退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1632: 宗教に勝るもの、それは義務感と犠牲的精神(愛情)

2021-09-12 02:31:24 | アメリカ便り

おはようございます。

またまた早くも土曜日となってしまいました。

今日は9:11です。

もう20年経ったんですね。

そして、20年続いたアフガン戦争は多くの犠牲者を出し、呆け爺とその閣僚たちのおかげで、戦争関係者たちに、❝犠牲者たちはなんのために死んでいったんだ❞、と言わしめる終わり方をしてしました。

アメリカ軍撤退を待たずにタリバンはアフガニスタンを占拠し始め、元の10世紀時代の社会を復活、ただ違ったことと言えばアメリカ軍が残していった8兆円余りの最新兵器で身を包んだことぐらいでしょうか。

相変わらず教育、文化、就労から女性の自由を奪い、逆らえば奴隷のように鞭で打つ。

でもこういう国にもう何百年も住み続けている人達、女性は真っ黒黒子のかっこをして男はみんなひげ面。

信仰のためなんでしょうが、信仰ってそもそもなんなんだ?、って私は聞きたいです。

ブッカ来て1日に何回も座り込んで土下座するのが信仰なんですか?、その心は❓

モルモン教徒はコーヒーを飲むことも泳ぐことも酒を飲むことも許されていないと、日本にいた時、例のネクタイして胸に名札を付け、自転車に乗り、リュックを背負ったかわいいアメリカ人モルモン教伝道師から聞いたことがあったっけ。

どうしてダメなんですか、と聞いたら、❝自分から命を縮めたり断ったりするような行動がだめなんです❞、と言ってきました。

❝じゃー自転車も外を歩くこともダメじゃん❞、とは突っ込みませんでしたが。

かわいそうなくらい、よく言えば純粋、悪く言えば❝馬鹿なの?❞、なんです。

生きてることすべてが死につながると思うんだけど。

信仰すると言うことは疑問を持っちゃいけない、と言うことになるんじゃないでしょうかね

どうりで疑問だらけの私には信仰心がないわけです。

と言っても神と言うより、以前も書きましたが、私は先祖から伝わってきた精神(スピリット)、遺伝子を信じます。

生物はいずれ滅びるけど代々伝わってきたスピリットは滅びない。

娘息子を見ていると、変なアメリカ人のスピリットも受け継いで入ますが、私の日本人としての、そして我が家系のスピリットはちゃんと受け継いでいると思うので、自分の生物としての命がいつ滅んでも良いと思えるようになってきました。

こう思えるようになったのは60歳過ぎてからですが。

私の子供たちも信仰心はありませんが、常識、思いやりを備えた良い子に育ってくれました。

しかしながら9:11で救助のために死んでいった人たちの行動を聞くと考えさせられます。

貿易センターのタワーから非常階段を下って逃げてくる人たちとは反対に、重い装備を付け70階も80階も登っていく消防士たち、自分達はきっと生きてはこの階段を下りてはいけないと知っていて登って行ったと思う。

何が彼らをそうさせたのか。

消防士、または警察官としての義務感からか。

更にユナイテッド・フライト93の乗客もそうだ。

キャピタルに突っ込むことを阻止するため自分たちを犠牲にしたのだ。

これらの行動は宗教やら信仰心から来ているのではないと思う

太平洋戦争で死んでいった特攻隊もそうと思うが、義務感そして己を殺して誰か(家族、母国)を助けると言う犠牲的精神(愛)から来ていると思う

だから私は義務感、犠牲的精神(愛)は宗教より勝ると思う

比べちゃーいけないでしょうが。

 

PS. 日本の皆さん、私、日本に帰れそうです。

昨日のニュースで、政府が経団連の申し入れで、2週間の隔離期間を少なくとも10日間にするそうです。

そして、ワクチン接種者(ファイザー、モデルナ、多分アストロゼネカも)には他にも便宜が図られそうです。

嬉しいな。

ハブグレジュンタのマミー