夕方、リビングで寝ころんで天井を見ると、こんな影が映ります。一番好きな影です。レースのカーテンの陰ですね。
少しだけ、光が薄まってます。家の側面にひょうたんのつるや葉っぱがはうようにしているので、夏の強烈な日差しが少しだけ薄まります。
光も差さない暗いじめじめは嫌いだけど、日光さんさん、強烈な光も苦手です。少し薄暗いのが好きです(年齢と共に天然光の下で顔見られたくない)
それで思い出したのが、谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」です。探し出して、もう一度読んでます。数年前に読んだ時とまた、解釈の仕方が変わってきた。
日本人の家屋は、薄暗く、それが感性に合ってるって。谷崎は、塗り物のお椀の中のお吸い物、そのお椀のふたを取ったときにも何か深いものを感じると書いてます。ウ~そんなん思ったことなかったけど。
塩分控えなあかんから、具しか食べてなかったけど。今度、じっくり考えてみます。
谷崎潤一郎は、好きな作家です。特に好きな作品は、「痴人の愛」、「細雪」。「細雪」の中には、私が普段乗り降りする駅名が出てきます。まさか、そこに、住むことになろうとは思わなかった。
少し、色々お疲れ気味ここ3年、中断していたピアノをまた始めるつもりだけど、どうなることやら