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写真付きで日記や趣味を思いつくまま気の向くままに。

若草山焼き

2015-01-25 | 日記
奈良の伝統行事「若草山焼き」は毎年1月第4土曜日に行われる。今年は燃える山の壮観を楽しむだけでなく、しめ縄を「春日の大とんど」に持って行きたかった。飛火野で行われるお焚き上げに当日持ち込みも可能と聞いていたのでそのつもりでいたのに、私の頭の中は24日と土曜日がバラバラになっていて気付いたのが遅かった

  1月24日(土)
お化粧もしないで、しめ縄をひっ提げ電車に飛び乗った。が、「浮雲園地」に着いたのは午後6時15分、突然打ち上げ花火の音がして夜空に綺麗な大輪の花が咲いた。色とりどりの花が次々に咲き続けた後、真っ赤な炎が舞い上がり山全体が炎に包まれた。炎の波はすさまじい勢いでみるみる山を駆け上り、黒焦げた斜面の周囲を縁取って次第に消えて行った。炎の勢いは比較的短い時間で鎮まり、歓声も止み、人の波もゆっくりと引き始めた。

写真スポットはいろいろ有って、若草山ふもとは勿論の事、飛火野や春日野園地や新公会堂前そして少し遠くは平城京跡、大池(勝間田池)の辺りだそうだ。取りあえずポケットからバカチョンを出してシャッターを切ったのを残しておこう。
          (画像はクリックすると拡大する)   

若草山焼きの起源の1つには山頂に在る前方後円墳「鶯塚古墳」に眠る霊の鎮魂の祭典とも言われたり諸説があるようだが、山全体を覆う芝の駆除をして春の芽生えを良くする野焼説が一般的によく知られているのではないだろうか。いずれにしても奈良の新年の大切な観光行事の1つで、この日は昔も今も沢山の人出だ。
「春日のとんど」の御神火が山焼きの火種になるそうで、その火が運ばれる様子等は「若草山焼/奈良市観光協会公式HP」を開くとよく解かる。
来年はボケをしっかり止めて早くから出かけ、聖火行列の時代行列等も観たいなぁ~。

午後7時、人々はそれぞれの方向に散った。
私はどうしようかなと思いながら、ついでなので「萬葉植物園」で開催中のイルミネーション『イルミ奈~ら』(開催期間:2014 11/22~2015 2/22)を観て帰ることにした。
きらびやかな光に包まれた園内は「万葉集」に詠まれた植物が鑑賞できるいつもの緑の園とはまるで違った別世界。
光に眩しいのかな、オブジェの鹿が不器用に立っていたり、紫の光の屏風に囲まれてあまり品の良くない光の御所車が置かれていたり、藤棚の光の藤が丈短く寂しく垂れていたり等々。それに赤や黄のどぎつい光の集合が妙に心に引っかかる。お花畑をイメージしたピンクの可愛い光の花が並んだ一隅には少し心が安らぐかな・・・・・
絢爛豪華な王朝風情の再現を演出したというこのイルミネーションに対してこの感想は、とんでもない貧しい下層庶民の私のセンスの無さ故である事は承知の上だが、あの大阪城の西ノ丸庭園のイルミネーションの感動が冷めやらぬ内の鑑賞であったからかも知れないなぁ~。「チケット1000円分の値打ちあるなぁ~」と言う女性の声がすれ違いざまに聞こえてきたから(笑)

しめ縄は後日地域の「とんど」に持参するとして、冬の花火を楽しんで燃え盛る炎を仰いで家内安全・健康祈願をした事に気持ちすっきり、感謝!

大阪城イルミネーション

2015-01-21 | 日記
2014年12月13日からオープンしていて3月1日迄開催予定の『大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション』が一昨年(2013年)よりダイナミックになったと言うので、それならば見ておこうと思った。
クリスマスやカウントダウンの時期はそれこそ当日券購入もままならない程の盛況ぶりだったと思うが、お正月が過ぎると前売りのローソンチケットも安くなって正規の2100円也で買える事が解かった。購入を延ばしていると、ナイトクルーズ付きの鑑賞ツアーが見つかり、それに決めた。
  

  1月20日(火)
午後5時半大阪城西ノ丸庭園入口に集合。
庭園に繰り広げられたイルミネーションは想像以上でとても素晴らしかった。鮮やかな色とりどりのオブジェのあれこれに感動しながら「光の回廊」を進む。特に赤いフラミンゴオブジェが印象的だった。回廊の先にはブルーの波打つ広大な光の海が広がり、目線を上げると暗闇の中に天守閣が浮かび上がっている。実に幻想的な景色だった。
光のブリッジ」と名付けられた透明の橋を渡って海を越えると、古典音楽の流れる「ジュエルイルミネーションショー」がプレミアムチケット専用鑑賞スタンドの前で繰り広げられている。私達二人は勿論レギュラーチケット組だったが、30分に1回上映されるこのショーや「大阪城3Dマッピング」の鑑賞に何の不都合もなかったよ。
3Dマッピングのスクリーンになる天守閣が遠くて迫力は想像以下でなんだか物足りず、お城が燃えたり回転したりetc.、お花が咲いて鳳凰が舞い揚がる箇所だけが少し良かったかなぁ~。(笑)
          (画像はクリックすると拡大する)
                            

