昨日22日朝テレビでオリンピック閉会式のLIVE映像を楽しんでいたのに、今朝は関東地方を直撃した台風9号の被害映像と午前6時北海道に上陸したとの情報に心が沈んだ。
17日間のリオオリンピックは大成功で無事に終わった。国際オリンピック委員会の会長トーマス・バッハ氏の感極まる閉会の辞を息をのんで聞き入った。スポーツ音痴の私でさえ多くの感動をもらったオリンピックは「世界を1つにする素晴らしい祭典」であるとは確かにそうだろう。選手の人達の華やかな栄光の裏には才能に加えて想像を絶する血がにじむばかりの努力と不屈の精神があってこそ・・・と思うと、聖火が消える瞬間を見守りながら「お疲れさま」「ありがとう!」の言葉をつぶやいていた。
今朝の新聞の一面を大きく飾っていたこの画面、確かにテレビでも見ていたよな。(画像はクリックすると拡大する)
彼は4年先の東京オリンピック時の自分の年齢を計算していた。「まだまだ大丈夫!2人共頑張ろうよ。」と互いに笑い合った。
さて、梅雨時に優る蒸し蒸し感と闘いながら、〝布ぞうり”の講習会に参加して念願の一足が出来上がった。
思い返せば10年前、お四国巡拝の時にお世話になったお先達のお母様手作りのぞうりを頂いて、以来私はすっかりはまってしまったのである。素足に添ってなんと気持ち良い履き心地!廊下や台所での歩行の快適さはどんなスリッパにも及ばないのを知った。それからは行く先々あちこちでデザインが素敵で、確かり編み上がっているのを探すのが1つの楽しみとなった。(笑)
この快適さを彼にも味わってもらいたくて男性用を探したが見つからず、今回は是非大きいサイズに挑戦したかった。
もちろん不器用な私なので、欲張らず試作品として布は選ばず、私の不要になっている浴衣で作ることにした。結婚前の、半世紀以上の代物である。解き始めたところ、糊が効いているので手縫いとはいえスーとは抜けない縫い糸。仕方なく一針一針解くしかなかった。肩当てとお尻当てを取り外すだけで疲れた。
浴衣ぐらいは自分で縫える様にと、結婚前にお裁縫のお稽古に通った時の作品で、よくもまぁこれ程馬鹿丁寧な仕事が出来たものだと、今では我ながら感心して飽きれてしまった。お稽古を受けた先生やその時の情景を思い出し懐かしかった。
解けた布を洗ってアイロンがけをし、3日がかりで準備OKとなったが、今や自分の集中力と根気の無さが身に浸みた。(笑)
〝布ぞうり”の先生はステキな方で皆んなに「やる気」を起こさせ楽しませながら解り易く教えて下さった。お陰で曲りなりにも出来上がった布ぞうり!そっと畳の上に置いてみた。感動もひとしおである。彼は喜んでくれるかな?気に入ってくれるかな?そうだとすれば次は材料を吟味して素敵な作品となる様に頑張ろうと思う。しばらくちょっとだけ飾っておきたいな。(笑)