ミントグリーンの風に吹かれて

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12/4の大阪市立大学理学部付属植物園の様子・・・(Ⅱ)

2019年12月06日 | 大阪市立大学理学部付属植物園

さて、昨日の続きです。

これが見たくてこの時期にやってくるのです。

静寂の中、聞こえてくるのは落ち葉を踏む音だけ。

どうしようもない孤独感に襲われますが

慣れればこれが極めて快感なのです。

ヴァルトアインザムカイト(WaldEinsamkeit)

直訳すれば「森の孤独」

森の中で一人でいる気分(孤独)を楽しむのです。

 

 

すごいことになってるこちらは「カカツガユ」(和活柚)

つる性の枝には棘があって他の樹木に絡まったり岩山を這って伸びていくそうです。

柚(ユズ)に似た実ができることから漢字表記が柚です。

 

さて、モクマオウは他の場所でも見たことはありますが今回花を見ることができました。

丸い球果と小さく赤いのが花です。

アップの写真はHPからお借りしました。↓

目立たない花ですが滅多に目にすることができないのでラッキーでした。

雌雄別株なので花が咲いているこの木は雌株ということです。

 

生きた化石「メタセコイヤ」

この園には日本で2番目に古い苗木(1950年)が現存しているそうです。

今年もイイギリの実を見ることができた。うれしい・・・

これはハクサンボク?ガマズミの赤い実にも似てます。

椿(照緋紅吹詰)

カエデの紅葉はまだまだきれいでした。

春を待つコブシの蕾?(モクレンかな?)

うわ~、何だか不気味なものが・・・

「イセリアカイガラムシ」別名ワタフキカイガラムシ。

樹液を吸う寄生虫です。

上のオレンジが体で下の膨らんだ白いのが卵のうということですが

調べれば調べるほど気持ちが悪~くなりました!ので

これ以上は割愛します。

 

タイサンボクの果実

これもけったいと言えばけったいな実ですよね。でも、花はきれい。

ユリノキの大木がありましたが昨年の台風21号の被害で根こそぎ倒木しました。

こちらのユリノキも折れましたがここまで元気になりました。

この園で倒れた木は450本以上らしいですが

木々たちはたくましく成長を続けています。

これから寒い冬がやって来ますが、他の季節同様素晴らしい景色がここにはあります。

自然と一体になれるこの場所にすぐまたやって来たいと思いました。

ただ、ちょっとうちからは遠いんですよね・・・ 


12/4の大阪市立大学理学部付属植物園の様子・・・(Ⅰ)

2019年12月05日 | 大阪市立大学理学部付属植物園

晩秋から初冬にかけての大阪市立大学理学部付属植物園が好きです。

人の気配がない静まり返ったこの森林公園、私の好みに合っています。

この日も寒く曇り空でしたが、昨日行きそびれたので思い切って出かけました。

電車の暖房で顔が火照るのが嫌で、長く乗る時にはあまり厚着をしないのですが、

表に出ると思いのほか寒かったので少し後悔しました。

しかし、歩いていると曇り空から太陽が時々顔を出し、

柔らかい日差しを浴びることができました。

美しく紅葉しているメタセコイヤ。これは楽しめそうな予感。

うまい具合に青空になりました。柿のオレンジ色がとてもきれいでした。

ああ~一つ頬張ってみたいけど、ダメなんですよね~(当然)

木立ダリアがちょうど見ごろでした。

後ろの黄葉はアキニレかしら?青空によく映えます。

これ何だかお分かりになります?

何とナスなんですって。カボチャ色ですよね。

こんなの初めて見ました。さすが研究施設。変わったもんありますわ。

そして、今回の珍しいものと言えば、これ「ブラジルトケイソウ」です。

残念ながらこの日は完全に咲いてる花はありませんでした。

全開花しているHPの写真お借りしました。↓

紫と白の糸状の副花冠がとても印象的です。

つるひげがあり茎は紫色で翼があるそうです。

これってアリをおびき寄せる蜜腺(花外蜜腺)ですよね?

