あごう ひろゆきの「集志貫徹」 ブログ

生まれ育った「大田市」をこよなく愛し、責任世代の一人として、先頭に立ちがんばっています。皆様との意見交換の場です。

「集志貫徹」

やっぱりおおだ!

石見銀山基金事業選定委員会

2011年01月24日 00時32分10秒 | 想・有・独・言

NPO法人石見銀山協働会議(理事長 波多野 諭氏)が主催する「石見銀山基金事業選定委員会」へ出かけて参りました。

石見銀山基金は、石見銀山遺跡を適正に保全・活用し、「世界の、そして人類の宝」として後世に引き継ぐための事業など、

民間と行政が協働し、幅広い活動を持続的に実施していくための、官民協働の資金として積み立てているものです。

この基金を有効的にかつ有意義に活用する為に、石見銀山行動計画に記載された石見銀山遺跡の保全活用などの活動で

先駆的、模範的な事業を募集し、これの対して会議を公開により開催し、事業の決定をするのが今回の「事業選定委員会」です。

事業に対して基金を利用したい団体は7分の持ち時間内でプレゼンテーションをし、それに対して島根県・大田市・有識者から

なる5名の選定委員が事業の透明性、公平性を確保し、弾力的な運用を行うことを前提に事業認定の可否判定するしくみです。

今回応募があったのは

◎認定事業

 ①馬路地区社会福祉協議会「鞆ヶ浦他の草刈り、ゴミ拾い等の環境美化作業」

 ②銀和会(大森町銀山自治会有志)「市道銀山線・遊歩道他の竹・草刈り、ゴミ拾い等の環境美化作業」

 ③大森町自治会協議会「県道仁摩・邑南線、町並み、銀山川他の草刈り、ゴミ拾い等の環境美化作業」

 ④しまね樹木医会「さくらの維持管理」

 ⑤大田市内小・中学校「石見銀山の体験学習を通じたふるさと学習」

 

◎審査事業

 ①特定非営利活動法人 緑と水の連絡会議「グリーン・ボランティア・ツーリズム」

 ②石見銀山ガイドの会「銀の道ウォーク」

 ③石見銀山の非文字史料を知る会「石州銀の調査・研究」

 ④石見銀山地質研究会「仙の山周辺の地質の調査・研究」

 ⑤NPO法人しまね歴史文化ネットワーク もくもく「滞在型ツーリズム 石見銀山三日籠」

の10の事業です。

選考の結果、すべての事業がめでたく認定という結果になりました。

 

なお、選定の基準は

次の評価項目について審査し、その合計点の高い団体から補助金を交付するものです。

補助対象・補助率・補助限度額

ただし、継承性が3点以上ない場合(5点満点中)は、他の項目で高い点を得て総得点が高い場合でも

補助金は交付できないとしています。

[1]継承性 
a.地域共通の課題の存在を認識し解決を図る取組か。
b.未来の世代に良好な地域環境や地域社会をもたらす取組か。
c.目的を共有する誰もが参加できる開かれた組織による取組か。
 
[2]必要性 
a.社会情勢に応じてニーズが高い事業か。
b.取り組む必要性が明確な事業か。
 
[3]公益性  広く地域、社会に貢献する活動か。
 
[4]発展可能性  今後、その成果の広がりを期待できる活動か。また、次世代の育成につながる活動か。
 
[5]実現可能性  実施体制、事業計画、資金計画、スケジュールなど実現可能な活動か。
 
[6]費用の妥当性  活動の内容に見合った経費見積もりとなっているか。

これに基づき、5名の選定委員が持ち点各5点で次の基準で評価します。

5=補助金を交付すべき 
4=補助金を交付して良い 
3=補助金の交付に一応可 
2=補助金の交付に疑問 
1=補助金を交付しない

 

◎各申請者のプレゼン用資料

①特定非営利活動法人 緑と水の連絡会議   ②石見銀山ガイドの会           ③石見銀山の非文字史料を知る会

                                    

④石見銀山地質研究会       ⑤NPO法人しまね歴史文化ネットワーク もくもく     ◆選定結果

                                              

 

