奈良の伝統行事「若草山焼き」は毎年1月第4土曜日に行われる。今年は燃える山の壮観を楽しむだけでなく、しめ縄を「春日の大とんど」に持って行きたかった。飛火野で行われるお焚き上げに当日持ち込みも可能と聞いていたのでそのつもりでいたのに、私の頭の中は24日と土曜日がバラバラになっていて気付いたのが遅かった
1月24日(土)
お化粧もしないで、しめ縄をひっ提げ電車に飛び乗った。が、「浮雲園地」に着いたのは午後6時15分、突然打ち上げ花火の音がして夜空に綺麗な大輪の花が咲いた。色とりどりの花が次々に咲き続けた後、真っ赤な炎が舞い上がり山全体が炎に包まれた。炎の波はすさまじい勢いでみるみる山を駆け上り、黒焦げた斜面の周囲を縁取って次第に消えて行った。炎の勢いは比較的短い時間で鎮まり、歓声も止み、人の波もゆっくりと引き始めた。
写真スポットはいろいろ有って、若草山ふもとは勿論の事、飛火野や春日野園地や新公会堂前そして少し遠くは平城京跡、大池(勝間田池)の辺りだそうだ。取りあえずポケットからバカチョンを出してシャッターを切ったのを残しておこう。
(画像はクリックすると拡大する)
若草山焼きの起源の1つには山頂に在る前方後円墳「鶯塚古墳」に眠る霊の鎮魂の祭典とも言われたり諸説があるようだが、山全体を覆う芝の駆除をして春の芽生えを良くする野焼説が一般的によく知られているのではないだろうか。いずれにしても奈良の新年の大切な観光行事の1つで、この日は昔も今も沢山の人出だ。
「春日のとんど」の御神火が山焼きの火種になるそうで、その火が運ばれる様子等は「若草山焼/奈良市観光協会公式HP」を開くとよく解かる。
来年はボケをしっかり止めて早くから出かけ、聖火行列の時代行列等も観たいなぁ~。
午後7時、人々はそれぞれの方向に散った。
私はどうしようかなと思いながら、ついでなので「萬葉植物園」で開催中のイルミネーション『イルミ奈~ら』(開催期間:2014 11/22~2015 2/22)を観て帰ることにした。
きらびやかな光に包まれた園内は「万葉集」に詠まれた植物が鑑賞できるいつもの緑の園とはまるで違った別世界。
光に眩しいのかな、オブジェの鹿が不器用に立っていたり、紫の光の屏風に囲まれてあまり品の良くない光の御所車が置かれていたり、藤棚の光の藤が丈短く寂しく垂れていたり等々。それに赤や黄のどぎつい光の集合が妙に心に引っかかる。お花畑をイメージしたピンクの可愛い光の花が並んだ一隅には少し心が安らぐかな・・・・・
絢爛豪華な王朝風情の再現を演出したというこのイルミネーションに対してこの感想は、とんでもない貧しい下層庶民の私のセンスの無さ故である事は承知の上だが、あの大阪城の西ノ丸庭園のイルミネーションの感動が冷めやらぬ内の鑑賞であったからかも知れないなぁ~。「チケット1000円分の値打ちあるなぁ~」と言う女性の声がすれ違いざまに聞こえてきたから(笑)
しめ縄は後日地域の「とんど」に持参するとして、冬の花火を楽しんで燃え盛る炎を仰いで家内安全・健康祈願をした事に気持ちすっきり、感謝!
1月24日(土)
お化粧もしないで、しめ縄をひっ提げ電車に飛び乗った。が、「浮雲園地」に着いたのは午後6時15分、突然打ち上げ花火の音がして夜空に綺麗な大輪の花が咲いた。色とりどりの花が次々に咲き続けた後、真っ赤な炎が舞い上がり山全体が炎に包まれた。炎の波はすさまじい勢いでみるみる山を駆け上り、黒焦げた斜面の周囲を縁取って次第に消えて行った。炎の勢いは比較的短い時間で鎮まり、歓声も止み、人の波もゆっくりと引き始めた。
写真スポットはいろいろ有って、若草山ふもとは勿論の事、飛火野や春日野園地や新公会堂前そして少し遠くは平城京跡、大池(勝間田池)の辺りだそうだ。取りあえずポケットからバカチョンを出してシャッターを切ったのを残しておこう。
(画像はクリックすると拡大する)
若草山焼きの起源の1つには山頂に在る前方後円墳「鶯塚古墳」に眠る霊の鎮魂の祭典とも言われたり諸説があるようだが、山全体を覆う芝の駆除をして春の芽生えを良くする野焼説が一般的によく知られているのではないだろうか。いずれにしても奈良の新年の大切な観光行事の1つで、この日は昔も今も沢山の人出だ。
「春日のとんど」の御神火が山焼きの火種になるそうで、その火が運ばれる様子等は「若草山焼/奈良市観光協会公式HP」を開くとよく解かる。
来年はボケをしっかり止めて早くから出かけ、聖火行列の時代行列等も観たいなぁ~。
午後7時、人々はそれぞれの方向に散った。
私はどうしようかなと思いながら、ついでなので「萬葉植物園」で開催中のイルミネーション『イルミ奈~ら』(開催期間:2014 11/22~2015 2/22)を観て帰ることにした。
きらびやかな光に包まれた園内は「万葉集」に詠まれた植物が鑑賞できるいつもの緑の園とはまるで違った別世界。
光に眩しいのかな、オブジェの鹿が不器用に立っていたり、紫の光の屏風に囲まれてあまり品の良くない光の御所車が置かれていたり、藤棚の光の藤が丈短く寂しく垂れていたり等々。それに赤や黄のどぎつい光の集合が妙に心に引っかかる。お花畑をイメージしたピンクの可愛い光の花が並んだ一隅には少し心が安らぐかな・・・・・
絢爛豪華な王朝風情の再現を演出したというこのイルミネーションに対してこの感想は、とんでもない貧しい下層庶民の私のセンスの無さ故である事は承知の上だが、あの大阪城の西ノ丸庭園のイルミネーションの感動が冷めやらぬ内の鑑賞であったからかも知れないなぁ~。「チケット1000円分の値打ちあるなぁ~」と言う女性の声がすれ違いざまに聞こえてきたから(笑)
しめ縄は後日地域の「とんど」に持参するとして、冬の花火を楽しんで燃え盛る炎を仰いで家内安全・健康祈願をした事に気持ちすっきり、感謝!