
幟がならぶ(自転車置き場から)
しばらくブログをお休みしていましたが、怠けていただけで元気でした。自分でハッパかけないとズルズル怠けてしまいそうな夏、出来るだけは頑張ろうと思います。
7月14日から大相撲名古屋場所が始まります。その初日の前日に土俵を清める「土俵祭」が行われるとニュースなどで見ていましたが、今年初めて実際に見学させていただきました。

開場を待つ 7/13 8:50
7月13日9時少し前に体育館の前に着くと数十人の列ができていて、時間きっちりと入場開始。ファンクラブなど後援会の方は正面升席へ。その他一般の私たちも入場は無料ですが、席は二階へ上がって正面以外の桝席へ。この升席の間の通路はすれ違えないほど狭いしギシギシして繋ぐ階段にも手すりは無い。観客がいっぱいの時に移動は大変だろうと思いました。

右側が正面
桝席を独り占めして・・・と思ったら、後から来た年配のおじさまが「そこに入れてもらえるかね」と。「どうぞ・・・」。その方は60年余りも土俵祭を見に来ているとかで、ウンチクの色々おしゃべりが止まらない。おしゃべりはオバサンの専売特許だと思っていましたが、今は男女の別は無い時代を実感しました。
次々と見覚えのあるような背広姿の親方さん達が着席されて、10時直前に八角理事長が入場されると呼び出しさんの拍子木で「土俵祭」の開始です。祭りは関係者の神事であり、見学者はただ見ているだけ。理事長はじめ関係者が立ち上がって礼をされても私たちは桝席で足を投げ出したリ胡坐をかいたり。せめて祝詞の時くらいは会場に居る者は姿勢を正しても良いのではないかと思うのですが・・・。
祭主は立行司木村庄之助、力強い祝詞は場所中の安全と、興行の成功、さらには国家安泰、五穀豊穣を祈念するものとか。土俵の俵にはお神酒を注ぎ、四方に祈り、土俵中央の四角の穴には縁起物を沈められたようですが、これは良く見えませんでした。縁起物とは検索すると塩、昆布、するめ、勝栗、洗米、かやの実など。
神事が終われば呼び出しさんが場所の開催を告げる触れ太鼓を打ち鳴らしながら土俵の周りをまわって場外へ。
これで約30分、「土俵祭」は終わりです。


四方に御幣を、お神酒を注ぐ

軍配を持った木村庄之助の力強い祝詞

土俵中央に縁起物を納める(正面でないと手元は見えない)

触れ太鼓が土俵を3回廻る

幟と櫓

愛知県体育館正面
会場の外には親方さんたちの帰る車に手を振る人たちが並んでいました。ほとんど中など見えない車なのに、はて?
会場外に立てられた色鮮やかな幟、まだたたまれたままの幟もあって、明日の初日に向けて作業が続いていました。
名古屋城石垣脇に立てられた高い櫓、ここで打たれる太鼓を聞きたいものと思っていましたが「上り下りが危険なので今は上では打ちません」ですって。残念!
いつも散歩で前を通るこの体育館での大相撲は今年限り、良い思い出になりました。来年は新しいアリーナでの開催です。
明日からはテレビで楽しむことにします。