大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

ヒタヒタと確実に。。。。

2023年11月06日 08時41分33秒 | 日記

 

     

強い生命力と浄化力を持つ「真菰マコモ」から採った納豆菌で納豆が出来ないだろうかと夫が思い立ち、

2014年から大きなかぶの納豆の加工を頼んでいる道南平塚食品の社長に相談するべく、真菰を携えて土曜日の午後 登別に行く。

平塚社長は愉快で面白い。色々な商品開発を試みる。

昔、「納豆シュークリームが出来た!」と言うので恐る恐る食べたら意外と普通だったが、、、、

お菓子屋さんとコラボしたんだったかな、、、また食べたいとは思わなかった(ーー;)

そもそも納豆菌に毎日モーツアルトを聴かせているというのだから心は愛に溢れている。

材料の豆には特にこだわりを持っていたが、納豆やところてんのタレに使っていた本みりんや醤油が実は

遺伝子組み換えと分かったとき、一年がかりで安全な物に総取り替えをした。

その社長が、最近読んだ本が感動したから大きなかぶも買って読みなさい、と薦めてくれたのは

『もうあきらめないUNSTOPPABLE』著者ゼン・ハニーカット 現代書館 1500円+税

健康な夫とゼンさんから産まれた3人の子どもたちが深刻な食物アレルギーと自閉症を発症、

無表示の遺伝子組み換え食品を与えていたことに気づき、100%オーガニック食材の食事に切り替えると

症状はすっかり改善する。ゼンさんの体験は全米のお母さん達を巻き込んでいく。

平塚社長は登別市の給食センター新設に伴い、是が非でも子どもたちに安全な給食を提供できないか思案中だと言った。

お金を出す人たちは器(建物や設備等)のことばかりで中身にはほとんど関心が無さそうなのが歯がゆい。

どうしたらよいか。なんとかしたい。 熱く語ってくれた。

その熱いエネルギーを目の前で感じながら、

すでにこの瞬間今ここで熱弁振るう平塚社長の熱い熱い波が納豆工場の屋根を突き抜け天を舞い、

登別市を包み込み、想いを同じくする人たちの頭上にキラキラと舞い降り注ぐ絵が見えた。

成るね。きっと成る。ひとが健康で幸せっていう当たり前の事が成らないわけが無い。

大きなかぶが浴びたその波は長沼上空にも運ばれてこぼれているだろう・・・

北海道は日本一大きな農地を持つ。だから日本一農薬も化学肥料も消費する。

巨大で巨額なトラクターを買って大きな田畑を短時間で効率よく作業しバンバン稼いで、

我が子を大都会の大学に学ばせ海外留学もさせ、億単位の借金もザクザク返しながら

(オババのひがみ混じりのドクダンとキメツケとモウソウによる見解ではあるが)

ニッポン国の台所を席巻する超大型優良農業者といわれる人たちにはちんぷんかんぷんだろう。

ここへ来て農薬や化学肥料の高騰が示すその先には、新しい農業の姿が浮かび上がる。

食とはなんたるか。国や農協の利益最優先のシナリオに別れを告げる日は近いのだ。

状況は静かにヒタヒタと確実に変化している。

 

 

 

 

 

 

 


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