千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

平成最後のレザー教室

2019-05-02 08:27:15 | レザー教室
時代は令和へと入りましたね。
私自身は元号が変わった事以外は
何も変わらないのですが、周りはお祝いムード一色で
少し取り残された感が否めません。。。
そんなムードに便乗してブログを綴ります



令和3日前にお越しの生徒さんはAさんとSさんです。

Aさんは牛、型押しの革でリュックを製作中です。
手縫いの距離が長いのと細かいパーツが多いので
なかなか進みませんが、根気良く製作頂いてます。

構造上、内側から手を突っ込んで手探りでの手縫い。
『あ~~』とか『う~~』とか言いながらの作業
自分が作りたい物を作るというのは楽しい事ばかりでは
ありませんが、出来上がった時の感動や嬉しさの為に
皆さん、頑張って頂いてます。
このリュックもようやく形になり、先が見がえてきましたね。
こうなるとモチベーションも上がるので、あとは
完成させるだけです
お疲れ様でした



Sさんはドラムのスティックを入れるケースを製作中です。

牛革黒ヌメで製作。
スティックケース、私は製作した事がないアイテムですので
その仕様に私自身とても勉強になりました
考えながら一緒に型紙を製作した後、革の切り出し。
縫う順番や組み立て方を説明させて頂き
出来る所は自宅で進めて頂きます。
次回はファスナー取り付けからですね。
完成まで頑張りましょうね








令和2日前は
TさんとFさん。
Tさんはトートバッグ製作です。

ご自分で選んで購入されたイタリアレザーの赤で製作。
Tさんは同じ形を数個製作してますので手際も良く
進めて頂きました。


完成です!
持ち手の長さが数センチ違うだけでバッグ自体の雰囲気が
変わるのでその辺の拘りがセンスを感じます
とても鮮やかな発色で、とても可愛らしいバッグが
完成しましたね。
お疲れ様でした



生徒Fさんは
ヌメ革で外縫いのスクエアバッグを製作中です。
本体の写真を撮るのを忘れました。。。


これはファスナーマチのパーツです。
片側にファスナーを縫い付け、片側をバッグの本体口元に
縫い合わせるとファスナーで開くバッグになります。
後は持ち手ですね。
先程も書きましたが、持ち手の雰囲気でバッグの表情が
変わるので重要なポイントなる所だと思います。
形を含め、慎重に進めて行きましょうね。
お疲れ様でした





令和最後の日は生徒Iさん
Iさんは製作ではなく、リメイクです。

その前に少し革の事をお話しますと、、
昔の革と現在の革では昔の革の方が遥に良い革という事です。
こういう話をすると【良い革とは何?】という論争になり
面倒臭いので、良い革のお話は割愛しますが

簡単にいうと手間のかけ方や製法の違いです。
それによって革の質、エイジングの美しさに
大きな違いが出てきます。

昔といっても40~50年位前の事で
私自身、10年位前の革と現在とでは変わってしまったと
感じています。
もちろん、高いお金を出せば手に入りますが
安くて良い革が10年位前では容易に買えました。
この背景には食が変わった事、高齢化や技術の後継等
様々な事が重なった事にあると思います。


Iさんはご家族が革好きだった事があり
そんなレザーアイテムがたくさんあり
それらを使えるようにリメイクしたいという
革への愛情が溢れる方です
今回は2品目

ショルダーバッグです。

本体は綺麗ですが肩紐がボロボロになっているので
それを作り直します。
とはいえ、同じ革を探すのは無理なので似たような革で製作します。
どうせ作るならちょっと仕様も変えて
楽しみながら進めて頂いてます。
古き良き時代のレザーがこの令和の時代に生まれ変わって
また、40年、50年使えると思うとロマンを
感じるのは私だけでしょうか
良い経験をさせて頂いてます
次回も頑張りましょうね




最後にブログを見て頂いてる皆さん
令和も変わらず、宜しくお願い致します















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TEL    0471-43-9998
定休日  不定休
営業時間 AM 11:00~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp
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