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写真付きで日記や趣味を思いつくまま気の向くままに。

西宮神社へ

2014-01-31 | 日記
  1月31日(金)
1月も今日で終わり、インフルエンザやノロウイルスが世間を騒がせている今日この頃であるが、私には折角のフリーデイなので西宮神社に出かけてきた。
こちらの神社で毎年行われている全国大陶器市の案内(1月26日~2月2日)が先日もラジオから流れていた。特別な陶器が欲しい訳でもないのだが、毎年耳にするのでどのようなものなのか知りたかった。
それに十日戎で毎年のようにテレビで話題になる神社を今一度この機会に訪れておこうと思ったのである。阪神電鉄西宮駅から徒歩5分というので比較的行き易い。

福の神様・えびす様をお祀りする全国の総本社だそうだ。1月9日から11日の「十日えびす」には参拝者の数は百万人に及ぶという。
福男が選ばれる行事のスタートになる赤門・表大門(おもてだいもん)の前に立った。
10日の朝、午前零時に神職の方々が忌籠(いごもり)というお勤めを厳修された後、午前6時に開門されるや猛スピードで駈け出す人達のあのすざましい光景が目に浮かんだ。
表大門と左右に連なる大練塀(おおねりべい)と言われる土塀は共に国の重文だそうだ。
案内板を読むと、神社の東面と南面に築かれているこの全長247mの土塀が建てられたのは、先の大戦による損傷修理の際に出土した宋銭明銭によって、室町時代初期と考えられている。神社の明らかでない創建年代も、平安時代後期の文献に「西宮のえびすさま」が記載されているとの事実を考え合わせるとその頃なのかな。
           
                          (画像はクリックすると拡大する)   
門を入ると、角度を変えて本殿まで続く230mの石畳の幅は想像に反して狭かった。否、充分広いのだが、あの光景をテレビで見る限りもっと広く感じざるを得ない。今年も5000人もの人達が参拝の一番乗りを競ったというが、走り出すや転んでいた人も居たっけな。危ない危ない!

そうそう陶器市であるが、この石畳の続く参道の両側にテントが張られ萩焼や有田焼や信楽焼etc.の窯元さんの作品、それに香川の漆器等もいろいろずらりと並び積まれていた。
“お気に入り食器”をいろいろ棚に並べて楽しんだのはもう過去の私、今回食器の形や色や絵付けを楽しませてもらいながら一周したが買う意欲は湧いてこなかった。ただ穴の空いた平らな陶器が目に留まって、帰り際に買っただけ。(笑)

立派な拝殿の奥に在る本殿の屋根に伸びている3つの千木が見えた。こちらの本殿は「三連春日造り」(さんれんかすがづくり)という構造の建物らしい。
第一殿(東)にはえびす大神(蛭児大神)を第二殿(中)には天照大神と大国主大神を第三殿(西)には須佐之男大神をお祀りしているそうだ。
緑茂る「えびすの森」(天然記念物)に囲まれた広い境内には末社の他松尾神社等いくつかの社があり、神池もあり、丁度拝殿正面に位置する所に架かっている石造りの「瑞寶橋」(ずいほうばし)・太鼓橋が目を引く。(下段左端の写真は南大門。)
           
        
社務所に開設されている「えびす信仰資料展示室」でビデオを観た。沢山のえびす顔や宝船を見て「えびす神社」に来た実感が湧いた。
陶器の赤い鯛が大事そうに抱いている「鯛みくじ」、なんとも言えない可愛さに引かれて今日の思い出に一つ選ぶと「吉」! えびす様に福を頂いたような嬉しい気分になった。
             

展示室に置いてあったパンフレットに、「節句の人形」と題した白鹿記念酒造博物館の企画展が案内されていた。1月29日~3月3日というので、足を延ばすことにした。えべっさん筋から外れて札場筋を南へ20分程歩いた。
白鹿醸造元辰馬本家に所蔵されてきた人形他数点、古式豊な珍しいお人形に心癒され、頑張って歩いた甲斐あり。撮影禁止なので画像は残せなかったが、ゆっくりお雛様を楽しませてもらった。

入館料400円には明治2年築の酒蔵館の見学も出来た。酒造りの様々な道具が展示され、明治の酒造りの工程が順を追って紹介されていた。釜場や槽場(ふなば)跡の遺構も見れた。
米麹が発酵熟成していく音も聞いたよ。蔵人の歌う「酒造り唄」も聞いたよ。1つは♪めでためでたぁ~の若松様よ~♪(あれぇ コレ何処かで聞いた事があるよなぁ・・・)
大きな大きな樽の中で醸造されお米が香り高い美味しいお酒に変る不思議に改めて感動した。寒い季節に手間暇かけて造った新酒を絞る瞬間の気持ちはいかばかりかと・・・・・ 
阪神・淡路大震災(1995年1月7日)で壊れてしまった道具類も残され、この地の歴史を物語っていた。。。。。
        

「ご来館記念ボトル、白鹿吟醸180ml詰」を頂戴し、今日はなんと幸せな日であることかと出かけて来た事に満足しながら駅に到着、最後に“野菜ごろごろうどん”で西宮の街の味を楽しんでから電車に乗った。
         

