文章の練習のため数年前よりY新聞発行の
「編集手帳」を活用している。
今日の話題は朴大統領の罷免と韓国裁判所に関するものだが
この話題はそっちの方へ置いておいて、私が興味を持ったのは
正岡子規の話のほうである。
編集手帳の筆者は話の枕に子規の大学予備校時代のエピソード
を引いている。これは世間に良く知られている話でもある。
judicatureという単語を知らずに隣の学生に聞いた
結果「法官」を「幇間」と聞き間違えたという有名な話である。
子規は英語が苦手であったらしい。試験のときカンニングをしたのだが
このとき手伝った学生は不合格になり子規は合格したというのも愉快な
話である。
また、伝わるところによると夏目漱石が松山の子規を訪ねた際、子規が
うな丼をおごるからと言って誘ったにもかかわらず実際は漱石に代金を
支払わせたということである。これなんかもおもしろい。
おしまいに一番よく知られている子規の句を引用しておく。
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
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