食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

王様と私

2009-10-27 07:29:14 | 日記
近代


 他の東南アジア諸国が、ヨーロッパ列強の介入に苦悶の表情を浮かべているのを

尻目に、タイだけは植民地化をまぬがれていた。



 世界史上、アジアにおける非植民地国は日本とタイだけである。



 当時、タイを統治していた王様は、「ラーマ 4世」


 欧米を相手取り、彼が繰り広げた巧みな外交手腕により、列強支配を回避することができたのである。


 ロシアにおけるピョートル 1世。  イギリスのエリザベス 1世。 同様、ラーマ 4世は、偉大な君主として、今日でもタイ国民の仰望をあつめている。


 
  「王様と私」 、、、、 という映画、ミュージカルがある。


 かつて、ユル・ブリンナーのはまり役だった作品。


 時代的にピンとこない方でも、「Shall we dance ? がテーマ音楽なんだよ」

 と聞けば、親近感が沸くかもしれない。


 
 この、「王様」のモデルが前述した、ラーマ 4世 なのだ。


 面白いことに「王様と私」、 タイではタブー。


 当然、上映も禁止されている。


 「何故だろう?」


 ご観覧の上、ご思索くだされ。。。。。



    「閑話休題」



 さて、僕の弟のようにカレーと焼肉しか口にしない、奥さん泣かせの人にとって


 間違いなく、タイ料理は食べるに耐え難い類のものと察せられる。



 パクチー、こぶみかんの葉、レモングラス、等香草をふんだんに使用するこの料理、 大好きか大嫌いかの両極端に均分される。



    タイ料理の代名詞といえば「激辛」  


   これはタイ北部のイーサーン地方に由来する


 「タイ料理にはまるには、イーサーン料理にはまれ」


 と言うぐらい、個性を前面に押し出してくるメニュー。


 タガメ料理、ゴキブリ料理にまで行き着くことができれば、ネプチューンの名倉さんもビックリのタイ人に変貌できる。



   トムヤムクンの鼻につく匂いを嗅ぐと、15 年前のボストンに記憶が


  リセットされる。。。。。