「あなたがパラダイス」 平安寿子

人生を生き抜いたパラダイス＝ごほうびの場所では、まだまだいける恋心が健在でした。３人の中高年女性、夫と家族と恋人による、ユーモアたっぷりのアンチエイジング小説です。

 

とうとう、小説の世界にもアンチエイジングが、一つの分野として成立したのか？って感じです。みんな、更年期障害や更年期真っ只中で、色々、自分自身にも家族にも問題が起こる歳なんだよねえ。

 

確かに、努力や精進の賜物でお肌や体型は、なんとかなるけど、「どうにもならない老化現象」はある。それは、自分自身が一番よくわかってるもんね。

 

更年期っていうのは、女性なら誰にでも公平に訪れるし、そのとき試されるのは、資産や能力、容姿の美醜など、属性ではなく、そこまで培ってきた人間性そのものだって。ああこの一節に心惹かれました。今こそ、私、試される時なのね。私の魂を人格をって・・まあ、試されたらとってもひどい私なんやけど。（そういや、丹羽文雄でよかったっけ？「魂の試される時」って本があった）

 

あと、ホルモン補充療法は、日本では、なぜあまり受け入れられないのかについては、森羅万象に八百万の神が宿ると感じる日本人は、自然の流れに逆行することへの畏れがあるらしいです。

確かに・・・私も一度ホルモン治療法受けた時、いややったもん。でも、それは、そういう崇高な理由からやなく、乳ガンとかのリスクへの心配から・・まあ、今は、正常に戻ったんで、受けてないけど。

 

昨日で、やっと３連休も終わりました。ほっとします。昨日は、麺類のことで、パパと喧嘩をした。私が毎日、毎日、麺類ばかりはいやだと言うと、「ママがごはんを炊くのがめんどくさいと思って麺類をリクエストした」と抜かす。違うやん。ごはんのほうが、簡単やん。炊飯器が炊くんやから。麺類は、パパの希望やのに。それに、麺類だけでは、あかんと思って、麺類に合うおかずを作るややこしさ。

 

パパに言うたよ。「自分の言ったことに責任を持つように」と。しかし、男の責任が、「麺類」かい？なんて、情けないレベルの低い夫婦でしょう？とにかく、会社に行ってくれてほっとしてます。

 

パパも会社に行くのがうれしそうで、私がいないほうがいいみたいで、「どっか、また、泊りがけで遊びに行けば」だって。もう、帰ってきーへんからね。いいんかいな？