折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

ポカポカの日

2025年02月25日 | 

 椿




寒が明けても寒かった2月、出かける時にはしっかり準備して身構えて、それから外へといった毎日でした。それが25日は朝から陽射しも空気も暖かい。あの刺すような北風も無い。午前中に自転車で走っても手袋はいらないしコートの襟を緩めたくなりました。午前11時の交差点の温度表示は8℃、今までは3℃か4℃でしたから気温差はそれほどないのに数字以上に暖かい。信号待ちしながら真っ青な空を見上げて高度を上げて行く飛行機を見送る。寒さが厳しければ北風に抵抗しながらひたすら信号の変わるのを待っていましたからのんびり空を見る余裕もありませんでした。


交差点の表示「速度注意」「8℃」がスマホでは写らなかった…


春の陽気の花屋さんではつい、また花苗を買ってしまう


庭のクリスマスローズ


あぁやっと…春、もう後戻り無しでと願っています。

兄嫁さんのお見舞いへ

2025年02月19日 | 

 椿



1月に自宅で倒れた兄嫁さん、今はリハビリ専門病院に入院中です。入院当初は感染予防のため面会は控えてと言われていたし「誰にも会いたくない」と言っていると聞くと、どんなに辛く悲しい思いをしているのだろうと気になっていました。それが先週には「今は落ち着いておしゃべりもしたいと言っています」と聞きました。それならと早速姉と二人で病院へ面会に。

病院は新しく広々してここなら気持ちも明るくなりそうな気がしました。面会は14時から16時まで、1度に2名まで15分の決まりです。でも着いた時にはリハビリ中だったのでしばらく待って部屋に行くと先に息子さんのお嫁さんと大学生の孫さんが来ていて合計4名になるけどいいのかな、でしたが、部屋は個室なので「いいでしょ」と言うことで入れていただけました。
車椅子の兄嫁さんは「まぁ、来てくれたの。有難うね。」と声に力もあり倒れる以前より元気そう。「倒れたと聞いてびっくりしたけど元気そうで良かったわ」と言えば「リハビリ頑張っとるでね」と。息子のお嫁さんが優しく手を握りながら「リハビリを始めて1週間で麻痺していた左手の握力が少し戻ってきたんですよ」と。倒れる前には独り暮らしは寂しいと言っていた兄嫁さん、今はお嫁さんや孫さんに見守られてとても幸せそうに見えました。面会時間の決まりは15分なので、私と姉は早々に病室を後にしました。

丁度ひと月前に二人の兄嫁さんとわが家でランチ会をした時には浅利の味噌汁を作って鍋ごと自転車で持ってきてくれるほど元気だった兄嫁さんは85歳、私は82歳、姉はあと数日で88歳。帰りのバス停でバスを待ちながら「次は誰の番か分からないよね・・・」とつい自分たちの先の事を思ってしまいました。が、しんと思っていたのはほんの一時、いつも姉は切り替えが早い。「生きてるうちは楽しく過ごさなね」と。先日は車の免許更新を済ませて「これで91歳まで乗れる〜🎶」とラインしてきました。でも、息子さんに「知らない所へは乗らない。他人を乗せない。夜は乗らない」と言われて今回も地下鉄とバス利用。帰りの名古屋駅では「漢字検定の本を買う」と言うことで本屋へ。先日3級試験を受けて気持ちは次の準2級試験の準備なのだとか。「これって頭の体操にすごくいいよ」と本当に楽しそう。昨年4級から初めて「どこまでできるか挑戦するのは楽しいよ」「朝は漢字の勉強、午後からはプール、医者にも行かなかんしねぇ」と。3冊の本を抱えた姉を地下鉄の改札で見送って、あの元気を見習わなくてはと思いながら帰りました。帰り着くと間もなく「今家に着きました」とラインがあり私もスタンプ返信。
改めて前向きに過ごさねばと思った1日になりました。

 椿

気になる予感

2025年02月14日 | 
 椿



昨日13日はニュースにもなるほど風の強い日でした。私は教室のある日で9時前には出かけて帰りは夕方、晴れていれば自転車で走ります。前夜の天気予報では朝方に雨は止んで風が強いと言っていました。昨日の朝起きて外を見るとまだ小雨、そして何だか暗い気がします。雨なので暗いのは当たり前ですが、私の気持ちが暗いのです。頭の中に浮かぶのは、小雨が止んで風の吹き出した中を自転車で出かけ「突風で転倒」と言う言葉の繰り返し。嫌な気分でスマホの天気予報を見ると日中は11mの風とあり、11m吹けばビルの間や広い交差点などの突風はどれくらいか・・・。朝食を済ませ出かける準備をしていても「突風で転倒」の言葉が頭から離れません。外に出てみれば家の周りはそんなに強い風でもないし普通に自転車も通ります。でもとても変な気分が抜けなくて、タクシーで行こうと決めました。

