あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

秋の七草、見つけた4種

2013-09-29 11:36:49 | 燕京歳時記
 さて、実は今回も、第4回北京国際山歩き大会の番外編である。
 しばし老人の繰言にお付き合いいただきたい。

 秋の野に咲きたる花をおよび(※指のこと)折り掻き数うれば七種の花 憶良

 遣唐使OBの山上憶良は、秋の野山に見つけた花を指折り数えたら7つだったそうな。

 ①萩の花➁尾花③葛花④撫子の花 また ⑤女郎花⑥藤袴⑦朝貌の花 憶良

 この7つだそうである、ちなみに7番目の朝貌は、朝顔ではなく桔梗のこと。

 秋の野山に放たれた拙者、実は、せっかくなのでこの7つを探しながら山道を
登っていたところ、園芸種も含め4つを確認した。ただ余裕がなくて桔梗の写真は
取り損ねてしまった。

 まずは萩、ヤマハギと言うのだろうか、枝ぶりも小さく、日本の街中で見かける
ような一定の塊をつくるような生え方はしていない。花も小ぶりで、何でも中国の
方が大きいと考えがちだが、中にはこうした例外もある。
 尾花、ススキだがこれも何種類かあった。大体日本のものと同じ。
 撫子、やはり中国産の石竹であって、園芸種しか確認できなかった。
 桔梗、一箇所、ある程度かたまって咲いていたのだが、時間を気にしていて写真
を撮る余裕がなく、帰り道にと思って進んだが、帰りはへとへとでそれどころでは
なくなってしまった。残念!

 さて憶良は、中国での経験を詠んだものなのか、日本での経験を詠んだものなのか。
 日本にいればそんなことは考えもしないが、実際に中国で秋の野に出てみて、4/7
を発見してしまうと、さてどっちかな、なんていうことを想ってみたりもする。
 それはそれで、楽しいことである。

 とりあえず写真はまたの機会に、このgooはリンクや写真がコピーペーストでき
ないので、結構面倒くさいのです。横着して済みません。

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