近所を散歩していたら、かわいい子供の靴が干してあった。
それを見て思い出したのが「運動靴と赤い金魚」という心温まるイラン映画。
子供が主役の映画と言えば感動できるのは当たり前なのだが、
目の付け所がなかなかいい。主役の子供たちがとてもチャーミングだし、
考えさせられるシーンもたくさんあった。
女の子の靴を修理しているシーンから始まるのだがもうすでにボロボロ。
靴一つ買えない貧しい家の子供たち。兄は大人から叱られるとすぐべそをかく
弱虫のくせに、妹には偉そうだ。靴を失くしたうしろめたさと口止め料としてか、
妹の機嫌を取ろうと鉛筆やボールペンをあげようとする。
無邪気に喜ぶ妹の表情がたまらなくかわいい。子供が子供らしくとても素直だ。
母親が病気のせいもあるが、感心するほどよく家の手伝いをする。
TVやゲームをしているシーンは全くない。
兄妹それぞれの学校での様子もまた興味深い。文化の違いを知るのは楽しい。
文句なく心温まる映画。心洗われたい方、お勧めです。ぜひご覧ください。
お散歩シネマさんのブログで詳しく紹介されてます。
運動靴と赤い金魚 (1997)