退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#707: GMOとグリーンピース

2016-07-02 20:39:44 | アメリカ便り
6月30日のワシントンポストのインターネットサイトに面白い記事が出ていました。
107人のノーベル賞受賞者がグリーンピースに、GMO反対運動をやめるように手紙を出したそうです。

この手紙には開発途上国のビタミンA欠乏を減らすことができる、GMO米(ゴールデンライスと呼ばれています)の輸入阻止運動を中止するようにと書いてあるそうです。
ビタミンAが不足すると子供たちの間で、目が見えなくなったり、死亡したりすることがある恐ろしい病気を起こします。

科学の力で改善された食品についてもっと勉強し、その発見をした科学、政府の努力を認め、今すぐ反GMO、特に反ゴールデンライス運動をやめるようにとも書かれています。
フィルシャープ、リチャードロバーツが言ってます。
“私たち科学者は科学の論理を理解しています。グリーンピースが行っていることは科学にダメージを与える反サイエンスにすぎない”。
“グリーンピースとそのフォロアーたちは故意に、消費者を怖がらせようとしている。でもそれはただ単に、グリーンピースにお金を集めたいだけ”。
ロバーツはグリーンピースが手紙を読んで、過ちを認めてくれることを望むとも言ってます。

科学者の一般的考えでは、実験室で遺伝子を編集して作られたGMOは一般的交配で作られた食物より危険であると言う事はない。
ビタミンA不足により世界で毎年25万から50万人の子供が視力を失っています。

消費者はGMOに関してただ単に恐れず、勉強して理解を示してほしいです。
私が昔、GMOの開発をしていたという理由だけでこのようなことを言っているわけではありませんよ。

https://www.washingtonpost.com/news/speaking-of-science/wp/2016/06/29/more-than-100-nobel-laureates-take-on-greenpeace-over-gmo-stance/?postshare=7191467222094649&tid=ss_tw

ということで、皆さん英語版ですが、上記のサイトを覗いてみてください。

ハブグレジュンタのマミー