退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#711: いつまでたっても変わらないアメリカの人種社会

2016-07-08 22:22:43 | アメリカ便り
またまたおきましたね。
ルイジアナ(月曜日)とミネアポリス(水曜日)で起きたポリスによる黒人射殺。

今日は私が住んでいる町の隣町でも発砲事件が起きました。
スピード違反をした車を止めたところ、今度はポリスが運転手に撃たれたそうです。
撃たれたポリスは危篤状態。
犯人は逃げたけど、しばらくしてつかまりました。
ミネアポリスの事件に対抗してポリスを撃ったといっているそうです。

更に、ダラスでも黒人狙撃者に白人ポリスが狙い撃ちされ、5人死亡、7人が負傷したとのこと。
もっともっとこういった事件がエスカレートしていきそうな感じです。
黒人から言わせれば、人種差別による殺人だといいますが、果たしてそうなのですか?!

ということで、ちょっとネットサーフしてみたら以下のことが書かれていました。
でもこれはあくまで統計で、その“数字集め”にも人種差別が起きていることと思うので、以下のことはあくまで参考だけにしておいたほうがよいと思います。

  2015年、ポリスは黒人の2倍もの数の白人を射殺したそうです (ワシントンポスト)。 
  50%の射殺された人は白人で、黒人は26%だったそうです。
  射殺された人の多くがガンや他の武器を持っていたか、さもなくばポリスに危害を与えそうな人達だったそうです。
  でもこの数字を見る限り、やはり人種差別が起きているではないかとなるでしょう。
  というのも白人はアメリカ人口の62%を占め、黒人は12%しか占めていないからです。
  しかしながら、国が行った2009年の統計では、75の大きな地区で起きた窃盗の62%、殺人の57%の殺人、傷害の45%は黒人によるものだったそうです(これらの地区での黒人の比率は15%)(ウオルストリートジャーナル)。

このように全体の15%しか占めない黒人がこのように犯罪を犯しているとなると、ポリスも差別的に黒人に対して、市民を守るため、自身を守るため、注意を払わなければいけないのです。

黒人と白人、60年代の人権運動以来、うわべの人権は非常に改善され、黒人も白人も同等にチャンスは与えられていると思います。
しかしながら、依然として人種問題は改善されていません。
昨日も言ったように、人種問題をなくすにはET みたいな人種を忘れさせる、共通の敵が現れない限り無理ではないかと思います。
黒人の多くはいつまでたっても代わり映えがしない。
何かあればすぐ人種差別を唱える。
でもどうしてそうなるかということを考えない。
セントルイスにしてもニューヨークにしても、アメリカどんな都市にも黒人地区があります。
そしてそんなところは、たとえばセントルイスの黒人地区を言えば、信号が赤でも止まってはいけないなんていわれている。
それぐらい一般人にとっては危険なところなのです。
日本では“今のところ”考えられないでしょうが。
そんなところで働くポリス、普通の常識ではやっていられないのでは、と少しはポリスの方を持ちたい気もしますが、でもやはり、非常識なオーバーリアクションは人種差別といわれても仕方がないことです。

ハブグレジュンタのマミー