前のブログで『良い革』について少し書きましたが
今日はそんな良い革を使ってコバ磨きをしてみました。
上手にコバ磨きができる革
〇 タンニン鞣しで繊維が詰まっている革
〇 タンニン鞣しでオイル加工を施した革
などが個人的には適していると思います。
そういった意味でコバ磨きに適している『良い革』です。
参考本等を見ながら同じ要領でコバ磨きしているのに
なかなか光らない、ツルツルにならないっていう時は
1度、革の質を見直す事も大事だと思います。
一言で【コバ磨き】と言ってもその工程は何段階もあります。
(*コバとは革の断面の事です。)
また、大事な事、押さえておかなければいけないポイントも
沢山あります。
まず、カットした断面が平ら(垂直)である事。
コバ磨きはスリッカー等の工具を使用しますが
スリッカーの面が革の断面にまんべんなく当たっていると
いう事が条件となります。
断面が斜めだと尖った所しか磨けません。
1枚の革の時はここに気をつけて磨くといいと思います。
では、2枚に重なった時はどうでしょう?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/18/aeb08f0ed98dfbc9f3eca1bcad3f8484.jpg)
断面を垂直にする所は同じです。
重なった革のコバ磨きでは良く2枚を1枚に見せるという
言葉を聞くと思います。
これをやるには重要なポイントあります。
それは、圧着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/f6/f5737cff9a6103629ef8e69aa42b9f83.jpg)
断面を揃えて貼り合わせたら
金槌等で軽く叩いて圧着します。
こうすると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/32/8256b13fd4a3f717014e3754fd1ae39f.jpg)
貼り合わせただけで重なりの筋がかなり見えなくなります。
そして、1回磨きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/d9/29c8272bd7ff1565f937d7aead7ce71b.jpg)
(私が使用した革は凄く繊維が詰まっていましたので
水のみで磨きました。)
この後、800番手位の紙ヤスリで軽くヤスります。
ヤスる理由は断面をより、きめ細かな断面にする為と
1度、光ったコバはもうそれ以上にはならないからです。
2回目
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/db/5b740c45a6ccd3c7e111bb93dfb00d39.jpg)
3回目
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/ad/1e2d58b6a343c67b5b208e14373ba09e.jpg)
というように 自分が納得するまで
この工程を繰り返します。
そして
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/9c/e1051d61a6a9dcc711b6ab1c9f617033.jpg)
これが5回目です。
最後は水→ヤスリ→トコノール→オイルという
順番でこれは仕上げました。
コバ磨きにはトコノールの他にもCMCとか
フノリとかが良く使われます。
また、焼き締め処理を行ったり、ロウを塗ったりと
人によって多種多様なやり方があります。
コバ処理は他にもコバ塗りやヘリ返し等もあるので
作風や使用する革と相談して適したやり方で処理すると
いいと思います。
また、イタリアの某ブランドのように
敢えて、磨かない事を作風にするやり方もありますね。
ホームページ
↓ ↓
Handmade Leatherwork Akashi
住所 千葉県柏市南柏1-2-6 南柏ビル 605
TEL 0471-43-9998
定休日 水曜日
営業時間 AM 11:00~PM 20:00
メール tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp
今日はそんな良い革を使ってコバ磨きをしてみました。
上手にコバ磨きができる革
〇 タンニン鞣しで繊維が詰まっている革
〇 タンニン鞣しでオイル加工を施した革
などが個人的には適していると思います。
そういった意味でコバ磨きに適している『良い革』です。
参考本等を見ながら同じ要領でコバ磨きしているのに
なかなか光らない、ツルツルにならないっていう時は
1度、革の質を見直す事も大事だと思います。
一言で【コバ磨き】と言ってもその工程は何段階もあります。
(*コバとは革の断面の事です。)
また、大事な事、押さえておかなければいけないポイントも
沢山あります。
まず、カットした断面が平ら(垂直)である事。
コバ磨きはスリッカー等の工具を使用しますが
スリッカーの面が革の断面にまんべんなく当たっていると
いう事が条件となります。
断面が斜めだと尖った所しか磨けません。
1枚の革の時はここに気をつけて磨くといいと思います。
では、2枚に重なった時はどうでしょう?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/18/aeb08f0ed98dfbc9f3eca1bcad3f8484.jpg)
断面を垂直にする所は同じです。
重なった革のコバ磨きでは良く2枚を1枚に見せるという
言葉を聞くと思います。
これをやるには重要なポイントあります。
それは、圧着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/f6/f5737cff9a6103629ef8e69aa42b9f83.jpg)
断面を揃えて貼り合わせたら
金槌等で軽く叩いて圧着します。
こうすると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/32/8256b13fd4a3f717014e3754fd1ae39f.jpg)
貼り合わせただけで重なりの筋がかなり見えなくなります。
そして、1回磨きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/d9/29c8272bd7ff1565f937d7aead7ce71b.jpg)
(私が使用した革は凄く繊維が詰まっていましたので
水のみで磨きました。)
この後、800番手位の紙ヤスリで軽くヤスります。
ヤスる理由は断面をより、きめ細かな断面にする為と
1度、光ったコバはもうそれ以上にはならないからです。
2回目
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/db/5b740c45a6ccd3c7e111bb93dfb00d39.jpg)
3回目
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/ad/1e2d58b6a343c67b5b208e14373ba09e.jpg)
というように 自分が納得するまで
この工程を繰り返します。
そして
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/9c/e1051d61a6a9dcc711b6ab1c9f617033.jpg)
これが5回目です。
最後は水→ヤスリ→トコノール→オイルという
順番でこれは仕上げました。
コバ磨きにはトコノールの他にもCMCとか
フノリとかが良く使われます。
また、焼き締め処理を行ったり、ロウを塗ったりと
人によって多種多様なやり方があります。
コバ処理は他にもコバ塗りやヘリ返し等もあるので
作風や使用する革と相談して適したやり方で処理すると
いいと思います。
また、イタリアの某ブランドのように
敢えて、磨かない事を作風にするやり方もありますね。
ホームページ
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Handmade Leatherwork Akashi
住所 千葉県柏市南柏1-2-6 南柏ビル 605
TEL 0471-43-9998
定休日 水曜日
営業時間 AM 11:00~PM 20:00
メール tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp