横浜から北海道の山村に移り住んだ、我が家のつぶやき

北海道追分に移り住み5年。今度は追分から恵庭へ。毎日が新鮮で愉しい事だらけ。そんな生活を気まぐれにおしゃべりしています。

私たちは最後まで戦う。

2011年03月28日 06時16分14秒 | まちこつぶやき

新聞を読んでいたら、こんな記事が載っていた。

 

「家も学校も友達も家族も全部失ってしまった。

こんな現実を誰が耐えられるのか。

本当ならすぐに飛んで実家に帰りたい。こんな精神状態での過酷な労働・・・・もう限界。

地震は天災。でも原発による放射能物質の汚染は東電がこの地にあるせい。

被災者である前に、東電社員としてみんな職務を全うしようと頑張っている。

心身共に極限まできている。

でも私たちは最後まで戦います。」

 

これは福島原発で復旧作業に携わる東電社員が知人に送ったメールだ。

メールの送信者は現在も施設内で、見えぬ放射線にさらされ、復旧作業を続けている。

原発で働く人の大半は地元住民で、家を流された社員も多いと言う。

この社員の実家も津波に襲われ、両親は行方不明のまま。

 

東電社員も被災者の一人に違いないが、思いは複雑のようだ。

地震すら東電のせいだと言わざるを得ない勢いの住民感情。

どの人もどの人も、苦しい。

あれだけ多くの被害をもたらした津波は、

その後も多くの人々の、心を身体を痛めつけている。