折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

Pentel アートブラッシュ

2016年08月21日 | 日記
カラー筆ペンで描いた「イチジク」

18色のカラー筆ペン「Pentelアートブラッシュ」をいただきました。


カートリッジ式でキャッチフレーズは「描く楽しさ、アートな筆ペン」
ホームページを見ると混色、ぼかしもできるとある。

試してみると色がとても鮮やかで、いつものくすんだ私の絵とはずいぶん違ってしまう。
でも、これでまた新しい世界が開けるかも・・・慣れるまではちょっと・・・。




アートブラッシュ

山椒大夫

2016年08月20日 | 日記



舟屋のある伊根から丹後半島を少し南へ、森鴎外の「山椒大夫」で有名な
宮津市由良があります。
ずっと昔から仏の教えを庶民に広めるために各地で伝えられた「説教節」
そこで語られた中の一つが安寿と厨子王の伝説「さんせう太夫」
これをもとに森鴎外の「山椒大夫」は書かれました
由良の如意寺には厨子王の守り仏であった「身代わり地蔵菩薩」が安置されて、今も信仰を集めて
いるそうです。その仏様には身代わりとなって出来た火傷の後も残っているとか。


「山椒大夫」と言えば溝口健二監督の映画も。
美しい画面と丁寧な展開、奥方から遊女、鳥追いの女へと落ちてゆく田中絹代さん、
清楚で美しい香川京子さん、むかし映画館で見た印象は強烈でした。
原作にはないラストの浜辺のシーンも心に残ります。

当時と最近テレビで見た時では少し印象が違いましたが忘れられない映画の一つです。



伊根の舟屋・重要伝統的建造物群

2016年08月19日 | 日記


伊根の舟屋は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている。
長い名称です。
230軒の家々が伊根湾を囲み、漁村では初めての指定とか。
こうした場所は車を持たない身には行くことが難しい。
不便だったからこそ残され保存されているのかも。
今度私が行く時は、旅行ツアーを探しましょう。



伊根の舟屋

2016年08月18日 | 日記


京都府伊根地区にある舟屋。
一階に船揚場や作業所があり、その上に住居を構えた独特の建物が海に向けて建てられている。
ずいぶん前に行ったときは、忙しい旅行でスケッチをしようとは思わず写真だけ。

その後、友人が旅行で写した写真を借りて、葉書に描いたものです。

このところ深夜までオリンピックの応援でハラハラし通し。
ちょっと疲れ気味・・・あと、もう少し応援します!

志摩の海で

2016年08月17日 | 日記
真珠養殖作業小屋

本箱の整理をしていたら、昨年訪れた志摩のはがき絵が出てきました。
また行って見たいな・・・。
暑いので家にばかり閉じこもっていると「海」「山」広々した所にあこがれます。


岸辺でスケッチしていたら桟橋で魚釣りをしていたおじいさんが、釣れる度に「釣れた!」とばかり
竿をあげて見せてくれました。









ざくろ

2016年08月16日 | 日記


ザクロは鮮やかなオレンジ色の花も、実がなっている姿も可愛いい。
皮がはじけて中から紅色の実が覗くとまた魅力的。

お盆が終わるとそろそろ夏も終わりという気がします。
子供の頃のように学校の宿題に追われることはないけれど、夏の間にやりたかったことが
ほとんどできずにいて、気持ちは少し焦っています。

燈明・灯明・とうみょう

2016年08月15日 | 日記

実家のお仏壇は、戦前からのもの。
戦争中には空襲の合間に、お仏壇と私も一緒にリヤカーに積んで田舎へ疎開したのだと
時々母から聞かされました。

そのお仏壇のお灯明は昔ながらの「菜種油」で灯すあかりです。
お仏壇の天井からつるした輪灯の油皿に菜種油を入れて芯を浸し火をつけると
炎の中心は白く、まわりはぼーっと柔らかいオレンジ色で意外に明るい。
昔の人はこの灯りひとつで縫物や夜なべ仕事をしていたのでしょう。

我が家のお仏壇は電気で「パチッ」とスイッチ一つで灯ります。
火を使わないので安全、簡単。しかし、ただ明るいだけ。
燭台だけはロウソクに灯をともし、炎と線香の揺らめきに気持ちが安らぐ気がします。

植物油の和蝋燭、重油から精製されたパラフィンの洋ロウソク。
芯の材質の違いか気のせいか、和蝋燭の炎は暖かく感じ芯近くの紫がかった色が
美しく思えます。それに煤も少ない。

もう少したって、私の身体が思うにまかせなくなると火を使うロウソクも線香も危険になる
かもしれないなぁ…まだ、良さそうだけど……など…と思いながら灯をともしています。


お盆のお供え

2016年08月14日 | 日記
       

お盆の間、我が家のお寺のしきたりでは、三度の食事ごとにお供えする品が細かく決まっています。
でも、普段食べない「ずいきの酢の物」はキュウリの酢の物に、みそ汁の具も出来るだけのもので。
姑が亡くなって40年近くやってきた通り、夫の初盆も少々我が家風です。

食事の外にお姑さんと夫が好きだった「ぶどう」をお供えしました。
お酒が好きだったお舅さんと夫には日本酒とビール。
30歳で戦死したお舅さんと77歳で逝った夫がお酒を酌み交わしている姿を想像すると・・・
きっと、ニコニコと何度も乾杯していると思います。


  

胡瓜の馬と茄子の牛

2016年08月13日 | 日記


昔むかし、子供の頃のこと。

毎年お盆の8月13日の夕方「おしょろいさん」をお迎えします。
早くお迎えできるように胡瓜で馬を作り、帰りはゆっくりと茄子の牛で帰っていただく。
胡瓜と茄子に麻がら(オガラ)を短くし切ってさし込み足にする。
時にはトウモロコシのひげで馬に尻尾をつけたり、子供の頃にはそんなことも面白かった。

お墓にお供えする花用の竹筒もお盆には新しいものに取り換えました。
花筒用の青々とした孟宗竹は洗って磨くと色も香りもたって来て、夏の暑さの中で
水仕事は遊び半分水浸し、でした。

昔は父か兄が遠くの川まで真菰を刈りに行き、板の間で「ご座」を編みました。
出来あがると小刀でシャッシャッと両端を切リ揃えて「ご座」の出来上がり。
部屋中真菰のいい香りがして、ずっと膝を抱えて隅っこで見ているのが好きでした。

今ではスーパーで買いますが、香りがないのです。多分外国産でしょうね。
この真菰のご座(むしろ?)の上にお位牌や私が作った馬や牛、お供えを並べてご先祖様をお迎えします。

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