寄り道研究所

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ノイズキャンセリングヘッドフォンの新型はいい!

2007年01月21日 | 日記
ノイズキャンセリング・ヘッドフォンMDR-NC22は大きく進歩していました。

旧型になってしまったMDR-NC11Aは新幹線出張のお供には無くてはならないヘッドフォンです。
新幹線は禁煙、2列の窓側を定席にして、朝は必ず一眠り、帰りは弁当とビール、ゆで卵でリラックスタイムを満喫、あとはiPodを聴きながら眠ってしまうのです。

新幹線ってウルサイんですよね。
一番の騒音はレールと車輪からくるゴー、ガッタンガッタンっという低音で、耳を密閉してくれるカナル型のヘッドフォンでも音楽を楽しめるところまで騒音を低くしてくれません。

耳を完全に覆うヘッドフォンという手もありますが、持ち運びにはジャマです。
そんな無理な要望を解決するのが、普通のイヤフォンに電子的に騒音を減らしてしまう装置を付加したノイズキャンセリング・ヘッドフォンで、簡単にいえば、騒音を音で打ち消す、だけなんです。

キャンセリングのスイッチを入れると、まるで私の周りにシールドが張られたように騒音が小さくなります。
ギターの演奏なんか騒音に埋もれてしまい聴く気にならないのですが、このイヤフォンなら楽しむ事が出来ます。



私は新幹線用なのですが、飛行機もジェットエンジンの騒音もけっこうひどいようで、座席にあるイヤフォン端子にも使えるようにアダプタが付属しています。
耳の穴の大きさも人それぞれで、大中小、三種類が付属しているので、私のように左がちょっと小さくてもフィットさせる事が出来ます。
おまけじゃないですが、持ち運びようのポーチも付属



イヤフォンそのものを取替える事は出来ないのが辛いところなのですが、耳の部分に騒音打消し用のマイクが内蔵されているのでしかたないですね。
私のように胸ポケットのiPodから聴くとなると、あまりにも線が長過ぎるのが困り者です。



単三電池一個が電源で、使用時間は説明書のの表示によればアルカリ電池で50時間、普通の電池での20時間になっています。
電池が弱くなってくると電源表示のランプが暗くなるので、取替え時はわかります。
充電式電池についての記述はありません。



イヤフォンは鏡餅のようなソニー独自の形で、旧型の単に耳穴に入れるだけの物より安定してます。



上が新型、下が旧型


旧型となったMDR-NC11Aと比べてみました。
この部分に電池とノイズキャンセリングの電子部品が内蔵されています。
無駄な三角形で大柄なデザインには疑問を持っていましたが、新型ではコンパクト、軽量です。
旧型では音量調整が出来たのですが、新型では廃止されています。

旧型ではスイッチを入れていないと音質最悪、電池の予備は絶対必要ですが、新型ではキャンセリングは出来ないものの、スイッチを入れなくても音質に劣化はありません。

外部の音を完全に遮断するわけではなくて、車内アナウンス程度は聞こえるものの明瞭ではないので旧型ではイヤフォンを外して聴いていたのですが、新型ではキャンセリングを一時的に切る押しボタンが付いているので慌てないですみます。



大きく変わったのがコードです。
旧型では固めの2本のコードをくっつけたようになっていましたが、新型では柔らかめのビニール風の丸コードになっています。
これまでは、イヤフォンを付けたまま動くと、コードと体の擦れる音がイヤフォンに伝わって不快な雑音になっていましたので、大きな改善です。



これが変わった

・コントローラーが大きく重くぶさいく→コンパクト、シンプルに
・コードが固くてじゃま→丸コードで柔らかに
・イヤフォンが重くて外れやすい→新型でフィット
・線の長さを調整できない→あいかわらず
・イヤフォンは取替えられない→あいかわらず
・電池が切れると耐え難い音質→音質は改善された
・ボリュームが変えれる→無くなった

基本的には変わりがなさそうだったので買おうかどうか迷っていたMDR-NC22ですが、不満だったところが大きく改善されていて、買換えは正解でした。
デザイン、使い勝手、音質が格段に進歩していますから、買換えはもちろん、出張でiPod(iPod以外でも)を使われているならお薦めです。

音楽を切れば耳栓代わりにもなって、静かな新幹線で眠る事が出来ます。

改善して欲しいのは、ポーチから取出すと線が絡まっていて音楽を聴くまで大変な事です。
新幹線のように2時間以上使うなら儀式としていいのですが、通勤の短い時間では、取出すのと収納の手間は予想以上に面倒です。
できればリール式にして線を収納して欲しいところです。