りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

老惨とは?

2018年07月04日 | 日記
老残という言葉はあるが老惨は辞書にはない。
著者が思いついた造語でしょう。
著者とはかの石原慎太郎です。
辞書によれば「老残」とは年をとってむなしく生き
ながらえること。とあります。
最近発表された彼の著作によると本人の身代わりとも
思われる或る作家の年齢は85歳である。
彼が一番興味のあるのは死ぬこと。
「五年前にあの脳梗塞をやって以来体が完全には
いう事を聞かなくなって今じゃ全身汗をかくような
スポーツも出来なくなってしまった。そんな自分が
忌々しくって自分を持て余している心境だよ。
だから多分もう目の前の俺の『死』についてばかり
興味があるのさ」というのである。
そして、この作家が今一番知りたいことは
「俺はどういう死に方をするんだろうね」という
ことです。
これは作家でなくても誰もが思うことです。
わたしも思っていますから。(笑)
さらには「来世というものが本当にあるのかね」
などという疑問をなげかけている。
これほどまでに名をなした大作家でも考えることは
案外我々凡人と変わらないものなんだな、と思いました。

                文学界七月号より
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4 コメント

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考えさせられます (ピーナツ)
2018-07-04 21:49:19
りたいあまんさん

ブログを拝見、まもなく80歳を迎える小生ですが、やはりどんな死に方?かなと思う事があります。
幸いにまだ元気にパークゴルフ(ゴルフは引退)を楽しんでいますが、動けなくなった時を考えます。
一日一日を元気にとそればかり考えるこの頃です。
返信する
考えさせられます (りたいあまん)
2018-07-05 10:24:00
ピーナツさん。おはようございます。
ほぼ同年齢と思われますが。
思うことは同じですね。

ピーナツさんはパークゴルフや
写真活動などでアクテイブに
やっておられます。
うらやましい限りです。
まだまだこれからですね。
頑張りましょう。
返信する
Unknown (独り言)
2018-07-05 20:30:21
初めまして。いつも拝読してます。

宗教で言うあの世というものが
あるかどうかは分かりませんが、
死が全ての終わりかどうか、
後には何も無いという考え方には疑問を
覚えます。

途方もない大きな力が有って
それにより全てが操作されてるように感じます。

どんな死に方をするか、そんな事は
考えないようにしてます。考えてもどうこう
なるものでもないし。

死は万人に平等に来るもの。
逃げ隠れ出来るものでもないし、それなら
そういうものを真正面から受け止める
気構えだけ持っていればよいことでは
ないでしょうか。

生きてる間は感謝して大いに生を
楽しみたいものです。
返信する
Unknown (りたいあまん)
2018-07-05 21:25:51
独り言さん。
どうも。
コメントをありがとうございます。

死生観。これは誰にも避けて
通れない問題のようです。
「あの世」があると大概の人は
思っていますね。
「この世」での善行・悪行という
考え方もそこから発生してくるのでしょう。

若い頃は考えなかったことですが
八十に近づいてきた今、無意識に
考えてしまいます。
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