◆全体を通しての感想

①事業計画、事業予算等の詳しい資料が手元に配布して欲しかった。

②選定委員が最前列にいる為、発表者が前列だけに訴えかけているようで全体的な一体感が感じられなかった。

③もう少し「どうしたい」という熱意のアピール度に欠けた感じがした。

第1回目の選定委員会でまだまだ試行錯誤中ではあると思いますが。

 

今後、これを受けて大田市は基金を一般財源化し、補助金として認定者に交付する為、

認定者は大田市に対して「大田市石見銀山基金事業費補助金交付申請書」を提出しなければなりません。

これを経て、初めて基金が使用できることになります。

 

まだまだ大変であると思いますが、ひとまず関係者の皆様、お疲れ様でした。

 

石見銀山基金事業選定委員会


2011年 広島大田会

2011年01月23日 18時50分01秒 | 想・有・独・言

昨日は、広島で毎年この時期に行われています「広島大田会」のおじゃま致しました。

当日は大田市ご出身の約45名の皆様が参加され、久しぶりの再会に郷里の話題で花が咲いていました。

会は最初に総会が開かれ、庶務についての事項が承認され、改めて竹下 彪会長の挨拶で始められました。

来賓紹介の後、竹腰市長の挨拶並びに市政報告に続き、大田市立病院医療従事者確保対策室 和田室長の「市立病院の現状と

医師に関する情報提供について」と大田ブランド推進室 尾田室長の「大田ブランドについて」の説明がありました。

続いて、大田商工会議所 森田会頭、銀の道商工会 原会長の挨拶があり、総会を無事に終了されました。

 

引き続き、石橋市議会議長の乾杯で懇親会の宴がスタート、途中大田市側の来賓挨拶を挟みながら進行し、この間、私は主に

同席テーブルの皆様と広島の皆様と大田市の現状や課題について大いに意見交換させていただきました。

ただ残念なのは、我々よりずいぶん先輩の方の出席が多かったことです。

昨年夏の大田高校瓶陵会の時にも同級生に参加を呼びかけたのですが反応はいまいちだったみたいです。

せっかく渋谷事務局長にも瓶陵会に参加いただいたのに。申し訳ありません。

 

広島大田会終了後は「島根ふるさとフェア」へ

島根県内行政等はもちろん、広島のメディアでも取り上げられている様子で、すれ違いが困難な程のお客さんで大盛況の様子でした。

屋内外の大田市ブースでは特産品が飛ぶように売れていました。さすがに市場はでかい、と感じました。

 

ここでも残念なのは、「大田市」「大田市観光協会」「大田商工会議所」のどのホームページを見ても、この

「島根ふるさとフェア2011」の宣伝が見当たりません。 どういう事?

せっかく出展された各企業のホームページにも宣伝・告知が見受けられませんでした。

これだけをとらえて云々言うのはおこがましい事ですが、本当に応援体制があるのか疑問に思ってしまいました。

来年からは皆さんもっと宣伝していきましょう。

 

 

2011年 広島大田会 &島根ふるさとフェア


国勢調査の分析②

2011年01月22日 20時24分42秒 | 想・有・独・言

 

ここの所、大田市のこの数字の分析にずいぶん時間を費やしてきました。

特に近年の数値からみるとこの5年間は過去にない大幅な下落率になっています。

大田市に限らず県内21市町村のほとんどがこのような傾向になっています。

 

平成17年度から21年度の5年間の数値をもとに集計結果を記載したいと思います。

 

まずは、人口動態について考えて見ましょう。

 

平成17年10月1日の前回の国勢調査以後、今回の国勢調査までの詳細な動向を住民基本台帳の推移からの

推計人口をもとにまとめました。

平成1710

自然動態

社会動態

人口増減

~平成229

出生

死亡

自然増減

転入

転出

社会増減

合  計

1,370

2,924

1,554

4,792

5,790

998

2,552

単純な考察ですが、毎年約500人の人口が減少しています。

これは大田市の人口を約4万人とすると1.25%ほどが毎年減少していることになります。

出生より死亡、転入より転出が上回っており、自然動態、社会動態とも減少しています。

自然動態の減少は社会動態のそれより1.5倍強あり、まずは死亡を減らす、そして出生を増やし、

自然動態の減少を抑えることが急務です。

元気で長生きであるような施策展開と若者定住もしくは配偶者を市外・県外から連れてくるといった展開が考えられるでしょうか。

元気で長生きというと、成人病の予防や自殺対策、運動等による予防医学などが考えられます。

これは高齢者に限ったことではありません。

 