朝はタクシーの忙しい時間、30分は待つつもりで電話すると15分ほどで来てくれて、乗れば10分もかからず目的地到着。往きがタクシーなら帰りも当然タクシーで、往復合計2,340円(名古屋市の敬老パス利用で1割引)。
朝のモヤモヤした不安から思わぬ出費でしたが、安心と安全とには有効な投資だったと思っています。思ってはいますが、あの不安はどこから来たのか。繰り返し「突風で転倒」と私に囁いてくれたのは神様か仏様か、単なる私の心配性ばかりとは思えなくて…ともかく無事に過ごせたことに感謝しています。

モデル用の花や花瓶に絵の具類を抱えてバスや地下鉄を乗り継ぐのは大変なのでどうしても自転車が便利ですが、これからはタクシー利用も増えるかも、増えてもいいと思えたことでした。



詰め放題

2025年02月11日 | フラリエ


フラリエ


11日は寒くてもすっきり青空、切り花を買いたくて都心の公園フラリエの花屋さんへ出かけました。元気なら自転車で走るところですが、まだちょっとそこまでは元気が出ないのでバスと地下鉄で。

花屋さんの支払いカウンターに「チューリップ球根詰め放題 ¥298(税込)」の貼紙発見!えっ!今年もあったんだ。これは買わなくちゃ!です。この時期に何度か球根の特売に出会ったのですが昨年秋に「年明けの詰め放題はあるかどうかわからない」と言われて諦めて普通の価格から少し安くなった頃にいくつかは買って植えました。

今年の詰め放題の袋は少し小さめですが頑張ればかなり入るはず。芽が出かかっていても植えればちゃんと花は咲きます。昨年の11月頃に植えたものと今回買った球根とでは植える時期が3ヵ月も違うのに咲く時期は少し遅れることはあってもあまり変わらないのも不思議。土の中で春を待つか倉庫の中で待つかの違いだけかもしれません。
色を色々選んで選んで赤、白、黄色・・・詰めているうちにすっかり混ざって咲いた時のお楽しみになってしまいました。


今回は帰りの荷物を考えて2袋買うのが精いっぱい。2袋合計45個 もう少し小さな球根を選べば50個は入ったかも、などとまだ欲張ってます。


家の花壇にはもう植える場所はないので、空いている植木鉢に植えたりご近所さんに配ればいい。
チューリップが咲く春は、まだ先ですね・・・。


切り花と球根を抱えてフラリエを少し散歩。
お得な買い物で気分は上々なのに絵は・・・元気がない↓(下の絵)
見出しの絵は2枚目に描いた気分転換、遊歩道をチャッ チャッ チャです。



寒くても展覧会へ

2025年02月07日 | 風景


陽だまりの丘南 バス停にて



今週は寒い日が続いていますが、ご縁があってお知り合いになった方の展覧会を見に2度出かけました。


1度目はいつも私も利用させていただいている「市民ギャラリー栄」へ。
「第3回 スケッチ気軽会 水彩画展」には昨年秋のスケッチツアーで偶然ご一緒だったIさんが出品されています。出品作の「大妻籠」の風景はツアーの時のもの。構図も建物も的確に丁寧に描かれていて、同じ場所を反対側から描いていた私の絵の大雑把さにもうちょっと何とかしなくちゃと、反省。
他にも出品されていた「早春の常念岳」の風景の前でも「ここはスケッチした時、風が強くてね」と私が言えば「そうそう・・・」とつい長話をして「また、いつかツアーでお会いするかもしれませんね。またよろしく」と。
グループの皆さんの画風も色々で楽しい水彩展でした。


2度目は7日、私の住む名古屋からは少し遠い三重県桑名市へ。



「NPO法人はあぶ工房Together」で個展をされているNさんとお知り合いになったのは10年近く前。やはり市民ギャラリー栄で2人展をされていたNさんの作品がとて素敵でいろいろお話を伺って以来です。
今回の「西脇守 水彩スケッチ・木版画展」も省略された味のある線と無駄のない色に見とれて、やっぱり素敵でした。

