退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#710: HPVワクチン

2016-07-07 22:45:09 | アメリカ便り
先ほどのニュース(もちろんアメリカのです)で、子供(11~13才)にHPVワクチンを受けさせるようにといってました。
日本で聞くことと反対のことを言ってます。
日本では副作用が激しいとのことで、あまり推薦していないと聞きましたが。

HPVとはヒューマンパピローマウイルスのことです。
このウイルスは性交渉で感染し、子宮頸がんなどの原因となります。
アメリカ人は現在8千万人、つまり4人に一人が感染しているそうで、ティーンエイジャーもいれて年間1400万人が感染しているそうです。

私は娘が12才のときに受けさせました。
といっても12歳で、性交渉を許したというわけではありません。
万全を期しただけです。
私は病気を防ぐワクチンは全部受けているし、子供たちにも受けさせています。

アメリカで使われているHPVワクチンはガーダシル、ガーダシル9、サーヴァリクスがあり、危険な副作用を起こすこともあるけど、一般的に安全ということになっています。

日本の厚生省で発表したHPVのワクチンによる有害事情の統計を見ると、次のような報告が書かれていました。
ワクチンの販売開始から平成26年11月迄約338万人がワクチンを受けたそうで(約890万回接種:通常3回の接種が必要)、その内副作用の疑いがあったのは2584人(約0.08%の全接種者または約0.03%の接種回数)だったそうです。
そのうち追っかけ調査ができたのは1736人で、そのうち1550人(約89.1%)は回復したそうです。
未回復者は186人(約10.7%、接種を受けた人の約0.005%:約0.002%の全接種回数)だったそうです。

この数が多いか少ないか、私にはなんともいえません。
どんなに少ない確立でも、その確立に当たったらたまりません。

でも、どんな医療行為にも危険はつき物であるということを忘れてはならないと思います。
病気にならないために受けるワクチンにも危険はあります。

どんなに一般的に行われているワクチン(インフルエンザも入れて)でも、利益と不利益を見極めて受けなければいけないと思います。

ところで今日聞いたニュースによると、男の子にも受けさせるようにといってました。
“え~そんなこと知らなかったし、医者も何も言わなかった”。
息子、かわいそうだけど、もう遅いでしょう。

ハブグレジュンタのマミー