50分で一周した。人の住む島も有ったし、ミキモト真珠養殖場も在った。2016年に開催された「G7伊勢志摩サミット」の会場となった「志摩観光ホテル」も見えた。
デッキに立つと風が強く、少し辛かったが美しい景色とそれらを見た満足感は大きい。
夕陽は見れなかったけれど、イセエビは美味しかったし、過去の思い出も再現できて2倍楽しい旅であった。