いつのまにナンキンハゼのしおりかな あきオジ

半日家にいてＣＤを聞きながらお絵かきしている。
そんなどうでもいいような時間の流れを
至福の時間と言うのかもしれませんが
そんな文学的な表現を使えるほどの感性がありません。

落日はどうにもならずそんなもの あきオジ

干柿のすだれ引きこむ日ぐれどき あきオジ

お妾が思い出される藤袴 あきオジ

昔は何の不思議もなく存在したことが
いまは消えてしまったか
変質したものがありますし
新しく誕生したものがあります。
脱皮しないと生きられないのが人なのでしょうかね。

じっとして池を見つめる鳥になり あきオジ

ダリアにも皇帝がある馬鹿らしさ あきオジ

梨食って仕事がなくても居座る子 あきオジ

ぐうたらと言われ続けた里の秋 あきオジ