大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

麻痺は治る

2022年11月21日 18時42分11秒 | 書籍紹介

            著者 堀尾憲市 1947年岐阜県恵那市生れ

独創的な事を好み、それがこうじて日本にも他に例の無い建築法の家を考案。「柱千本の家」という建設会社を

経営している。

平成25年2月に重症の脳卒中で倒れ、独自に考案したリハビリで、重度の後遺症の麻痺からわずか40日で生還しその普及の為に奔走する毎日を送っている。

前書

私達人類に備わっている脳。寝ているときも起きて活動している時も体のあらゆる処を一瞬の安みもなく動かし続けてくれる。

無限の神秘に包まれたこの臓器。頭蓋骨の中で何十もの幕に包まれ髄液の中に浮かんでいる。

体重のわずか二パーセントでありながら重さからは不釣り合いの全血流の二五パーセントを消費している臓器。

それに張り巡らされている血管の総延長は10万キロメートルにもなるという。

ここから全身に張り巡らした神経は数億本にもなり、その総延長は一六万キロメートルにもおよぶといわれている。

しかもこれらは全体の五パーセントだけが活動し、九十五パーセントは予備の状態で待機しているという。

活動域が何かの非常事態になり損傷すればすぐさま予備の部分が損傷部分に置き換わり活動をはじめる。

大事な心臓でさえ予備は無く一つで賄っているのに実働部分の二十倍もの予備を備えている臓器、脳。

身体がどんなに存続困難な事態になろうと滅亡を阻止し復活へと導く、脳そのものに非常事態が起これば驚くべき

能力を発揮し自らを修復してしまう総合司令塔である脳。

これからの話はこの脳にある日突然起こった一大事を脳がどのように対応し解決したかの驚異の実話である。

 

※息子の健太郎が2012年2月、スケートボードで転倒し脳挫傷で前頭葉の機能をすべて失いました。

その時、前頭葉が機能しないということは、、、、と、手術を執刀してくれた先生の説明を聞きながら一瞬絶望しました。

しかし、「脳にはメスを入れて確かめることができないのです。そこは神の領域なのです」という言葉に光を見た様な気持ちになり、

希望に向かってひたすら息子の脳細胞に語りかけることをしていました。

丁度10年たちました。息子はその時に交際していたけいこさんと結婚し、岡山倉敷でふつーに生活しています。

あの時の息子の前頭葉はあの時のまま機能していませんが息子はあっけらかんと暮らしています。

そのことが(いったいどうなってるんだろう?)と不思議なままでしたが、この著書に偶然出会い、

「そうか!95%で万全に待機してくれていた脳が修復に向かって全力で働いてくれたのだ。」と納得したのです。

その時の闘病の様子を2012年3/4から4/23まで綴っています。

左側ブックマーク欄 大きなかぶ農園便りからご覧下さい

 

 

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2 コメント

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Unknown (ドク)
2022-11-26 10:25:52
懐かしくもあるあの時
見舞いに行くたびに変わっていく
あんなに脳を不思議に感じた事はなかったですね
(^-^;
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Unknown (ひわ)
2022-11-27 09:38:43
ドクさん
おひさしぶりです
あの時はほんとうにありがとうございました!!
みなさんの祈りがあってこその復活でした!!
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