作家の半藤一利さんが亡くなった。90歳だった。
私にとってはその著作から日本の歴史を学ばせたもらった
ありがたい先生でもあった。殊にベストセラーにもなった
名著「昭和史」は今でも手元に置いて大事にしている一冊
である。
読むきっかけとなったのは、自分が生まれた昭和というのが
どんな時代であったか知りたかったからである。
授業形式でわかりやすい歴史書だった。
第四章の「軍国主義はかく整備されていく」や第十一章の
「四つの御前会議、かくて戦争は決断された」は興味深く
読めて、抱いていたいくつかの謎が解けたような思いが
したものだった。
まだ読んでいない代表作「日本のいちばん長い日」や
「漱石先生ぞな、もし」はぜひ今年中に手に入れたいと
思っている本のリストに入る。「漱石先生ぞな~」は特に
妻の未利子さんが夏目漱石のお孫さんであると知ってぜひ
読んでみたいと思ったものである。
昭和史、改めてきちんと読み直そうと
思います。
日本が何故無謀な太平洋戦争に
突入したのか。軍部の無責任かつ
強引な愚策。メディアが煽り国民が
それに従わざるを得ないかった。
観念論的、対症療法的な悪しき思考は
日本人に共通したものでしょう。
それは今も続いているような…
日本のいちばん長い一日は、映画で1967年と
2015年に放映されてますが、両者の違いも
興味深い。両方観たいなと思ってる所です。
今朝の朝刊一面のコラム欄、半藤一利さんの
「ノモンハンの夏」の話です。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
太平洋戦争についての批判はまったく
その通りです。
日本の一番長い日は二度も映画になって
いたんですね。知りませんでした。
目からうろこです。
近いうちにどこかの局で放送されることかと
思います。
その時は必ず見ます。
欺瞞によって真相が隠されると、色々なものに歪みが起こります。道理に反するこの世の中の数多くの事象を見ればわかります。すべてが自然現象ではなく権力者の欺瞞によってもたらされたものです。権力者は古代から、権力を維持するためにウソをつきます。ですから、敗者の声を真摯に聞くことにより、歴史の真実に目覚め、日本をどうすればいいかに気付けるのだと思います。最近の研究によって、通説・定説がどんどん崩れてきて、徐々に浸透しつつあります。古代史から近現代史の真相解明を行っていますので、よろしければ拙ブログにお越しください。突然ぶしつけなコメントで失礼しました( ^)o(^ )
こんにちは。
コメントありがとうございます。
自分は近代の文学を中心に読書の輪を広げて
きました。
政治の分野では福沢諭吉です。
半藤さん以外の著作は不勉強です。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。