枇杷の芽
狭い庭にも草は忘れず生えてきてそろそろ草取しなくてはと庭に降りると、隣家との塀際に見慣れない葉が開いたものが何本か。手に取ってよく見れば小さくてもこれは枇杷の葉、根もとにはまだ種の皮をつけたままです。その真上の屋根には6月に大量の種を見つけた所です。結局、種を持ってきた犯人はハクビシンだろうとなったのですが、その時ひさしから庭に落として集め損ねた種が芽吹いたらしい。何本も抜いた中から2本だけ部屋に持って来てちょっとスケッチ。スケッチしながらいろいろ想像しました。ハクビシンがどこかの庭の枇杷の木に登ってモグモグ実を食べて、ゆっくり食後を過ごす場所を探して、ここなら安心とわが家の庇まで来て、種を落として(フンですが)、それがまた庭で芽吹いて・・・森ではこうして広がって行くのだろうと想像するのは、ちょっと楽しい事でした。広い庭があれば1本くらい育てるのに、それは無理。でも、捨てられなくて水を入れた鉢に入れました。あれ以来やって来ないハクビシンはどこにいるのでしょう。以前メダカの鉢を荒らしたのはハクビシンではなく子猫だったようで、今は親猫と子猫2匹で夜明け前か日暮れてすぐの薄暗いころにメダカの鉢の水を飲んでゆきます。3匹だったはずの子猫、大きくはなったけれど見かけるのは2匹・・・なのです。
庭のムクゲも、マンリョウも植えたわけではないのに庭に育っているのは、たぶん鳥のおかげでしょう。そしてわが家の実は鳥に食べられて次は何処で芽を出してるのだろうかと思っています。
ハナトラノオ・きのうの強い雨でたくさん散りました