高さ23mの巨大ピラミッドに常時上映の「マッピングon the ピラミッドツリー」の映像も不可解で私には興味薄、はなはだ時代遅れの我が感覚を再認識してしまったなぁ~。。。。。
何事も期待が大き過ぎるのはあまり良くないのを知った。でも光の波打つ「光のビッグブルー」イルミネーションに感動を覚えて満足し、フードコートエリアで彼は熱燗とおでん、私はタコ焼きを食べて休憩した。

会場の入り口と出口は違って、内堀を右手に進んで行くと『極楽橋』に来て、そこから見えるライトアップされた大阪城の何と綺麗なこと!真っ暗闇にぽっかり浮かぶ天守閣!3Dマッピングよりはるかに素敵でじっと立ち止まりしばらく見続ける。予想外にこんな景色を見れて本当によかった。

大阪城ホールを目の前にして、午後8時半出港の水上バス乗り場・大阪城港に来る。この後は淀屋橋港まで30分間のナイトクルーズを楽しんで解散となった。
高層ビルが建ち並ぶ大阪ビジネスパークの夜景を初め寝屋川と大川の合流地点にあるあの綺麗な斜張橋・川崎橋をくぐれた事、2階建ての天満橋の側面一列に浮かびあがる切子模様や天神橋のオレンジ色に染まるアーチ等、色んなライトが織り成す大阪の夜景を川の中から楽しめたのは素敵な思い出となるだろう。

夫婦大国社

2015-01-13 | 日記

  1月13日(火)
新年早々彼女が悩んでいる事を知った。
平穏な結婚生活を営んでいると思っていただけに、ビックリした。豊かな時代に苦労を知らないで育った世代、ちょっと我儘で自己中で、自分をコントロールする能力や知恵を失ってしまったのかも知れないなぁ~。若い二人ではないのでどんな助言が適当なのか解らない。
元日にあの子この子の嬉しい年賀状を繰りながら、皆んな皆んな目標に向かって夢と希望を持ちながら一生懸命頑張ってくれていると思い、こちらまでその幸せを分けてもらっていたのに・・・・・
孫を待つ子、大学生を持つ子、中学受験生の居る子、5ケ月の可愛い赤ちゃんを抱いている子、年の瀬に結婚したばかりの花嫁さん、外岩クライミングにはまっているらしい子、今年の秋に結婚が決まったという子、希望した職が見つかった子等、様々であるがこんな悲しい便りは初めてで戸惑う。直ぐに飛んで行きたい気はするが、私が飛んで行ってどうしてあげられるのだろうかと・・・・・・・

そういえば、この頃は簡単に離婚するんだよな。今の世の中、一体どうなっているんだ。あまりにも身勝手過ぎるよな。離婚を恋人同士の別れと同じ程度に考えているのかな。
友人の子どもさんもついに離婚したらしい。家庭裁判所で協議離婚が成立し、旦那さんは子どもの養育費を月々支払う事になっているそうだが、いつまで続くか人生何時誰がどうなるか誰も解らないよと心配している友人の話を聞いたばかりで心が痛む。

子育ては養育費だけの問題ではないよナ。両親の愛を失った罪のない子どもは一体どうなるの?一生背負っていく心の傷はどうなるの?彼らは誰を信じて生きていくんだ?親以上の愛を注げる人は居ないんだよ。10代で両親の愛に見捨てられた子どもの先を想像してご覧。これから思春期を迎えていくのに悲しさの余り曲がった道に迷い込んだらどうする?取り返しがつかないよ。親の身勝手は許される事ではないと思うよ。命を与えたからには責任があるんだよ。
  銀(しろがね)も金(こがね)も玉(たま)も何せむに 優(まさ)れる宝 子にしかめやも  山上憶良  本当にそうなんだよ。。。。。
あなたたち二人もそのように育ててもらってきたんだよ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

この歳になって改めて思うに、結婚生活はお金だけでも愛だけでもダメだよな。贅沢は望まなくてもその両方が程々に必要だし、平穏な暮らしを維持する為にはお互いの相違を受け入れる努力も必要なんだよな。何事も自分の思い通りになるとは限らない事を告げたい。相手を大切にする気持ちが薄れ、相手を理解しようとする努力がなくなると簡単に別の幸せを考える、けれど世の中そんなに甘くないんだよ。

夫婦の愛が冷めてきたら春日大社の『夫婦大国社』(Meotodaikokusya)に出かけるといいかも。。。。。
山積みの可愛いハート型の絵馬を見ると結婚当初の誓いを忘れていた事に気付くかもしれないよ。離婚は二人だけの問題ではない事を今一度思い起こしてもらい、相手の気持ちに寄り添う気持ちを持って真剣に話し合えばきっと通じ合えるはず。“きれいごと”の解決ではなく、二人にやり直す勇気と知恵を得てもらう事を願って止みません。どうか『たがいに 気持ちが つうじあい しあわせに』なって欲しいと祈っています。