アリに蛾の卵や毛虫などをついでに持ち帰ってもらうように甘い蜜を出すそうです。

大きくて立派な葉っぱです。

10月頃から咲いていたみたいですがタイミング悪かったな~

そしてもう一つ「モクマオウ」の花も咲いていました。

明日に続けます・・・


寒くない初冬の大阪市立大学理学部付属植物園を歩く・・・

2018年12月05日 | 大阪市立大学理学部付属植物園

昨日ほどではないけれど今日も暖かい日だった。明日は雨の予報。紅葉している木は雨で散ってしまうだろう。そう思うといてもたってもいられない。あの台風以来まだ行ってなかった市大植物園(大阪府交野市)に行くことにした。うちからはちょっと遠いけど、プチ旅行気分が味わえるから楽しみです。淀屋橋から京阪特急に乗ります。特急に乗ることなんて滅多にありませんからウキウキします^^始発なので座れるから楽チン。帰りは無理です。枚方市駅まで22分。ここで交野線に乗り換え「私市」まで13分です。

ところで駅名読めますか?「枚方」→「まいかた」ではありません。「ひらかた」と読むんですよ。「交野」→「こうの」ではなく「かたの」と読みます。「私市」→「きさいち」にいたってはまず読めませんね(@_@) どうしてこんなに読めない字ばかり集まっているんでしょう?

さて、私市の辺ぴな駅(失礼!)に降りたち、てくてく5分歩きます。

見えてきました。山が紅葉しています。いい時に来たかも

ゲート前に皇帝ダリアが咲いていました。ほんとに青い空によく合うんですよね

リュウゼツランとメタセコイヤの紅葉。倒木は免れたようです。

この景色がまた見れてよかった。来てよかった・・・

イイギリの赤い実も間に合った。来てよかった!

倒木に生えたキノコ。びっしりですね。

こんな置台がありました。鳥の観察をしているようです。

これカメラ?録音機?

椿とアキニレ。

タイサンボクの実が残っていました。種が見えています。ユニークです。

さてメインイベントの紅葉ですよ。

これはウルシでしょうか?真っ赤でした。

モミジの絨毯・・・この場所好きです。

人がとにかくいないひっそりとした佇まいの植物園です。一人静かに過ごしたい人にはぴったりです。

今日は京阪本線と南海本線で人身事故がありダイヤがかなり乱れていました。帰宅時間が遅くなりあせりました。

後で知りましたが、近鉄大阪線でもやはり人身事故があったそうです。こんなに重なるなんて師走のせいなの???

 


ユサン、別名アブラスギ

2018年03月11日 | 大阪市立大学理学部付属植物園

数年前に初めてここを訪れた時に、今まで見たことのないきれいな松ぼっくりを見つけた。

とても薄い鱗片で色味も柔らかい松ぼっくりだった。

ユサンという木だった。

大阪ではこの植物園でしか見られないということなのでとても貴重なものだ。あと京都府立植物園にもあるらしい。

別名シマモミ、または材に油を多く含むのでアブラスギとも言うらしい。スギと名がつくがマツの仲間である。

初めて見た時に、どこか松ぼっくりとは一味違うこの珍しい球果のことがずっと気になっていた。今回また見つけたので・・・って当然の話だ木は動かない。同じところにずっといるのだから

ブログをやり出して良いことは、いろんなことをより詳しく調べるので知識が増えることだ。何のためにブログを始めたのか悩んだこともあったが、実は自分のためになっていた。しかし、覚えたしりから忘れていく。記憶力の低下を思い知らされる毎日である。

ネット通販で@640で売られていました^^

 


大阪市大付属植物園を歩く・・・

2018年03月11日 | 大阪市立大学理学部付属植物園

自然に浸りたい時には大阪府交野市にある大阪市立大学理学部付属植物園に行く。ちょっと遠いがプチ旅行気分のつもりで出掛けた。淀屋橋から京阪特急に乗るのが好き。枚方市まで約20分を快適に過ごす。ゆっくり読書タイムのつもりが電車の揺れのせいで思わずうとうとしてしまった。このところの睡眠不足は深刻だ。良い眠りを得られなければ寿命が縮むらしい。枚方市(ひらかたし)で交野線(かたのせん)に乗り換え終点の私市(きさいち)まで約15分。どうしてこう難しい読み方が集まっているのかしらね。 

三角屋根、照明も三角。なんか意味あるのかな?

マンホールの蓋。交野市の花「つつじ」市の木「桜」市の鳥「キジ」のデザイン。きれいです。

 この植物園には珍しい木もたくさんあります。他では見れない植物に会える喜びがあります。

セグロセキレイが元気に飛びまわってました。

今日は主に山野草を見に来ました。まずはミスミソウ。可憐ですね。

キクザキイチゲ

キクバオウレン

カタクリの蕾もこんなに膨らんできました。見頃は今週から来週にかけてかしら?

倒木にはキノコが。太陽が差し込まない林の中ではキノコをよく見ます。先日の雨のせいもあると思いますがあちこちでキノコの群生を見ましたた。

思いがけず満開のミツマタを見ました。これはラッキーでした。

自然たっぷり、でもちょっと暗い雰囲気のこの植物園をパッと明るくするミツマタの黄色でした。