何年も前の節分に買った豆についていたおまけの面です
2月3日節分には私も豆を撒く・・・夕食前にいつものように「鬼は外~」と小さな声で撒くつもりです。玄関を開けて大きな声ではすぐ前の道を行く人になんか恥ずかしい。続いて裏庭に撒く時も隣のマンションのリビングがすぐそこなので小声です。鬼にだけ聞こえればいい。豆を撒いて追い払いたい鬼とは何かしら。眼には見えない邪悪なもの、疫病はもちろん、私の心に時々顔を出す後ろ向きの考えも追い出して欲しい。そしてすっきりと「福は~うち~~」です。
「ふく」と入力したら「服」と誤変換。そうだっ!2月は冬服のバーゲン真っ盛りのはずだった。コートが大分くたびれて来ているなぁと。欲しがり食べたがり出かけたがりの私、これも心の鬼・・・ではなくて活力の素だと都合よく解釈しています。
お店の宣伝に乗せられていると思うとシャクですが、食べないのも世の中に置いて行かれそうな気もする恵方巻、小さなものをコンビニで買ってお昼に食べます。食べにくいので切ってから。
夕食には鰯を焼いてのっぺい汁と白いご飯。これが子供の頃からの年越しの献立。私が子供の頃、明治生まれの父が「大晦日と節分は、お年越(おとしこし)だでな」と、ちゃぶ台で一合のお酒をちびちび飲みながら小言も含めて色々話してくれたことを思い出します。今になれば100年以上も前、父の育った田舎では鰯や白いご飯が食卓に上るのは数少ない晴れの日だったのだろうと思います。ただ、今では我が家もそれなりに豊かになって大晦日はちょっとご馳走を並べていますから鰯とのっぺい汁だけの夕飯は節分の日だけになりました。食生活が変わってもこんがり焼いた一塩鰯と白いご飯、今も大好きです。
※ わが家の「のっぺ汁」は、椎茸と油揚げと根菜類の澄まし汁。「い」は省略して「のっぺじる」と言ってます。
「柊鰯」庭の柊がまだ小さく枝を切るのも遠慮して形だけのミニ柊鰯に、これから玄関に結びます。