これで来年からのこの季節、私は心静かにラジオやテレビと付き合えそうだよ(笑)

住吉大社初詣

2014-01-03 | 日記
2014年、新年の始まり。
お正月、初詣を書き残しておこう。
その前に、カメラに残っていた御堂筋のイルミネーションの画像を4・5枚投稿しておこうかな。

師走27日の事、心斎橋に出かけたついでに中之島公会堂のイルミネーションを見ておこうと足を延ばした。が、?・・・・・
見回りの警備員さんに尋ねると「折角来て下さったのに本番は2日前の25日に終っていて、これは後の部なんです。ここよりも御堂筋の方が綺麗ですので廻って見てください。」と気の毒そうに言われた。
テレビで公会堂のイルミネーション映像を見て、大阪城天守閣に立体映像が投影されているという話題の「3Dマッピング スーパーイルミネーション」(2013.12.14.~2014.2.16)の開催期間と重ねてしまっていたのである。
心斎橋から淀屋橋間、御堂筋をひとりで歩いたよ。
        
            
   (画像はクリックすると拡大する)
難波・宗右衛門町(そえもんちょう)に来た。2015年夏には道頓堀川に架かる戎橋の下を通って全長800mの巨大プールが出来るという。夏の開催期間中この辺りに夜の眠りは有るのだろうか・・・
あのグリコの巨大ネオン看板は全世界にますます有名になることだろう。。。。


  1月2日(木)
元日のお祝いも済み、2日は全員(帰省家族を含め9人)で初詣に大阪住吉大社に出かけた。
何度が訪れている“住吉さん”であるが、お正月にお参りするのは初めてである。全国の住吉神社の総本宮で、大阪の初詣人気NO.1らしい。

住吉さんと言えば何よりも先に「太鼓橋」を思い浮かべるよね。
アナウンスが聞こえてきた。「太鼓橋は一部破損して只今通行できません。」孫たちに是非と思っていたのに残念・・・と、間もなく修復できた様で再びアナウンスがあり、あの赤い反橋(そりばし)は忽ち人の波で埋め尽くされた。急勾配の虹の橋、木製の床板に優しい感触を覚えながらゆっくり登り切って、境内を眺めると感動!
人がいっぱいなのは住吉大社の神様の威力の証かな。
        
  
国宝 本殿四棟は境内西奥から第一本宮・第二本宮・第三本宮が東へと一列に並び、第三本宮の右側に第四本宮がある。
人人人で埋め尽くされた境内は勝手に歩けず、鳥居をくぐり幸寿門を過ぎれば流れに乗って第三本宮からお参りすることになる。
               

結んだ“おみくじ”の数も半端じゃなくてスゴイと思った。「じぇじぇじぇ」とはこんな時に使っていいのかな?2013年の朝ドラだった「あまちゃん」を知らない私だが。(笑)
そうそう2013年の流行語大賞はこの他に「今でしょ」「倍返し」「お・も・て・な・し」の4つだったよナ。私は「今でしょ」に共感、好きなフレーズである。(笑)

さてさてお参りの話の続きに戻ろう。
ちらりと見えたお賽銭の山にはお札が少なかった。大阪なのに・・・と思ったがこれも世相の表れの様な気がした。景気回復を『アベノミクス』に早くと願う今の日本経済、子どもや孫達の為に私も願っている一人である。

四棟のお参りが済んで境内を出ると、子供達に依る新年特別奉納「住吉おどり」の実演を見る事ができた。
僧形僧服で長柄の傘の柄を打ちながら唄う躍歌に合わせてその周囲を四人一組になって躍るものらしい。音頭の掛け声は「イヤホエ」で素朴なものだ。
もともとは稲の虫追い厄払い農民舞踊に端を発していて天下泰平・五穀成就豊穣を祈る意味があったとか。。。。。

お獅子によるご祈祷もあった。私が子供だった頃は各家庭に獅子舞のおじさんがやって来て、舞の後に頭をかぶってもらった経験があるのを思い出し、孫たちにも体験させたくてお楽しみ感覚で受けたよ。

“卵せんべい”もかじってみたよ。やっぱり食の大阪、山盛りの焼きそばが乗った“卵せんべい”、なかなか美味しかったよ。(笑)


その後、阪堺電車・上町線の路面電車・チンチン電車に乗って阿倍野まで。「アベノハルカス」は3月7日オープンで遊ぶことは出来ず楽しみは伸びてしまったが、レトロなチンチン電車に乗った事を孫達が思い出に残してくれたらいいなぁ~と思う。
娘はこのチンチン電車に乘って通った「入江塾」を懐かしく思い出していたようだった。(現在は何処まで行っても200円の運賃、あの頃はいくらだったかなぁ????)
浜寺駅行の電車も見かけたが、こちらは恵美須町から住吉を通って走る阪堺線らしい。


住吉大社の初詣、気持ちもスッキリしたし皆んなで楽しい新年のスタートとなって、よかった よかった。健康に気をつけて今年も頑張ろうと思う。