昨日が祝日(天皇誕生日)であったこともあって、今日は混みました。午前中の最後の患者さんを診終わったのが午後の開始時間にかかってしまい、午前午後連続診療になってしまったのは、久しぶりです。その中で、帰省される方、旅行に行かれる方も多く、2週間の病気の経過の予想をたてて投薬し、生活の注意などをお話します。
この時期の患者さんは、ほとんどが中耳炎などの急性、亜急性の炎症疾患なので、2週間先までの経過をある程度正確に予想をするというのは、けっこう経験が必要です。教科書どおりであれば一律に旅行は中止してもらわなければならなくなってしまいますが、旅行先、交通手段、炎症の程度(鼓膜の状態)、その子の年齢などの条件で、リスクは全く変わってきます。悪化したときの対応を考えた上で、極力冬休みの予定を変えずに済むようにしてあげることは、開業直後にはなかなかできませんでした。こういうときは、11年間の経験がものを言うのではないかと、ひとりよがりかも知れませんが、思っています。