食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

伝説の銀座

2019-12-22 07:03:40 | 日記
昨晩の、アド街ック天国は、「伝説の銀座」でした。明治・大正・昭和から続く古参、有名店が主人公。数年前、閉店してしまった「ボルドー」の姿はありませんでした。ボルド~~ 僕も10年ほど前、同級生と、そのとてつもなく重く厚い扉を開けましたが、銀座最古のバー(だと思います)。 帝国海軍ご用達の店内は、時が静かに重層しており、当時そのまま、ある種の物々しささえ肌に覚えます。 山本五十六連合艦隊司令長官愛用に席に座り(誰でも座れました)、マティーニを口にした瞬間、涙が、滝のごとくに流れ落ちました。 もう、それしか覚えておりません。 間違いなく山本五十六元帥が降臨したのだと思います。 ボルド~~ できるなら、再開店して欲しい。 AIだの、全ゲノム解析時代だの、外の世界がどんなに変わろうと、そこだけ特別な時間が流れている。 ボルドーの復活を願ってやまない日本人のひとりです。 番組では案の定、「ルパン」は取り上げておりました。銀座の路地裏、アルセーヌ・ルパンの絵の看板の下、地下に続く階段を下りてゆくと、そのバーはあります。太宰治、坂口安吾など無頼派の作家の写真が並ぶ店内、特に太宰治の腰掛け写真はあまりにも有名です。そればかりが象徴的ですが、藤田嗣治の絵が、さりげなく飾られている、歴史的芸術空間でもあります。 ルパンは、現役で営業しておりますので、ふらっとお立ち寄りください。 番組で、20世紀最大のスパイ事件、スパイゾルゲが、愛人の石井花子と逢瀬を重ねたドイツ料理屋が、今も銀座にあることを知りました。 絶対に伺いたいです( まずは、愛人をつくって~~🤣🤣🤣)