これは今や小説の一分野となってきた”アンチエイジング小説”です。
キャッチコピーは、「何歳からが中年ですか?」私はいつまで女でいればいいのか?うまく枯れていくことができない中年世代のお話。
もう、私なんて完全に中年ですけど・・・
少しずつ年齢の違った女性3人が登場。それぞれ立場が違うけど。でも、みんな誰かに認められたい、必要とされたい、生きている実感が欲しいと思うのは、一緒。
やっぱり、一番共感したのは、専業主婦の主人公かな?彼女は、娘の中学受験が終わったら、もう何にもすることがなくなり目標を失ってしまって、永遠に続く日常(誰にも感謝されない家事の毎日)にうんざりしてる。
これはよくわかる。私も息子を志望校に合格させることを目標にしてきたから。中学受験・高校受験・大学受験も乗り越えたとたん、何もなくなってしまった、もう私には何もないって、思ったもん。
でも、今の仕事をしてそれは多少解消されてるかも?生徒さんが、「合格しました」「今までありがとう」って言ってくれたとき、もう何もかも忘れてしまうくらい嬉しい。あの笑顔に代えられるもの、その喜びに代えられるものは、ないもん。
しかし、この小説、中途半端に終わってるけど、主婦の主人公が怪しい方向に行きそうで恐い。心配だ。「あなたがしてることでは、何も解決しないし、乗り越えられないよ。この後の長い人生、生きられないよ」って、彼女より10歳近く年長の私は、言わずにはおれない。
あべかわもち
ケーキ一本完食の息子
骨付き鶏ぶつ切りのスープ煮。
息子は火曜日に帰ってくれた、正直ほっとした。やっぱり、息子のいない生活ペースができているんで、しんどい。出かけても、ごはんしなあかんとか思うし。おまけに今週は体調も悪いし、仕事も忙しかったし。
もう半年くらい帰ってこんでいいわ。バカ息子