表を掲載すると情報が限られてきます。

細切れですが、続きは次回に。


第3回大田市民会館の「耐震補強計画」検討会

2011年01月21日 00時32分37秒 | 想・有・独・言

今夕、第3回の大田市民会館「耐震補強計画」検討会が開催されました。

参加者は今までとほぼ同数の約30名。

例によってまず最初に第2回検討会のまとめについて行政側から説明がありました。

続いて、今回は全体会のみを執り行い、資料にもとづいて説明をしたのちに、質疑応答並びに意見を聞く方式を取られました。

今回の資料は

①大田市中期財政見通し

②大田市民会館の耐震補強と建替えの比較表

③近年に整備された類似規模文化施設一覧表

④悠邑ふるさと会館(川本町)の現況

⑤悠邑ふるさと会館平面図

⑥大田市民会館・大田市民センター各階平面図

の6点。より具体的に踏み込んだ資料が用意されました。

資料をアップするとともに第2回の検討会の取りまとめ表も記載しておきます。

次回は2月2日(水) 19:00~ の予定です。

◎当日配布資料(クリックし、拡大してご覧下さい)

①          ②          ③             ④         ⑤            ⑥     

               

 

◎第2回大田市民会館の「耐震補強計画」検討会の取りまとめ表

 

日時:平成23年1月11日(火)午後7時~9時30分(検討会全体)

場所:大田市民会館 2階第1会議室

参加人数:31

内容:

・第1回検討会の報告

    ・全体会(テーマ:会館・文化ホールの実態について)

      アドバイザー ラメール館長(雲南市加茂文化ホール)陰山義弘氏

             大田市民会館自主事業主任 林 明弘氏

    ・分散会(テーマ:市民会館に望まれる施設利用、芸術文化活動などのあり方について)

    ・全体会(分散会の報告)

 

(分散会での主な意見)

 どういった施設が必要か

       ・席数は10002000席(いろいろな意見あり)

       ・障がい者・高齢者が利用しやすい施設

       ・収益があげられる施設(スポーツジムなど)

       ・特徴を前面に出す施設(音響)

       ・世界遺産の街にふさわしい、ふるさとのシンボル的施設

       ・マルチに利用できる施設

       ・将来のこども達が利用できる施設

       ・文化・芸術を楽しめ、若者定住につながる施設

       ・練習会場、スタジオ、リハーサル室を備えた施設

       ・広い駐車場、控室の充実、舞台袖を広く

       ・県央のメリットを生かし、県全体のイベントができる施設

       ・県全体として、松江・益田並みの施設がいるのか疑問

       ・150席位の音響のよいホールがある施設

 

 どういった文化活動をするための施設なのか

       ・市民参加型の文化活動

       ・幅広い年齢の方が参加できるイベント

       ・若い人が参加できるような事業

       ・ミュージカル、オペラなど本物が見せられるホール

       ・音楽関係、演劇、美術展、太鼓など

 

(その他の意見)

 市が文化事業に対し、事業予算を組んで欲しい

 絵に描いた餅にならないように(財政面を計画的に)

 文化ゾーンとして取組を

 この小さな町に3つもホールがある

 若者向けの音楽・イベントは、5年休むとリーダーがいなくなる

 


国勢調査の分析①

2011年01月20日 00時44分54秒 | 想・有・独・言

今回行われた国勢調査の速報値が県から昨年末に発表されました。

結果は以下の通りです。

 

 

 

   単位:人・%

地域

平成22

平成17

平成17年~平成22

の増加(5年間)

速報値

人口総数

増加数

増加率

大田市

38,069

40,703

2,634

6.47

旧大田市

30,439

32,337

1,898

5.87

旧温泉津町

3,293

3,680

387

10.52

旧仁摩町

4,337

4,686

349

7.45

 

 

 

ご覧のとおり、人口の減少は顕著です。

これから何回かに分けて、皆さんと一緒に原因の分析と対策について考えてみたいと思います。