庄内川河川敷から名古屋駅方面を見る
風もなく柔らかな日差しに気温も15℃を超えてじっとしてはいられなくなりました。広い空、川の流れ、夕日を見に行こう!と、思い立って名古屋市の北部に流れる庄内川へ行きました。自転車では遠すぎるので乗った市バスは土曜日の夕方とあって往復ともガラガラでした。
岐阜県の土岐川が愛知県に入り庄内川と名前を変えて名古屋市の北から西側を流れて伊勢湾に注いでいます。もう一つ瀬戸から矢田川が流れてちょうど私が出かけたあたりは二つの川が堤防をはさんで並び、名古屋市の中心から見ると矢田川、庄内川となります。
庄内川にある洗堰緑地、広々とした野球場で子供達のチームが試合中のようでした。この「洗堰」は氾濫防止のためある程度水位が上がるとここから溢れるように堤防を低くした場所です。1700年代にそれより北に掘削された新川に溢れた水を流すためにこの辺りで庄内川の堤防の高さは半分まで切り下げられていました。でも、そんな大水はずっとなくて周囲には住宅や畑が出来ていましたが、2000年9月の東海豪雨のときに溢れてしまったのです。長い時間、広範囲に被害が及びました。その後洗堰は1m嵩上げされて頑丈なコンクリートで固められ、畑は野球場や芝生広場になりました。河川改修が進み将来的にはこの堰も締め切られることになっているそうです。
堤防に上がってみると川はずっと下を流れていて、水がここまで上がってくる事があるなどとは思えませんが、地球温暖化の時代予測もつかないことが起きるかも知れないなとも思いました。
洗堰、堤防が切り取られて低くなった場所
堤防の向こう側が庄内川、水があふれると手前の広場の方に流れる
江戸時代、名古屋城下を守るため町の反対側の堤防を低くしておくことは必要な事だったと思います。しかし街が大きくなって北にも西にも広がった今、洗堰の存在は暮らす人にとって不安でしかないでしょう。百年に一度の・・・と言う言葉が普通に聞こえてしまうほど、この頃の雨の降り方は異常です。
広々した芝生の広場を歩いて、庄内川の河川敷で夕日を待ってスケッチして・・・
ちょうどの時間に雲が出てきて夕日は望めなさそうだし、真っ暗になってしまうと怖いので帰ることにしました。
帰る道で振り返ると雲が切れて夕日が落ちるところ、バスの時間を気にしながらしばらく眺めて帰りました。
バスで庄内川までミニトリップ・・・
広~い河川敷に気分も爽快だったでしょうね!
河川の治水田対策で堤防を低くしているとか!
帰り道に太陽が沈む絶好の瞬間でしたね!
しかし、帰り道が暗いと足元がおぼつかないので
やむなく撤収のよう・・・
今日も暖かで穏やかな日です。
土日は通勤通学の乗客がいなくて市バスもすいています。たまにはすいている時間を利用して、バスで出かけたいなと。自転車で川まで出かけるとなると距離もありますが、堤防道路が狭くて交通量が多いのも気になります。
あともう少し日没を待ちたかったですが、辺りに街灯はなく日が落ちたら怖いですね。堤防に土筆がはえる頃、また行ってみたいと思います。
山形に庄内地方と言うのが有ります。
何か関係あるのかな~?
関係があるのか・・・?分かりません。
ただ、この川のおかげでこの辺りは潤っているのですから、最上川と似ているのかな~?
明日あたりから、また寒くなる様子。
三寒四温というには激変ですが、お互いに身体を労わりましょう!
30分も乗らないのに遠出した気分でした(^o^)/
自粛のし過ぎは心がイシュクしてしまいます。
マスクして人込みを避けて・・・気分転換しながらもう少し頑張るでネェ!
余分なものは描かない・・・絵は便利です。撮影ツアーに参加させていただくと「いいねぇ、じゃまな建物描かないんだね」と言われます。何を省くか、俳句も同じかもしれませんね。