あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

APEC狂騒曲(その2)

2014-11-14 22:47:18 | 日記
 何度も書くが、この国のやることはスゴイ。
 11月4日(火)に営業に関するお達しが出た。
 いくつか条項があるそうだが、まずは面白いやつから。

一つ 営業許可を得ていない飲食店の営業を禁止する。
   禁止期間は本日より11月12日までとする。

 営業許可のない店は、今日までどうしていたんだろう?
 答えはもちろん、営業していました、である。

 言葉の遊びをするとすれば、このお達しは、さしずめ、

一つ 今日まで取り締まってこなかった無許可営業の飲食店については、
  本日から11月12日までは取締を行う。

というふうに理解するのが素直なのだろう。

 許可を得て正規の営業をしている店に対しては、

一つ 本日より11月12日まで、屋外での営業を禁止する。

 オープンカフェは御法度ということだ。
 歩道の占有許可(講学上の特許にあたる。あー懐かしい、行政法!)
も得ていないので、これも実は日本の法的感覚からみれば、違法といえ
ば違法だったりするのだが。

 ちなみに店によっては13日までと言い渡されたところもあるようだ。

 そんでもって結果、どうなったのか。

 少なくとも拙者の行動半径の中では、お達しは守られ、多くのお店が
急遽、休業に追い込まれ、オマンマ食い上げ状態となった。

 泣く子も黙る城管(チャン・グアン)という種類の警察が取り締まる
ため、泣き寝入りをするしかないのである。

 この城管については、次で触れてみたい。(まだ続く)