        (画像はクリックすると拡大する)

 

屠蘇散

2015-01-01 | 日記
  1月1日(木)

2015年、窓の外に強い風音を聞きながらも無事に年が替わった。今年はひつじ年。
先ずは健康で新年を迎える事が出来て感謝したい。孫達の受験の為娘達家族の帰省は無く、人生初めて迎える二人だけのお正月。
年の瀬にスーパーで例年のように金粉入りお酒を買って、ふと目にした「自由にお取りください」の屠蘇散を貰って帰っていたのに、すっかり忘れていてお祝いを済ませた後に気付いた。折角なので2日目に頂くことにして能書き通り本みりん180ccに浸けた。年始早々失敗の始まりである。(笑)

屠蘇(とそ)とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に飲む薬酒で、その習慣は中国では唐の時代に始まり日本では平安時代からだそうだ。漢字の屠に邪気を取り払う、蘇に魂を蘇らせるという意味があるらしい。飲むには作法も有るようだが、難しい事はさておき私も屠蘇で無病息災を祈りたい。続きは明日飲んでから綴ることにしよう。
今日は取りあえず、オークワ『お正月 お役立ち BOOK』のパンフから「おせち料理のいわれ」の内容をメモって、知っている事・知らない事を今一度整理しておこうと思う。
“おせち料理”はお正月の神様である年神様にお備えする料理で、家族の幸せを願う縁起ものの料理でもあり、「今年もいい年でありますように」と願いながら食べましょうとある。

 お雑煮⇒大晦日に神様にお供えした野菜を、全部一緒に煮て元旦に食べたのが始まりといわれ、一年の無事を祈っていただきます。
 えび⇒「腰が曲がるまで長生きしますように」との願いが込められている。
 黒豆⇒まめは「健康」という意味があったことから、「元気で暮らせるように」との願いが込められている。
 伊達巻⇒伊達とは「華やかさ」や「派手さ」の事でハレの料理によく使われる。また、巻物に似た形から「知恵が増えるように」との願いが込められている。
 れんこん⇒たくさんの穴が開いていることから、「先(将来)の見通しが良くなるように」との願いが込められている。
 ごぼう⇒細く長く地中にしっかり根を張るため、縁起が良いとされている。
 田作り⇒昔、小魚を田畑の肥料にしていたことから豊作祈願の願いが込められている。
 祝い箸⇒邪気を払う神聖な木と言われる「柳」で作られたお箸。片方を人、もう一方を神様が使うため両端が細くなっている。
 鏡餅⇒神様にお供えするもの。昔の円形の鏡に似ているところから鏡餅と呼ばれた。大小の餅を重ねるのは、「福が重なる」「めでたく年を重ねる」という意味がある。
 お屠蘇⇒邪気を払い長寿を願って正月に呑む薬酒。「鬼気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる」という意味がある。
 紅白蒲鉾⇒「紅」はよろこびを「白」は神聖さを意味し、「新しい出発をお祝いしよう」という意味が込められている。
 数の子⇒数の子はニシンの卵。二親(にしん=両親)からたくさんの子供ができることにあやかって、「子孫繁栄」の縁起物とされている。
 昆布巻き⇒「喜ぶ」に通じる縁起物として使われる。
 栗きんとん⇒きんとんは「金団」と書き、財宝を意味することから、「商売繁盛」や「豊かな生活が送れるように」との願いが込められている。

「ですます調」を「である」調に変えることに罪悪感を感じながら、忠実に写させてもらった。お陰さまで初めて知った事も2・3あった。


  1月2日(金)
さて、例の屠蘇のお味は如何?
屠蘇散の原材料が溶けた分ミリンの甘さに風味が出て、甘味の強いお酒といった感じ。子供でも「美味しい!」と言って飲めそうな味わいになっていた。2つ貰ってきていたのでもう1つは生温いお湯に浸けておいたのだが、ほのかな薬草の香りが私には紅茶感覚の嗜好品のように飲めた。来年は作り方をちゃんと勉強して家族皆んなで慎んで飲んでみたいと思う。
そうそう屠蘇散生薬の原材料はミカン皮、ケイヒ、サンショウ、オケラ、クローブ、ボウフウ、キキョウと書いていた。

興味津々のお屠蘇の出来上がりなので私は数の子を酒の肴にして飲んだよ。(笑) 盃はトルコ カッパドキア ヴェネッサ セラミックのアートギャラリー(VENESSA SERAMIK)で買ったお気に入り。和洋折衷の妙な取り合わせだが、自己満足で美味しく楽しめた。
さぁ~これで今年も元気で頑張れるかな。かな?ではなくて頑張ろう!
          (画像はクリックすると拡大する)
                  最後に、呑むはパンフ使用漢字を忠実にそして自分的には飲むを使ったが、正式にはお屠蘇は呑むのかなぁ~・・・