あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

マクドナルドから始まった長い一日(の終わり)

2013-04-09 08:08:23 | 日記
一日かけて、住まいはココと見当つけているところの周辺環境を確認した。朝、昼、夜それぞれで街の様子に問題はないか、通勤、生活の便利はどうかなどなど盛りだくさん。
昼食後にいったん部屋に戻り、洗濯とアイロンがけ。夕方に再び出かけていった。
ほぼ一日中歩き回って疲れたので、部屋を出る前に地図で確認した公園脇のレストラン街で帰宅途中に夕食をとることにしたところ、思いがけず、ドイツ風のビアホールを確認。フリーペーパーにも載っていた店なので入ってみることにした。

ドアを開けると、いきなりギターの生演奏に迎えられ、始まったのがイーグルス「ホテル・カリフォルニア」、続いて、B.ディラン「風に吹かれて」、ビートルズ「レット・イット・ビー」でいったん終了。北京での事実上の初日からこんなものに出くわすとは。その後も名前は忘れたが、イーグルスはランディ・マイズナーの名曲、あー、曲名が出ない・・・。などなど私には懐かしい、また私でも懐かしいを通り越したような名曲が断続的に演奏された。

食事を済まし退店し、少し東に来過ぎたと思い、大通りに戻って自分の居場所を頭の中の地図と照らし合わせると、地下鉄で一駅分くらい東にずれていた。方角を確認して歩き出そうとしたところ、気が付くと赤ちゃんを抱いた老婆(あくまで外見、おそらく実際の年は筆者と同じくらいかより少し上。刻まれた皺が彼女の過去を物語る。)が話しかけてきた。
「可愛いですね。」と言い返すと、
何やら「抱っこしてやってくれ。」というようなことを言ってきた。
気色悪いので「時間がない。」と言って帰ろうとすると、左腕上腕部をつかんできたので、その手を振り払って、地下鉄の駅構内に逃げ込んだ。
あのまま抱っこをしていれば、言い換えれば両手を塞がれていれば、どのようなことになっていたか、想像に難くない。
難を逃れて帰宅、眠りに就いた。長い一日だった。         4月8日早暁記す(up 4/9 07:12)