家を出る時は雪が舞って帰りはどうなるのかしらと思いながら名鉄バスセンターからバスに乗りました。
「陽だまりの丘」行きの乗客は私を入れて2人。名古屋高速から東名阪に入って桑名までは高速です。その道中は「東名阪道リニューアル工事」で渋滞、ゆっくり、止まりながら・・・出発から桑名インターを出るまでの40分余りに駅は無くて住宅地に入ればよく停車。桑名市に入るともう1人の方は下車されたので後は私1人。私の目的駅は終点の一つ前、1時間少々のドライブでした。多分ですが桑名市西部に開発された住宅地と名古屋を結ぶために運行されているバスなのだろうと思います。


木曽川、揖斐川、長良川を越えて三重県へ

河口に近い揖斐川


私が降りる時に「帰りのバス停は道の反対側ですよね」と運転手さんに聞くと「違いますよ、降りた場所ですよ」と。「私初めて来たので」と言えば運転手さんはバスから降りて来てバス停に3本立っている案内表示のうちの1本の時刻表を示して「帰りは何時に乗るの?この時刻表のここの部分を見て、ここで待っていてください」と身振りも交えて丁寧に説明していただけました。確かに時刻表にはいろいろな路線が書かれていて初めて見たらどれがどれか分からなかったかもしれません。一応家で毎時03分発と調べてはいましたが。おまけに「道の反対側に渡るにはあの陸橋を渡ってください」と指さして教えていただけました・・・とても有り難いことなのに、心配される歳に見えるんだなぁと思いながら動き出したバスに一礼した私です。

個展会場は天井から壁まで白木が美しく明るいハーブが香るお店でした。
壁に展示された作品を一通り拝見して「オリジナルピザ ランチセット」をいただきました。普段ハーブティなどいただくことは無いので私にはどれも新鮮なお味でとても美味しくお腹いっぱい。
その間に個展をされているNさんご夫妻も来られてしばらくお話も出来ました。前回の清州での個展会場ではお会いできなかったのでその後の色々もお話しできて良かったです。


カフェ店内


オリジナルピザとスープ(半分飲んでしまったあと)
シフォンケーキとハーブティ




展覧会の案内をいただいた時にはちょっと遠いなぁとためらっていましたが、1時間に1本の高速バスに乗れば1時間ほど、空も晴れて遠くにうっすら雪の山も見えて、帰り道は渋滞もなくスイスイ。出かけるのが1日遅れれば雪のために高速道路は閉鎖されそうですし、やっぱり出かけて良かったです。


帰りの車窓から



縁起かつぎかも

2025年02月02日 | 動物、魚


愛知県産 塩いわし


何かと言えば神頼み仏頼みしている私。要するに自分に自信が無いのです。自信もないのに目的に向かってこつこつという努力家でもない。努力もせずにあちらこちらと手を合わせて拝んでいます。神様やご先祖様にはお願するものではなくお礼を言うのだとも聞きますが、なかなかそうは出来ません。拝んでいても宝くじが当たるような大幸運に出会ったことも無い代わりに記憶の残る子供時代からとんでもない不幸にもあっていない気はします。80歳過ぎた今も好きな事は幾つもあるし、まだ出来る。この暮らしが続けられるようにまた手を合わせてお願いします。

今日は節分、家の中の鬼を追い出し外からも入ってこないように豆を撒いて鰯の頭を挿したヒイラギを玄関に。
外が暗くなるのを待って小さな声で「おにわ〜そと〜 ふくわ〜うち〜」です。これで少しは鬼も寄り付かず平和に暮らせるような気がします。薄暗い時間に白髪の老婆がそっと戸を開けて小さな声でボソボソと・・・道行く人にはこの方が怖いかも、なんて思いながら豆を撒きました。
豆撒きが終われば焼いて頭だけ外した鰯と「のっぺ汁」が節分の夕食。子供の頃から12月31日と節分は父が「今日はお年越だでな」と言ってこの献立がお決まりでした。「のっぺ汁」は根菜類と油揚げに椎茸を入れたしょうゆ味の汁です。決まりは決まりですが流行の「恵方巻」も食べないと世の中に置いて行かれそうな気がして昼食に「巻きずしハーフ」をコンビニで買って食べました。もちろん切って食べましたし食卓の私の席はほぼ西南西を向いているので恵方を向いたことになるけれど、これは40年来同じ位置なので今年はたまたま合ったまでです。
初詣してお札もいただき豆撒きもして・・・これでしばらくは安心できそうです。


鰯の頭を挿したヒイラギ



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