映画「影裏」「観に行こうかな?」と思い、原作本を読んでみた。
この作家さん知らなかった・・・そして芥川賞受賞作だったのね。
知らなかった・・・司書資格あってもこのレベル・・・
ストーリーは、3.11+同性愛+禅語が混じったような作品。
「電光影裏斬春風」という禅語が鍵になってる。それよりこのワードが「吾輩は猫である」に出ていたことにびっくり。漱石は禅を学びに行っていたことは知っていたけど。
「影裏」、最後にびっくり。光と影・・・
「如何様」これは、戦後すぐの話、復員してきた画家が出征前と全く容貌が違っていて、でも証明書?はちゃんとあるし、何より絵も前と同じように描ける。本物か偽物か?それを依頼されて調べる話だから、ミステリーかと思ったら、違うねん。
本物と偽物の違いは何か?何が本物で何が偽物か?とか哲学的問題になってきて、話がはっきりしない。「どっちやねん?」て言いたくなる。多分、偽物なんだろう。画家が出征中にしていた仕事からそれは想像できたけど。
ただこの作品、漢字が難しすぎる・・この漢字使う?みたいな。日本語検定の勉強してる時みたいに、手書き辞書アプリ使いまくりだった。
「くだんのはは」小松左京は、高校生の頃に読んでものすごく恐かった。息子が「牛鬼って知ってる?」「牛鬼と言うよりか、くだんは知ってるけど。」で思い出して、再読。
件=くだん、人+牛、それを「九段の母」とかけている。戦争中のお話。阪神間が舞台なので、場所も分かっているので余計に怖さが増す。
さすが、山本山。のりせんべい、おいしい。せんべいを食べると言うよりも‘お海苔‘を食べるみたい。おいしいです。
これもおいしい~
コロナウイルスの影響。社内メールチェック。入社式が簡素化、全体会議中止(初めから私は行かないでいいけどね)なるほどねえ~やっぱりねえ~
生徒時代を含め7年間一緒だった講師がお別れの挨拶に。涙が出たよ。寂しい~ずっと同じ毎日が続くと思っていたのにね。
そんなことあるわけないのは、これだけ生きてたら分かってるのにね。
今月・来月は寂しさでいっぱいになります。