おやつと本とアートで綴るhirorinの思い出

おいしいもの・小さくて可愛いもの・アート・本が大好き。これからも健康に注意しながらおやつを食べ続けることを誓います。

影裏 如何様 くだんのはは

2020年02月22日 20時44分53秒 | 読書

映画「影裏」「観に行こうかな?」と思い、原作本を読んでみた。

この作家さん知らなかった・・・そして芥川賞受賞作だったのね
知らなかった・・・司書資格あってもこのレベル・・・

ストーリーは、3.11+同性愛+禅語が混じったような作品。
電光影裏斬春風」という禅語が鍵になってる。それよりこのワードが「吾輩は猫である」に出ていたことにびっくり。漱石は禅を学びに行っていたことは知っていたけど。

影裏」、最後にびっくり。光と影・・・

如何様」これは、戦後すぐの話、復員してきた画家が出征前と全く容貌が違っていて、でも証明書?はちゃんとあるし、何より絵も前と同じように描ける。本物か偽物か?それを依頼されて調べる話だから、ミステリーかと思ったら、違うねん。

本物と偽物の違いは何か?何が本物で何が偽物か?とか哲学的問題になってきて、話がはっきりしない。「どっちやねん?」て言いたくなる。多分、偽物なんだろう。画家が出征中にしていた仕事からそれは想像できたけど。

ただこの作品、漢字が難しすぎる・・この漢字使う?みたいな。日本語検定の勉強してる時みたいに、手書き辞書アプリ使いまくりだった。

くだんのはは」小松左京は、高校生の頃に読んでものすごく恐かった。息子が「牛鬼って知ってる?」「牛鬼と言うよりか、くだんは知ってるけど。」で思い出して、再読。

件=くだん、人+牛、それを「九段の母」とかけている。戦争中のお話。阪神間が舞台なので、場所も分かっているので余計に怖さが増す。

さすが、山本山。のりせんべい、おいしい。せんべいを食べると言うよりも‘お海苔‘を食べるみたい。おいしいです。

これもおいしい~

コロナウイルスの影響。社内メールチェック。入社式が簡素化、全体会議中止(初めから私は行かないでいいけどね)なるほどねえ~やっぱりねえ~

生徒時代を含め7年間一緒だった講師がお別れの挨拶に。涙が出たよ。寂しい~ずっと同じ毎日が続くと思っていたのにね。
そんなことあるわけないのは、これだけ生きてたら分かってるのにね。

今月・来月は寂しさでいっぱいになります。

コメント (6)
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