日本初上映から46年、映画ファンが渇望し続けたという映画「早春」を
シネ・ヌーヴォで鑑賞できるというので、予備知識なしで観に行った。
大阪メトロ「九条駅」下車、歩いて約5分。
アーケードを抜ける。
今日は久しぶりに青空が見えた。
何だか妖し気な雰囲気・・・
大阪のミニシアターとしては第七芸術劇場(十三)と双璧をなす。
入口のレジで料金を支払うと番号札を渡される。開演10分前に順番に呼ばれて2階へ。
こんなポスターも。懐かしい~。近々上映予定あり。
25席ほどの小さい館内、客は私を含め7~8人だった。
出だしの音楽は最高。好みだ。楽しめそうな予感がした。
↓ネットからお借りしたあらすじです。
「ポーランドの名匠イエジー・スコリモフスキが1970年にイギリスで撮りあげた作品で、15歳の少年の不器用な初恋を色鮮やかな映像美でつづった青春ドラマ。公衆浴場で働きはじめた少年マイクは、職場の先輩である年上の女性スーザンに惹かれていく。スーザンへの実らぬ思いを募らせたマイクの行動は次第にエスカレートし、悲劇的な結末へと突き進んでいく。当時ポール・マッカトニーの婚約者として話題を集めたジェーン・アッシャーがスーザン役、「初恋」のジョン・モルダー=ブラウンがマイク役を演じた。イギリスのシンガーソングライター、キャット・スティーブンスと、ドイツのプログレッシブロックバンド「カン(CAN)」が楽曲を担当。日本では72年に劇場初公開。2018年1月、デジタルリマスター版でリバイバル公開。」
勤務を終えて帰るシーン。白衣の仕事着から目の覚めるような黄色いエナメルのロングコートに着替え、風を切って歩いて行くシーンは文句なくかっこ良かった。右にいるマイクの恥じらうシーンがかわいい。
ヒロインのスーザンを演じたジェーン・アッシャーはポール・マッカートニーの元婚約者だった。「オール・マイ・ラヴィング」「アンド・アイ・ラヴ・ハー」「恋を抱きしめよう」をはじめとする多数のポール作曲の曲に大きな影響を 与えたという。
ストリップ小屋の前から彼女にとてもよく似ていたので思わず持ち去った等身大の看板ポスター。プールに投げ込み自分も全裸になって抱き着くシーン。何とも大胆で痛々しい少年の心。一瞬、生身の彼女に変わったりして視覚効果を駆使したシーンになっている。
こちらは悲劇のラストシーン。
楽しめるか恐々観に出掛けたのだが、期待以上に良かった。
主役の二人がチャーミングだったし、なかなかお洒落な映画だった。
少年の心をもてあそぶととっても怖い結果になるのです。というお話でした・・・
主人の大阪の家は 港区にあるので
姑が 元気な頃は 商店街を歩いたりしたのですが・・・
映画「早春」のことは 全く存じませず
不思議な空気感の映画とお見受け
そうだったんですか。思い出がおありなんですね。
大きなショッピングセンターにしか行かなくなりましたが、
商店街はとても落ち着きます。
昭和の香りがします。