りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

映画クレアモント・ホテル

2022年02月06日 | リタイア日記

 

ブルーレイ・ディスクに録画しておいた映画クレアモントホテルを

見た。2005年英米作品。

舞台はロンドンにある長期滞在型ホテル、クレアモントである。

登場人物は写真にあるような青年と老婦人が主役である。

青年は売れない貧乏作家であり、老婦人はこのホテルに泊まるべく

ロンドンへとやってくるのだが、二人はふとしたことで知り合い

親しくなる。

青年の方はさておき、注目すべきは老婦人の方である。

この人は一言で、かつ、日本的に言うと「かわいいおばぁちゃま」

とでも言うべき人物である。

旅行かばんの中にワーズワースの詩集を入れてくるという場面を

見て、私はその品の良さとともにグッと惹きつけられてしまう。

何故なら私もワーズワースは英国の詩人のなかで一番好きな詩人

であるから。

手元にある「英詩鑑賞入門」によるとワーズワースはケンブリッジ大学

に在学中から作詞をはじめ18世紀に活躍した詩人となっている。

代表作のDaffodils(水仙)は湖水地方のことを詠んだ美しい詩である。

さて、映画では老婦人が病に倒れ、青年とも会うことなく急死して

幕を閉じることになる。

老いとは何か。

そして愛と呼ぶには可愛らしすぎる二人の出会いである。

 



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