我が家の鈴虫君はついに2匹となった。朝の6時ごろ夕方の7時ごろ耳を澄ますと応えてくれる。ありがとう。頑張って!毎日まるで家族のような気がするよなぁ~
ここ数日ずっとお天気の良い日が続いて「行楽の秋」が楽しめる。色んな秋が有るけれど、この歳になって体力や視力に自信がなくなると「食欲の秋」が一番嬉しい。普段のシメジご飯の他に銀杏ご飯、落花生ご飯、枝豆ご飯、サツマイモご飯に里芋ご飯と、この頃は2合炊きの土鍋ご飯が大活躍の日々である。私はなんと「安上がりの女」だこと(笑)
10月20日(木)
先日のサイクリングに味を占めて、季節の良い今のうちにもう一度遠出をしたくなった。もちろん一人ではダメで、彼の都合の良い今日は磯城郡川西町に在る『島の山古墳』に向かった。唐院の街並みに石標『島の山』があった。
周濠にはたっぷりと水が貯えられ、南向きの大きな(全長200m)前方後円墳で、4世紀末~5世紀初めに造られた竪穴式のものだそうだ。被葬者は女性とも考えられているそうだが、盗掘され荒らされていたり朽ちていたりで確かな事は解らないらしい。
昔はこの濠で魚釣りができ、中の竹藪へ入ることもできたそうだが、平成6年(1995)に発掘調査が始まり夥しい数の腕輪形石製品etc.が出てきて、今では国の史跡に指定され、濠の外周から眺めるしかなかった。出土した埋葬品は何処に保管されているのだろう?
(画像はクリックすると拡大する)
古墳の西側に比売久波神社(ひめくわじんじゃ)があった。延喜式神名帳に記載のある由緒ある神社だそうだ。本殿は春日大社摂社の若宮本殿(江戸時代の建造物)が移築されたそうで、私の大好きな春日造り檜皮葺の一間社であった。
本殿左にあると案内板に書かれている校倉づくりの宝庫は無かったよ。??? 現在は下段写真右から3番目のようになっている。頼りにしているんだから、もう少し親切で正確な案内板であってほしいなぁ・・・・・
拝殿と本殿の間に置かれている大きな石は島の山古墳石室の天井石と聞いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/28/ddfdb08b8e166a002e848d7d47529543_s.jpg)
時間は前後するが、帰りに再び唐院に戻った。西国十九番立江寺のお地蔵様が何故か街の一角に祀られていると聞いて是非拝顔したかったのだ。台座には確かに「阿波立江寺」「西國第十九番」と刻まれていた。不思議だな、どんな経緯があったのだろう。知りたいなぁ~
私達が初めて徳島の立江寺を訪れたのはもう11年も前のこと、DVD編集に凝っていた時に作った『こころの故郷 徳島編』を開いてみると2005年7月13日だった。お土産に〝延命地蔵せんべい”を買って帰ったのを思い出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5d/f0/e6982f8fd4d923a85a1a93ca83497a82_s.jpg)
次に、飛鳥と斑鳩の里を結ぶ『太子道』に在る白山神社に立ち寄った。
太子が従者調子麿を従え愛馬の黒駒に乗っている像が在った。太子を忍んで昭和5年に建てられたという「黒駒に乗る太子銅像」は、大東亜戦争中に兵器製造の為金属類が全国から集められることになり取り外されたという。残っている大きな台座から思うにその銅像はかなり大きかったに違いない。下段左端の写真を拡大すると右奥に見えるのがそれである。(本殿は左奥に見える瑞垣の中、伊邪那美命が祭られているそうだ。)
太子が座して休憩されたと言う「腰掛石」もあった。よく見ると見える、その石に刻まれた「六」は一体何を意味するのだろう・・・・・
それから案内板に書いている「駒つなぎの柳」、黒駒を繋いだと言われる柳の木は別の木に代わっていてちょっとがっかり。やっぱり来訪者のロマンを大切にして欲しいよなぁ~
また、道路を隔てて向かい側の杵築神社(須佐男命を祀る)には拝殿左手に「屏風の清水」(井戸枠)が在って、傍らに『矢尻ノ井』と刻まれた石標が立っている。これは太子が従者の弓で地を打ち掘られたところ冷水がこんこんと涌き出たと言い伝えられているらしい。
拝殿には村人の温かい気持ちが伝わってくる様な「太子接待の絵馬」が掛かっていた。「屏風」というココの地名は村人が太子をもてなす時に屏風をたてて風を防いだことから来ているそうである。
ついでながら、拝殿正面に掛かっている「おかげ踊り絵馬」は奈良県の有形民俗文化財に指定されていて有名だ。太神宮の旗を持つ人、御幣を持つ人、扇子両手に踊る人、三味線を弾く人、太鼓を叩く人など伊勢神宮にお参りする沢山の人達が描かれている大きな絵馬である。人生に一度は伊勢神宮にお参りするのが人々の大きな夢で、特に江戸時代後期には大流行したという。慶応四年(1868)に奉納されたらしいが、綺麗に残っていた。
更に余談ながら、今は須佐男命を祀る杵築神社であるが、かつては牛頭(ゴズ)天皇を祀る牛頭天皇社であったらしく、境内に立つ昔からの古い常夜灯には「牛頭天皇宮」とか「牛頭天皇社」と刻まれていた。牛頭天皇と須佐男命は同じ神様なのかなぁ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/03/34e233ee150f0467a01e9e584f33729f_s.jpg)
今日のもう1つの目的は忍性上人(1217~1303年)の記念碑を見ることだった。杵築神社から200m程南へ行くと、道の左側、川の傍に在った。言うまでもないが、慈善救済事業に生涯を奉げたこのお坊様はこの地で生まれられたそうである。87歳で生涯を閉じられた鎌倉の極楽寺と他3ケ寺から平成13年に「忍性菩薩生誕記念碑」が寄贈されたのを「忍性菩薩顕彰奉賛会」によってココに建てられたらしい。
色んな情報を下さった裕明君のお母様にありがとうございました。色んな発見に感動の一日でした。
