陽は学校で野球クラブに所属しています。
先日、試合のレギュラーが発表されたそうで。
人数少ないので5・6年生は全員出るそうですが、4年生のレギュラーの座をとれなかったようでガックリして帰ってきました。
結構なガックリぶりでした。
「レギュラー、選ばれなかった。。。どうせ次も選ばれないかも。。。4年生で選ばれたメンバーはみんな上手だもん。。。」
叱咤激励といきたいとこだが・・・あー・・・わかるその気持ち
レギュラーになれなかった悔しさと、上手な人に対する妬ましさと、どうせ○○だから無理と保身に走っちゃう気持ち。
ひなマムも子供の頃、同じように思ったことは何度も何度もあります。子供の頃だけじゃなく、今だって思う時がある。
こういうとこを見ると、陽は私に似てるな~と実感しちゃいます。
「ママもさー、そういう気持ちに何度もなったことあるよー。でも残念だった気持ちをどう切り替えていくか考えない?」
しばらくガックリしていた陽ですが、突然、
「そうだ、代走もあるって先生言ってた! 代走って、ちゃんと試合みてないとできないんだよ、チャンス逃せないもん。走れると思うし、それ狙えるように頑張る。」
そうそう、そういう考えいいよ
走るのは得意な方だもんね、自分の役割をそうやって探して頑張ろうって思えること、いい考えだね
ママは素直な子供じゃなかったからなかなかそういうふうに思えなかったり、切り替えられなかったりしたものだ。。。
でも、いつまでも引きずってても何も変わらないのだよねー。気分がどんどん損をしていくと言うか。痛いほどわかるからこそ、応援してあげたいと思う。
自分の存在を活かしていくこと、自分の価値を自分で見出していくこと、自分という人間が大切なのだということを自分で気づくこと、つまり、自己肯定感が高いこと。
それってすごく大事なことだと思います。
この『代走』の考えが陽自身から出てきたことにまずびっくり。そして、とても嬉しく思いました。
以前、ある講師のお話で、
「日本の子供は、自己肯定感が他国の子供に比べて低い統計結果がある。」
ということを聞いたことがあります。
人に優しくしなさいとはよく説教する気がするけど、自己を好きになって大切にしなさいとはなかなか説教しないかも。。。と思って聞いてました。
人には得手・不得手があって、どうしても活躍できない場もあるかもしれない。
得手な分野なはずなのに活躍できず、不得手な分野なのにやらなければならないこともあるかもしれない。
色々あるよねー。。。でも、陽が毎日頑張って学校通ってるってこと、すごくいいことだと思うよ。
叱咤激励ばかりが親の務めじゃないよね。
と思って、結構マッタリ
と二人で話してしまうのでした。
この日は晩ご飯の後に「ちょっとドライブ行かない?」と陽を誘い、陽は車の中で大好きなゆずのアルバムと劇団四季のライオンキングの歌を歌いまくって、むやみに30分くらいドライブして、帰って「ハァーすっきりした」と言ってパタッと寝ました。
そんな陽でしたが、先週、学園祭でやる英語の歌とダンス?とやらで、ダンサーに応募したらしい。
歌いながら踊るんだって。へー。
オーディションだとか言ってました。
そして結果発表・・・見事、合格
良かったね~
見に行くの、すごく楽しみにしてるよ。
親は、子供の自己肯定感を高めるお手伝い。
ついつい出来ないことや失敗したことを叱りがちなんだけど、良い結果だったり素晴らしい頑張りだったりした時は叱った時の何倍もほめてあげたい。
・・・とは思いつつ、「何度同じこと言われたらわかるんじゃーっ!!」って、つい言っちゃうんだけどね。
何度も何度も注意しても、「本当にひびいてんのかしら。。。
」と思うことだってある。
そんな中、この前すごく嬉しかったことがありました。
こっぴどくひなマムに注意された内容と、同じ失敗をしないためにどうしたらいいかのプロセスを陽なりに考えて書いた紙が、陽の机の前に貼ってありました。
感無量
あー、あなたを育てることは、私を育てることだなぁ。