おやつと本とアートで綴るhirorinの思い出

おいしいもの・小さくて可愛いもの・アート・本が大好き。これからも健康に注意しながらおやつを食べ続けることを誓います。

「中年前夜」 甘糟りり子

2008年02月07日 09時20分59秒 | 読書

これは今や小説の一分野となってきた”アンチエイジング小説”です。

キャッチコピーは、「何歳からが中年ですか?」私はいつまで女でいればいいのか?うまく枯れていくことができない中年世代のお話。

もう、私なんて完全に中年ですけど・・・

少しずつ年齢の違った女性3人が登場。それぞれ立場が違うけど。でも、みんな誰かに認められたい、必要とされたい、生きている実感が欲しいと思うのは、一緒。

やっぱり、一番共感したのは、専業主婦の主人公かな?彼女は、娘の中学受験が終わったら、もう何にもすることがなくなり目標を失ってしまって、永遠に続く日常(誰にも感謝されない家事の毎日)にうんざりしてる。

 

これはよくわかる。私も息子を志望校に合格させることを目標にしてきたから。中学受験・高校受験・大学受験も乗り越えたとたん、何もなくなってしまった、もう私には何もないって、思ったもん。

でも、今の仕事をしてそれは多少解消されてるかも?生徒さんが、「合格しました」「今までありがとう」って言ってくれたとき、もう何もかも忘れてしまうくらい嬉しい。あの笑顔に代えられるもの、その喜びに代えられるものは、ないもん。

 

しかし、この小説、中途半端に終わってるけど、主婦の主人公が怪しい方向に行きそうで恐い。心配だ。「あなたがしてることでは、何も解決しないし、乗り越えられないよ。この後の長い人生、生きられないよ」って、彼女より10歳近く年長の私は、言わずにはおれない。

 

 

あべかわもち

 

 

ケーキ一本完食の息子

 

 

骨付き鶏ぶつ切りのスープ煮。

 

息子は火曜日に帰ってくれた、正直ほっとした。やっぱり、息子のいない生活ペースができているんで、しんどい。出かけても、ごはんしなあかんとか思うし。おまけに今週は体調も悪いし、仕事も忙しかったし。

 

もう半年くらい帰ってこんでいいわ。バカ息子

コメント (22)
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