ここ数日ずっとお天気の良い日が続いて「行楽の秋」が楽しめる。色んな秋が有るけれど、この歳になって体力や視力に自信がなくなると「食欲の秋」が一番嬉しい。普段のシメジご飯の他に銀杏ご飯、落花生ご飯、枝豆ご飯、サツマイモご飯に里芋ご飯と、この頃は2合炊きの土鍋ご飯が大活躍の日々である。私はなんと「安上がりの女」だこと(笑)
10月20日(木)
先日のサイクリングに味を占めて、季節の良い今のうちにもう一度遠出をしたくなった。もちろん一人ではダメで、彼の都合の良い今日は磯城郡川西町に在る『島の山古墳』に向かった。唐院の街並みに石標『島の山』があった。
周濠にはたっぷりと水が貯えられ、南向きの大きな(全長200m)前方後円墳で、4世紀末~5世紀初めに造られた竪穴式のものだそうだ。被葬者は女性とも考えられているそうだが、盗掘され荒らされていたり朽ちていたりで確かな事は解らないらしい。
昔はこの濠で魚釣りができ、中の竹藪へ入ることもできたそうだが、平成6年(1995)に発掘調査が始まり夥しい数の腕輪形石製品etc.が出てきて、今では国の史跡に指定され、濠の外周から眺めるしかなかった。出土した埋葬品は何処に保管されているのだろう?
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古墳の西側に比売久波神社(ひめくわじんじゃ)があった。延喜式神名帳に記載のある由緒ある神社だそうだ。本殿は春日大社摂社の若宮本殿(江戸時代の建造物)が移築されたそうで、私の大好きな春日造り檜皮葺の一間社であった。
本殿左にあると案内板に書かれている校倉づくりの宝庫は無かったよ。??? 現在は下段写真右から3番目のようになっている。頼りにしているんだから、もう少し親切で正確な案内板であってほしいなぁ・・・・・
拝殿と本殿の間に置かれている大きな石は島の山古墳石室の天井石と聞いている。
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時間は前後するが、帰りに再び唐院に戻った。西国十九番立江寺のお地蔵様が何故か街の一角に祀られていると聞いて是非拝顔したかったのだ。台座には確かに「阿波立江寺」「西國第十九番」と刻まれていた。不思議だな、どんな経緯があったのだろう。知りたいなぁ~
私達が初めて徳島の立江寺を訪れたのはもう11年も前のこと、DVD編集に凝っていた時に作った『こころの故郷 徳島編』を開いてみると2005年7月13日だった。お土産に〝延命地蔵せんべい”を買って帰ったのを思い出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/72/6b/201e6f6ed32f05a06de0ebbe8e6769dc_s.jpg)
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次に、飛鳥と斑鳩の里を結ぶ『太子道』に在る白山神社に立ち寄った。
太子が従者調子麿を従え愛馬の黒駒に乗っている像が在った。太子を忍んで昭和5年に建てられたという「黒駒に乗る太子銅像」は、大東亜戦争中に兵器製造の為金属類が全国から集められることになり取り外されたという。残っている大きな台座から思うにその銅像はかなり大きかったに違いない。下段左端の写真を拡大すると右奥に見えるのがそれである。(本殿は左奥に見える瑞垣の中、伊邪那美命が祭られているそうだ。)
太子が座して休憩されたと言う「腰掛石」もあった。よく見ると見える、その石に刻まれた「六」は一体何を意味するのだろう・・・・・
それから案内板に書いている「駒つなぎの柳」、黒駒を繋いだと言われる柳の木は別の木に代わっていてちょっとがっかり。やっぱり来訪者のロマンを大切にして欲しいよなぁ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/47/49/856b7c7dcf270106f50615e3de4459f2_s.jpg)
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また、道路を隔てて向かい側の杵築神社(須佐男命を祀る)には拝殿左手に「屏風の清水」(井戸枠)が在って、傍らに『矢尻ノ井』と刻まれた石標が立っている。これは太子が従者の弓で地を打ち掘られたところ冷水がこんこんと涌き出たと言い伝えられているらしい。
拝殿には村人の温かい気持ちが伝わってくる様な「太子接待の絵馬」が掛かっていた。「屏風」というココの地名は村人が太子をもてなす時に屏風をたてて風を防いだことから来ているそうである。
ついでながら、拝殿正面に掛かっている「おかげ踊り絵馬」は奈良県の有形民俗文化財に指定されていて有名だ。太神宮の旗を持つ人、御幣を持つ人、扇子両手に踊る人、三味線を弾く人、太鼓を叩く人など伊勢神宮にお参りする沢山の人達が描かれている大きな絵馬である。人生に一度は伊勢神宮にお参りするのが人々の大きな夢で、特に江戸時代後期には大流行したという。慶応四年(1868)に奉納されたらしいが、綺麗に残っていた。
更に余談ながら、今は須佐男命を祀る杵築神社であるが、かつては牛頭(ゴズ)天皇を祀る牛頭天皇社であったらしく、境内に立つ昔からの古い常夜灯には「牛頭天皇宮」とか「牛頭天皇社」と刻まれていた。牛頭天皇と須佐男命は同じ神様なのかなぁ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1b/e5/f095a8440a4f267d46c24298c0e7b5bf_s.jpg)
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色んな情報を下さった裕明君のお母様にありがとうございました。色んな発見に感動の一日でした。